仏壇の開眼供養とは?服装/用意するもの/お布施の相場/お供え物

仏壇の開眼供養とは?服装/用意するもの/お布施の相場/お供え物

先祖の供養のため新しく仏壇を購入後、まず行うなう儀式があります。開眼供養(かいげんくよう)です。僧侶をよんで開眼供養を行うことで、仏壇に祀る本尊が尊像になり、供養の対象となります。

最終更新日: 2020年02月29日

仏壇購入時の開眼供養は本尊に対して行う

仏壇

仏壇を購入した際の開眼供養の儀式は、仏壇本体に対して行うものではありません。
仏壇に安置されるご本尊に対して行われる儀式になります。
開眼供養は、新しく仏壇を設置したときに、安置される本尊に魂を吹き込み、家や家族をまもるために眼を開いていただくと行う儀式なのです。
そのため、開眼供養は慶事(祝い事)になります。

※浄土真宗では本尊などに魂を吹き込むという考えが無く、仏壇を購入した際の開眼法要は行わず「御移徙」(ごいし)という法要を行います。

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「終活ねっと」運営スタッフ

今回「終活ねっと」では、仏壇の開眼供養について以下の点を軸に解説します。

  • 開眼供養の流れ
  • 開眼供養に必要なもの
  • 開眼供養のお布施
  • 開眼供養の服装
  • 東大寺大仏の開眼供養

知りたい情報や興味のある項目をピックアップしてお読みいただけます。
ぜひ最後までご覧ください。

仏壇に安置される本尊とは・・・

本尊は仏壇に安置される仏像のことです。
宗派により掛軸や曼荼羅の場合もあります。
本尊は宗派によってことなります。

・天台宗 阿弥陀如来
・真言宗 大日如来
・浄土宗 阿弥陀如来
・浄土真宗本願寺派 阿弥陀如来
・真宗大谷派 阿弥陀如来
・臨済宗 釈迦如来
・曹洞宗 釈迦如来
・日蓮宗 曼荼羅

となっていて、この本尊に魂を吹き込むのが開眼供養になるのです。

開眼供養の流れ

まず、準備をしましょう。

1. 仏壇の完成し家に入る日が決まったら、開眼供養を行う日を決めます。
これは、仏壇が入る当日でなくてもかまいません。

2. 付き合いのある寺院の僧侶に開眼供養のお願いをし、日程を相談をします。

3. 開眼供養に招く人を選びます。

4. 当日の法要後の会食の手配をしておきます。

5. 僧侶に渡すお布施の準備をします。

当日の流れ

1.僧侶の読経

2.参列者の焼香

3. 会食や茶菓子でおもてなし

と進んでいきます。
最近は会食や茶菓子を省略することも多いです。

開眼供養に必要なもの

開眼供養を行うにあたり、用意しておくものがあります。
まず、ろうそくですが、開眼供養は慶事になるので白ではなく、朱のろうそくを準備してください。
お供えとして、昆布など海の幸、しいたけなど山の幸、野菜など里の幸、お赤飯なども用意しましょう。

開眼供養の時期

仏壇を購入した際の開眼法要は家に始めてご本尊を迎え入れる重要な儀式ですが、開眼供養のみで行うと費用もや手間もかかりますので、行う時期に決まりはありません。
しかし忌明けの日の四十九日法要か一周忌、三回忌に合わせて新しい仏壇を購入し、合わせて開眼供養を行うと良いでしょう。

開眼供養のお布施

開眼供養のみを行う場合のお布施は年忌法要と同額ぐらいと考えておけばよいでしょう。
3~5万円が相場とされています。

開眼法要とほかの法要を同時に営むときは別々のお布施を渡しするのが丁寧です。
例えば、それが三周忌と同時の場合は「開眼供養御布施」「三周忌御布施」と表書きして包みます。
まとめてお渡しする場合は、表書きは「御布施」と書き、不祝儀袋か白無地の封筒に包みます。

四十九日や一周忌などの法要と一緒に行う場合の開眼供養の金額は、年忌法要のお布施の半分程度です。
開眼法要だけをお願いする場合は「御礼」もしくは「開眼法要御布施」と表書きし、年忌法要と同じくらいの額を包みましょう。
水引をする場合は紅白の結び切りとし、熨斗(のし)もつける必要はありません。

その他の費用

なお、僧侶が自分の車で開眼供養を行いに来たときは5000円~1万円ぐらいを「御車代」としてお渡しします。
会食があったときに辞退された場合は「御膳料」に5000円~1万円ぐらいをお渡しします。

開眼供養の服装

参列時の服装は開眼法要のみなら礼服を着用するのが一般的です。
お祝い事になりますので、ネクタイは白を着用します。
他の法要を同時に行う場合は、礼服で出席し、開眼法要と他の法要との間の小休止にネクタイを黒に替えます。
小休止に僧侶も袈裟を着替えます。
ろうそくは朱のものから白に替えます。
※小休止が無い場合は、初めから黒のネクタイで出席しますので、事前に確認したほうが良いでしょう。

東大寺大仏の開眼供養

歴史的に有名な開眼供養としては、奈良の東大寺大仏殿(金堂)の本尊である「東大寺盧舎那仏像」いわゆる「奈良の大仏」の開眼供養があります。
天平勝宝4年4月9日(752年5月26日)に大仏開眼供養会が行われ、聖武太上天皇、光明皇太后、孝謙天皇などが出席し、参列者は1万数千人という大規模な開眼供養になりました。
開眼の際使った筆や墨、筆に結び付けられた紐の開眼縷、当日大仏に奉納した伎楽に使われた面などは、正倉院の宝物になり現存しています。
このスケールから、開眼供養が当時、重要な意味をもって行われていたことが想像できます。

仏壇購入時には必ず行いましょう

仏壇

今回「終活ねっと」では、仏壇の開眼供養について解説しましたが、いかがでしたか?

仏壇を購入した際の開眼供養のしきたりや作法などは、地域、宗派によりそれぞれ異なりますので、地域の習慣や慣例などを参考にすると良いでしょう。
迷った場合は、はずかしがらずに、お寺さんにお聞きしましょう。
詳しく教えてくれます。
お金の事は寺院には直接聞けないので、親戚や購入された仏壇店に相談されてみてると良いでしょう。
仏壇を新しくしたときには、必ず行う大切な儀式ですので、マンション用の小さな仏壇の場合でも、仏壇の大きさは関係なく開眼供養を行いましょう。
本尊がただの「もの」から「祀るべきもの」に変わり、自分の心にも変化と落ち着きが生まれるでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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