仏教の最大宗派、浄土真宗におけるお焼香のやり方のまとめ

お焼香のやり方は、仏教の宗派によって違います。最も信者が多いとされる浄土真宗の正しいやり方をご存知でしょうか。うろ覚えで前の人が知っているやり方と違ったりすると、不安になるものです。ここでは、葬儀でよく見かける浄土真宗におけるお焼香のやり方のまとめました。

目次

  1. 浄土真宗とは
  2. お焼香とは
  3. 浄土真宗のお焼香のやり方
  4. 不安になったらここを参照
  5. まとめ
  6. 終活ねっとが運営する「親切なお葬式」

浄土真宗とは

全国的に多い宗派

日本全国に浄土真宗のお寺は、22,000件ほどある言われています。これは、宗派別に見た場合、最も多い数です。特に北陸ではほとんどのお寺が浄土真宗で、近畿や九州などもでお寺のうち2軒に1軒は浄土真宗という状況です。これだけ多いと、よく知らないけど自宅の宗派は浄土真宗だったはず、という方も多いのではないでしょうか。

門徒宗とも一向宗とも

浄土真宗は、鎌倉時代初期に活躍した親鸞聖人が始めた宗派で、親鸞聖人の師匠である法然上人によって明らかにされた、浄土往生を説く真実の教えを基本としています。戦国時代には、加賀の一向一揆に代表される団結力を示し、石山本願寺で織田信長と戦ったのは歴史の教科書にも登場する有名な話です。

現代の浄土真宗

現代の浄土真宗は、浄土真宗本願寺派と真宗大谷派の2派を中心に、全国で最も多くの寺院をかかえ、最大の信徒を抱える宗派です。浄土真宗本願寺派の本山は京都市の西本願寺で、真宗大谷派の本山は同じく京都市の東本願寺です。西本願寺と東本願寺は、江戸時代初期に西と東に分かれて以来、それぞれが浄土真宗の本山として活動しています。

西本願寺(本願寺派)の基礎情報

【住所】 〒600-8501京都市下京区堀川通花屋町下ル
【TEL】 075‐371‐5181
【アクセス】 JR京都駅から市バスに乗り、「西本願寺前」の停留所下車
【参拝時間】 5:30 - 17:30

東本願寺(大谷派)の基礎情報

【住所】 〒600-8505 京都市下京区烏丸通七条上る
【TEL】 075-371-9181
【アクセス】 京都駅より徒歩7分
【参拝時間】 3月から11月 5:50 - 17:30、11月から2月 6:20 - 16:30

お焼香とは

困った

葬儀の重要な行為

浄土真宗に限らずお焼香は、仏教式の葬儀における重要な行為です。葬儀に参列したからには、おろそかにはできません。古来より仏教では、お香のかおりに身を清める効果があるとされてきました。また、亡くなった方が地上に留まると言われる49日の間、食事の代わりにお香のかおりを頂くとも言われています。葬儀に参加したら、亡くなった方を思い、しっかりとお焼香する必要があります。

元は古代インドの風習

仏教を開いた釈迦が最初に仏教を広めたインドでは、亡くなった方の死臭を消すためにお香が用いられていたそうです。そして、その習慣が中国を経て平安時代の日本に伝わりました。その後、時代を経て江戸時代にはお焼香が一般の人々にも広まり、葬儀の重要な行為となりました。

お線香もお焼香の一種

お線香は、手軽に亡くなった方にお香のかおりを差し上げるのに便利なものです。そんなお線香は中国で発明されたもので、日本では、お焼香を簡略化するものとして江戸時代には一般に広まっていたそうです。49日の間、道具をそろえて毎日お焼香を行うのは大変ですが、お線香なら手軽に行えます。また、近くにお坊さんが居ない場所などで通夜を行う場合には、お焼香の代わりにお線香で代用することもあるそうです。

浄土真宗のお焼香のやり方

やり方は宗派によって違う

お焼香のやり方についてインターネットで検索すると、たくさんの記事がリストアップされます。それだけ、関心を持っている方が多いということでしょう。実は、お焼香のやり方は宗派によって違っています。前の人と同じようになっても間違いではありませんが、家が浄土真宗なら、浄土真宗のやり方をするべきです。

家のやり方が正しい

お焼香のやり方は自分の家の宗派のやり方で行うのが正しいマナーとされています。違う宗派のお寺で呼ばれて行ったからと言って、無理してそのお寺のやり方を行う必要はありません。しかし、僧侶や司会の方が、故人のためにこうやってください、と指示した場合は、そのとおりにやるのがいいでしょう。

浄土真宗での回数は

他の宗派では、お香を額の前に持っていったり、お香をくべる行為を2回または3回と行ったりと、細かい作法が違っています。そして、浄土真宗でも本願寺派と大谷派では、お香をくべる回数が違っています。具体的なやり方は、以下のとおりです。


(1) 焼香机の前に進み、ここで合掌せずにご本尊を仰いでください。

(2) お香をくべる回数は、本願寺派と大谷派で違っています。なお、このとき、額におし頂いたりしません。
まず、本願寺派は お香を1回だけ指で軽くつまんで香炉にくべます。
また、大谷派は、お香を指で軽くつまんで香炉に入れる動作を2回繰り返します。

(3) お香のいいかおりに包まれたら合掌し、「南無阿弥陀仏」とお念仏を称えて礼拝します。

(4) 礼拝を終えた後、席に戻ります。

お線香も折って横に

浄土真宗では、お焼香に代わってお線香を使う場合、他の宗派のようにお線香を立てません。お線香を香炉の幅に合わせて折り、横に寝かせます。なお、この時、火のついている方を左側にするのがマナーです。

不安になったらここを参照

東本願寺の公式サイト

東本願寺の公式サイトのQ&Aのページでは、お焼香のやり方について詳しく紹介しています。ぜひ、参考に
してください。


(リンク)
http://www.honganji.or.jp/docs/jodoshinshu/qa.shtml
Q & A|浄土真宗東本願寺派 本山 東本願寺

本願寺派の勤式指導所の公式サイト

本願寺派の勤式指導所の公式サイトでも、丁寧にお焼香のやり方を紹介しています。なお、勤式指導所は、浄土
真宗のお寺の住職に、正しい法要や仏事の作法を指導する施設だそうです。


(リンク)
http://gonshiki.hongwanji.or.jp/html/bms4.html
家庭の仏事・作法

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まとめ

浄土真宗のお焼香についてのまとめでしたがいかがだったでしょうか。日本で最も信者の多い浄土真宗でお焼香は、本願寺派は1回、大谷派は2回が基本で他の宗派のように額におし頂いたりしません。また、お香をくべた後に合掌し、「南無阿弥陀仏」とお念仏を称えて礼拝するのが基本です。とはいえ、お焼香は故人に対する思いが重要です。細かいマナーを気にせずに、静かに故人のことを思うのがいいのではないでしょうか。

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