香典の水引のマナーについて、色や形に決まりはあるのでしょうか?

香典の水引について、選び方で迷われたことはありませんか。水引の色や本数は?香典袋に水引が印刷されたものでもいいのかしら?包む金額や宗教などによって香典の水引にも気を付けないといけないマナーがあります。香典の水引について基本的なマナーを学んでみましょう。

目次

  1. 香典と水引について
  2. 香典に使う水引について
  3. 金額に応じた香典袋と水引の選び方について
  4. 宗教によって香典袋と水引も異なります
  5. 香典を渡す時のマナーについて
  6. まとめとして
  7. 終活ねっとが運営する「親切なお葬式」

香典と水引について

香典

香典の始まりについて

香典とは「お香の代金」という意味ですが、元々は「香奠」の文字を用いて「香を供える」という意味がありました。

昔は葬儀があると、遺族は村の人々に食事の振る舞いをしましたが、遺族にとっては大きな出費でした。そこで、村全体で葬儀にかかる負担を助け合うために、お米や野菜などの「食料」を持ち寄ったことが、庶民にとっての香典のはじまりと言われています。

明治時代になり金銭香典が一般化しますが、農村部において香典が食料から金銭へと移行したのは戦後になってからです。

水引の始まりについて

ご祝儀袋や香典袋(不祝儀袋)に添えられる紐飾りを水引と言います。包んだ和紙を結び止めるものとして使用されるようになったのが水引です。和紙を縒って紙縒り(こより)状にし、縒りが戻らないように水糊を引いて乾かし固めたことから水引と呼ばれるようになりました。

古来日本では神聖で汚れのない色として白一色が用いられていましたが、やがて慶事には紅白、金銀、金赤など、弔事には黒白、銀白など、というように色分けされていきました。弔事の水引は黒水引や青水引と呼ばれています。

香典に使う水引について

香典の水引の色について

黒白の水引がもっとも一般的な色です。双銀の水引も用いられます。黒白と比べると少し高級感があります。地域によっては黄白の水引が用いられる所もあります。黄白の水引は主に京都で使用されますが、近年は黒白の水引も一般的に用いられています。関西地方では黄白の水引が法要や寺院へのお布施などに用いられることもあります。

関西では黒白の水引以外に、黄白が使わる地域もあります。水引の色は、向かって右側に濃い色を配置します。

香典の水引の結び方

結び切り

弔事は繰り返してほしくないことなので、一度結んだらほどけないように結び切りにします。「繰り返さない」という意味で、葬儀で使用される結び方です。

あわじ結び

結び切りの一種で、慶事・弔事両方に用いられます。弔事には黒白、または双銀を使います。「末永くつきあう」という意味で、お寺のお布施にも用いられます。

香典の水引の本数

水引の本数は5本に束ねたものを基本結びとしています。3本結びは5本を簡素化したもの、7本結びは5本結びをより丁寧にしたものです。

金額に応じた香典袋と水引の選び方について

香典を包む時、一番大切なのはお悔やみの気持ちです。とは言え、立場や年齢に応じたおよその金額が決まっています。香典袋と水引には、金額に応じた格があります。相手方に失礼のないように、金額に応じた香典袋と水引について基本的な事を知っておくと、いざという時に迷わなくて済みます。

3千円~5千円

水引が印刷されたタイプの簡易タイプの香典袋を選びます。金額に比べて香典袋が豪華すぎると、失礼になりますので注意しましょう。中包みがない場合もあります。

1万円~3万円

黒白の水引、双銀の水引がかけられた香典袋を選びます。1万円を包む場合、地域によっては水引が印刷された香典袋が使われることもあります。分からないときは、葬儀屋さんに問い合わせて確認をされるなどして、周囲の方と合わせましょう。

3万円~5万円

香典袋の素材は高級和紙、黒白、または双銀の水引を選びます。

10万円以上

香典袋の素材は高級和紙を使用したもの、水引も細かな細工で手が込んでいるものを選びます。金額が多くなるに伴って、厚みがあって少し大きめの香典袋を選びます。香典の金額と香典袋の格が不釣り合いにならないようしましょう。

※いずれも袱紗(ふくさ)に包んで持参するのがマナーです。

香典の金額に応じた水引を選びましょう。

宗教によって香典袋と水引も異なります

仏教式の場合

水引は黒白が一般的、銀と白、黄と白も使われます。表書きは、「御香典」、「御霊前」、などと書きます。表書きは全宗教で使える「御霊前」が多いようです(浄土真宗では使えません)。また、「御香料」又は「御香典」とすると仏教式全般に使えますので、仏教式の場合はそのように書かれてもよいでしょう。

宗教や宗派が分からない時は、「御霊前」がよいでしょう。ただし、浄土真宗は仏教の他の宗派と違って、亡くなったらすぐに仏になると考えられているので、「御仏前」とします。「御霊前」は使いませんので気を付けましょう。また、蓮の花が描かれた香典袋は仏教式だけで使われます。神教、キリスト教では使わないようにしましょう。

一般的に四十九日法要の前までは、亡くなられた方の霊が、四十九日間仏になる為の修行中なので表書きは「御霊前」を使用します。法要明け以降は「御仏前」を使用します。

黒白の水引で、表書きが「御香典」または「御香奠」、「御香料」は仏教全般に使えます。

神教式の場合

「御榊料」、「御玉串料」と書かれた香典袋で、水引は銀または黒白の水引を使います。白一色の水引も使われます。表書きは、仏教式の「御霊前」も使えますが、神教では蓮の花が描かれている香典袋は使えませんので気を付けましょう。

キリスト教の場合

キリスト教式の場合、水引は不要です。香典袋は白封筒か、十字架や百合の花が描かれたものを使います。用意できない時は仏教式の香典袋も使えますが、蓮の花の描かれていないものを選びましょう。

カトリックでは「御霊前」、「御ミサ料」でも受け付けてくれますが、プロテスタントでは使えません。どちらの宗派でも大丈夫な「お花料」と書かれると安心です。「お花料」とは、お花を供えてくださいという意味です。

キリスト教用の香典袋が用意できない場合は、仏教式のもの(右側の絵)でも構いませんが、蓮の花が描かれていないものを選びます。

香典を渡す時のマナーについて

地域や宗教によって多少の違いはありますが、まずは訃報を受けたら先方の宗教を確認します。香典を用意し袱紗に包んで、通夜か告別式に持参するのが一般的です。訃報を聞いてすぐに弔問する場合は、喪家も慌ただしいため、香典は持って行かないほうがよいでしょう。また、香典袋はむき出しにせず、袱紗に包んで持参するのがマナーです。

住まいが遠方で通夜や告別式に参列できない場合は、香典をきちんと香典袋に入れて現金書留で郵送します。メッセージも忘れないように入れます。

香典の金額は多ければよいというものでなく、故人やご遺族とのつき合いの程度、持参する人の年齢、立場などによっておよその額が決まっています。分からない時は必ず確認をしましょう。

まとめとして

葬儀

香典の水引のマナーについていかがでしたか。急なお悔やみ事に際して、香典袋はどれを選べばいいのか、水引はどうするのか、迷った時に失敗しないように、決まり事を整理してノートに書き出してみてもいいですね。また、分からないことがあれば一人で判断をせずに、近隣の方や葬儀会社の人などに相談することで、間違った香典の包み方をしなくても済みます。宗派や地域によって多少の違いはありますが、基本的なマナーを知って、失礼がないようにしたいものですね。

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