人体に害はある?線香に含まれる成分について解説します!

人体に害はある?線香に含まれる成分について解説します!

お墓やお寺で目にする線香。そこに含まれる成分について詳しく知っている方は多くはないのではないでしょうか。線香の煙を浴びても大丈夫か、有害成分はないのかを解説します。

最終更新日: 2020年03月12日

線香とは

お墓参りをするときや、仏壇にお参りするときにはお線香をあげますね。

1. 故人の食べ物
2. お祈りする人や場を清める
3. 煙を通じて仏様とつながる

毎年お盆やお彼岸の時期になると実家に帰ってお墓参りをする方も多いかと思いますが、その際にあげるお線香にこのような意味があると知っていた方はあまり多くはないでしょう。

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「終活ねっと」運営スタッフ

今回「終活ねっと」では、線香の成分について以下の点を軸に解説します。

  • 線香とは?
  • 線香の煙に含まれる成分
  • 線香の匂い成分
  • 線香と蚊取り線香

知りたい情報や興味のある項目をピックアップしてお読みいただけます
ぜひ最後までご覧ください。

線香の煙に含まれる成分

お墓

お線香をあげると煙があがりますね。
その煙に含まれる成分について解説していきます。

お線香には、お墓参りによく使われる「杉線香」と、白檀(びゃくだん)や沈香(じんこう)といった香木を加えて香りをよくしたもので、寺院や家庭で使われる「匂い線香」があります。
どちらも火をつけると煙をあげますが、一般にヤニが含まれる杉線香の方が煙を多く出すようです。

線香の煙に有害成分は含まれる?

では、線香の煙に含まれる成分で、体に害を及ぼすことはあるのでしょうか。

東京都健康安全研究センターの研究によると、杉線香、匂い線香ともに、火をつけた際に有害成分のベンゼンが検出されたそうです。
ベンゼンは発がん性のある成分の一つで、自動車の排ガスや、タバコの副流煙などにも多く含まれます。
広さ6畳の部屋での使用を想定した実際の実験では、1時間線香を使用したところ、喫煙室と同程度の濃度までベンゼンが放出されたようです。

もちろん、これだけで線香が危険だということはできませんし、近年はメーカー側も健康への影響については強く意識していると思いますが、このような成分も含まれていることも考え、使用する際は量を少なくしたり、部屋の換気をするといったことが重要かもしれません。

線香臭い?線香の匂い成分について

お墓

線香は臭いもの?

ここで、線香の匂い成分についてお話ししたいと思います。

「線香臭い」という言葉もあるように、一般的に線香の匂いというのはそれほど良いものとは思われていないようです。
しかし、記事の最初にもご紹介したように、線香には「故人の食べ物」という意味がありました。
これを考えると仏前であげる線香というのは「良い香り」でなければいけないはずです。

お線香の値段を調べてみると、一箱千円をきる価格のものから、一箱数万円のものまで様々で、やはり安いものにはコストの低い合成香料が使われているようです。
ここで前の話題にも関わってくるのですが、成分に質の悪い合成香料が使われているものでは、火をつけた際にシックハウス症候群(新築の家などでめまいや頭痛が起きる)の原因ともなるホルムアルデヒドが放出されるものもあるようです。

香りを楽しむ文化-線香を選ぶとき-

有害物質を放出するような質の低い人工香料を使うものがある一方で、天然の香木を成分とするものは高級品で、源氏物語に描かれるような中世の日本では着物に香を染み込ませていましたし、現在でも中東地域では部屋に香の匂いを行き渡らせるような文化があります。
これは線香の香りが良いものでないと成り立たない文化です。

値段が高ければ良いものというわけではないでしょうが、線香を選ぶときに、自身が「この香りはいいな」と思えるようなものを選べば、「線香臭い」と感じることもなくなるのではないでしょうか。

線香と蚊取り線香は同じ?別物?

お墓

少し話は変わりますが、線香つながりで蚊取り線香についても少しお話ししたいと思います。

蚊取り線香は線香と同じく椨(たぶ)の粉末を固めたもので、除虫菊を成分として加えることで虫除けの効果を作り出しています。
最近では香りをよくするため、除虫菊の代わりにレモングラスなどの成分を使っているものもありますが、そちらには虫除けの効果のみで殺虫効果はないようです。

また、勘違いされがちなことですが、蚊取り線香の煙そのものには殺虫効果はなく、燃焼している部分の熱で気化した化学物質に殺虫効果があるようです。
この化学物質、ピレスロイドという成分ですが、人間には害はないのでしょうか。
ピレスロイドは、害虫の体内に入るとすぐに神経に作用しますが、人間やイヌ、ネコなどの恒温動物の体内に入ると、速やかに分解されて排出されます。
また、光や空気に触れることでも分解されるため、安全性は十分なようです。

しかし、カブトムシやコオロギなどの昆虫、金魚やメダカなどの魚類には効いてしまうので、このような動物を買っている人は注意が必要です。

線香の成分についてまとめ

今回「終活ねっと」では、お線香に含まれる成分について解説しました。
お線香の煙には有害成分が多少なりとも含まれているので、選ぶときには値段の安さのみに気を取られず、成分の由来についても気にしたいところです。
その中で自分の好きな香りを見つけられたら、お線香をあげるという宗教的な行為がより身近なものに感じられるようになるのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

また、下記の記事では線香の本数について決まりがあるのかどうかについて紹介しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください。

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