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神棚・御札についての基礎知識と御札の取扱い方

最近は、一人暮らしの方でも、部屋に神棚を設置する方が増えているそうです。そこで今回は、神棚・御札についての基礎知識・御札の買い方や処分の方法についてご紹介します。

神棚・御札とは何か

神棚

あえて、基本的なことからご紹介したいと思います。まずは、神棚です。

神社の本殿を小さくし、神様をお祀りしているところを「お宮」もしくは「宮形(みやがた)」といいます。神棚とは、お宮とそれを置く棚板の両方を指す言葉です。

お宮の種類

「お宮」の形・材質には、さまざまな種類があります。一般的に、檜やヒバの白木の「神明造」で、扉がひとつの「一社宮(いっしゃみや)」、三つの「三社宮(さんしゃみや)」などが普及しています。もちろん、この他にも種類があります。

神明造とは、伊勢神宮を起源とする神社建築様式で、日本建築の中でも最も古い形といわれています。ただし、伊勢神宮の社殿の様式をそのまま再現することは難しいことです。そのため、それに少しアレンジを加えた形が、神棚の宮形の型となっています。

御札の種類には複数ある

それでは、御札とは何なのでしょうか。御札は、神社からいただく紙製、または木製の札のことをいいます。神様をお祀りする際には、こちらを神棚の御神体として奉安します。御札はお宮の内部に納め、扉は閉めた状態のままお祀りします。

神棚に納める御札には、次の3つの種類がありますので、順番に見ていきましょう。

①伊勢神宮の神宮大麻

まずは、伊勢神宮の「神宮大麻(じんぐうたいま)」です。神宮大麻は「天照皇大神宮」という神号が押してある御札で、全国の家庭で祀られるようになったのは中世頃からです。

それは、御師(おんし)と呼ばれる伊勢神宮の神職たちが伊勢信仰を広めるために、全国を渡り歩いて頒布した「御祓大麻(おはらい)」に由来するといわれています。

②氏神神社の御札

次は、氏神神社の御札です。氏神神社とは、地域に暮らす人々と生活を守ってくれる、最も身近な神社のことです。また、神社周辺の一定地域に住む信仰者のことを「氏子(うじこ)」と呼びます。

もし、ご自身の氏神神社が分からない場合には、各都道府県の神社庁に問い合わせるといいでしょう。

③崇敬神社の御札

最後は、崇敬神社の御札です。崇敬神社とは、地縁や血縁関係なしに、個人的に崇敬している神社のことをいいます。

神棚に御札をお祀りするときのルール

神棚

以上が、神棚にお祀りする御札の種類でしたが、必ずこの3種類がなくてはならないというわけではありません。例えば、神宮大麻のみでも構わないのです。むしろ良くないといわれるのは、根拠なく、気軽にあちこちの御札を並べてしまうことです。

また、御札をお宮に納める方法には、ちゃんとした決まりがあります。御札の納め方は、宮形によって異なるので、順番に見ていくことにしましょう。

一社宮の場合

一社宮の場合は、神宮を一番上に置き、その後ろに氏神様の御札、崇敬神社の御札があれば一番後ろに納めます。前から、神宮大麻→氏神神社→崇敬神社の御札の順になります。

三社宮の場合

三社宮の場合には、中央に神宮大麻、右に氏神神社の御札、左側に崇敬神社の御札を納めます。なお、3種類のほか、厄除けや祈願の御札がある場合には、お宮の横に立て掛けてください。

神棚を設置できない場合の祀り方

今までは、神棚を用意できる方向けへの御札の納め方でした。賃貸物件にお住まいの方は、なかなかしっかりとした神棚を付けられないという場合もあるかもしれません。

そういった場合には、タンスや物置の上を片付け、まず半紙などを敷きます。その上に御札をお祀りし、お米・塩・水などをお供えします。

最近では、若い人の間にも御札をお祀りすることが流行っています。たとえ一人暮らしでも、自身ができる範囲で行っている方もたくさんいらっしゃいます。細かな決まりはありますが、一番大切なのは神様をお祀りする気持ちです。

薄紙について

御札をいただくと、薄紙に包まれています。そちらは汚れ・穢れを防ぐためのものですので、納める際には、薄紙を取って納めれば大丈夫です。

神宮大麻の買い方

神宮大麻

神宮大麻は伊勢まで参詣しなくても、地域の有人神社であれば、どこでも買うことができます。

また、伊勢神宮で神宮大麻を買われる際には、「剣祓」「角祓」など、神宮大麻以外の御札もありますので、ご注意ください。すべてが神宮大麻ということではありません。

御札は毎年買い替える

御札

一般的に御札は、年末や新年早々に拝受して、その後一年間、神棚に奉安します。

古くなった御札は、大晦日に氏神神社などで行われる大祓式(おおはらえしき)や、お正月15日前後に行われる「左義長(さぎちょう)」の際に、神社境内においてお焚き上げしてもらうといいでしょう。

また、最も簡単な方法としては、神社に設置されている「古札納付所」に納めるという手段もあります。

神棚・御札の基礎知識についてのまとめ

神棚

今回は、私たちの家の中に設置する神棚の種類から、お祀りする御札の種類・買い方・処分の方法について、ザックリとご紹介させていただきました。

今日、決められた正式なルールをすべて守る、というのは難しいかもしれません。ですが、そのルールに縛られて、神様をお迎えしないのはもったいないことです。ご自身のできる範囲で神様をお祀りし、清々しい気持ちで、毎日を迎えてみてはいかがでしょうか。

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