初めての人にも分かりやすい!正しい香木の使い方とは?

お香の楽しみ方には様々な種類があります。今回は初めての人にも分かりやすい、香木の正しい使い方をご紹介します。香木の正しい使い方を知り、お香の香りを楽しんでみませんか?

目次

  1. 香木とは?
  2. 香木の使い方①「空薫(そらだき)」
  3. 香木の使い方②「聞香(もんこう)」
  4. 暮らしの中の香木
  5. 香木の正しい使い方まとめ

香木とは?

お香

香木とは、その名の通り香りを放つ木のことを言います。沈香や白檀、伽羅などが有名で、薄く削った香木を加熱することで良い香りを放ちます。白檀は加熱しなくても香りを放つため、扇子や数珠の材料としても使われています。

香木の歴史

香木に関しての最も古い記録は、595年までさかのぼります。淡路島に香木が漂着したことが最初の香木の伝来とされています。漂着した木を火の中に入れたところ、良い香りがしたためその木を朝廷に献上したという記録が『日本書紀』に残されています。東大寺の正倉院宝物の中にも香木があります。重さ11kg以上もある巨大なものです。

現在、4月18日は「お香の日」となっています。これは1992年に全国薫物線香組合協議会が制定したもので、香木が漂着した4月と「香」という字を分解した「一、十、八、日」を合わせています。
事項ではその香木の正しい使い方について解説していきます。

香木の使い方①「空薫(そらだき)」

まず、お香の使い方には2種類あることを覚えておいてくださいね。部屋に香りを漂わせる「空薫」と、静かに香りを鑑賞する「聞香(もんこう)」です。まずは「空薫」について詳しく見ていきましょう。

空薫とは?

昔からのお香の使い方です。平安時代には部屋や衣服にお香の香りを染み込ませる時などにも使われていました。広い空間に香りを漂わせたい時によい方法と言えます。

必要な道具

空薫を楽しむために必要な道具は多くありません。聞香炉(ききごうろ)、香炉灰(こうろばい)、香炭、火箸、香木です。初めてでどのようなものを買えばよいかや使い方が分からないという方には、便利な説明書付きセットも販売されていますよ。

空薫の手順

香炉灰を香炉に入れ、に空気を含ませるよう火箸などでゆっくりと静かにかき混ぜておきます。かき混ぜたら灰の表面を平らにして下さい。次にマッチやライターなどで香炭に火をつけ、灰の上に置きます。この時、角をあぶるようにすると、火がつきやすくなります。

香炭に火が回ったら、半分ほど灰の中に埋めます。灰が温まったら香木を香炭の近くに置くと、よい香りが部屋に広がってきますよ。

注意すること

香木は太さ2㎜、1㎝角くらいのものが使いやすくて良いと思います。もし香木が焦げてしまったり、煙が上がるようならもう少し香炭から離してみて下さいね。立ち消えを防ぐために、香炉の蓋は外して使用するとよいと思います。

香木の使い方②「聞香(もんこう)」

聞香とは?

香を広い空間に漂わす空薫とは違い、聞香は静かに香木の香りを鑑賞します。香木の香りを深く味わうことができ、贅沢な時間を過ごすことができます。さまざまな香木を楽しむのも良いですね。

必要な道具

こちらも空薫とは違い、必要な道具が少し多くなっています。聞香炉(ききごうろ)、香炉灰(こうろばい)、香炭、火箸、香木までは空薫と同じです。その他に銀葉、銀葉挟み、灰押さえが必要になってきます。こちらも詳しい説明が入ったセットが販売されています。少し使い方は難しくなっていますが、ぜひチャレンジしてみて下さいね。

聞香の手順

コンロや電熱器を使い、香炭全体に火が回るようにします。コンロを使用する場合は網を敷いて熱して下さいね。香炉灰は空薫の時と同じように空気を含ませるため、ゆっくりとかき混ぜておきます。そして灰の真ん中に香炭がおさまるくらいの穴を空けます。

香炭の表面が白くなってきたら、火傷に気をつけて穴の中に入れます。香炉を回しながら、灰を火箸で中心に向けて掻き上げ、山を作ります。香炭は見えなくなりますが、大丈夫です。次に1本の火箸で山の頂上から香炭まで垂直な「火窓」を空けます。

火窓を開けたら、銀葉挟みで火窓の上に銀葉を乗せます。火窓の中心に銀葉が来るように上手に乗せるのがポイントです。最後に香木を銀葉の中心に乗せます。

注意すること

香木は太さ5㎜、2㎜角くらいのものが適当かと思います。香木から煙が上がらないよう、火加減を調節して下さい。灰の温まりが悪いと香りが出にくいことがあるので、準備をする時にしっかりと灰を温めておくことが大切です。

用意した香炉の使い方

聞香を楽しむことを「香を聞く」と言います。香炉を左手に持ち、水平にします。親指が香炉の端にかかるようにし、しっかりと支えてください。右手は香りが逃げるのを防ぐために筒状の形にして香炉を覆うように乗せます。

香炉に顔を近づけ、右手と左手の間にできた隙間に鼻を近づけます。ゆっくりと香りを吸い込み、吐くときは香炉から顔を離して息を吐きます。聞香の後の香木は、空薫に使用することもできますよ。

暮らしの中の香木

これまでお香の使い方を2種類紹介してきました。しかし暮らしの中にはまだまだ便利なお香の使い方が存在します。

住まいの中での使い方

香木を使ったお香は、玄関先に置いてよい香りでお客様をお迎えするのにぴったりです。あまり強い香りは良い印象を与えないので、ほのかな香りが良いと思います。リビングや和室、寝室に置いてリラックスタイムを楽しむという使い方もあります。また、お香は天然香料なので防虫香としてクローゼットなどにも使用できます。

ビジネスシーンでの使い方

応接室など、大切なお客様がいらっしゃる場所に置くのも良いですね。また、お香の香り付き名刺というものもあります。初対面でも香りで印象に残ることができますね。

香木の正しい使い方まとめ

いかがでしたか?前述したように、香木には生活の中でたくさんの使い方があります。最近ではリラックスタイムなどに使用するお香など、たくさんの種類が販売されていますね。ぜひ自分のお気に入りを見つけ、香りを楽しんでみてはいかがでしょうか?ここでご紹介した空薫や聞香にも挑戦してみて下さいね!きっと優雅でリラックスした気分になれることでしょう。

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