お葬式に参列する時のマナーを【全て】解説!服装・髪型から香典や焼香まで

お葬式に突然参列することになると、服装やマナーなど気をつけなければならない点が沢山あり、焦りますよね。今回は初めてのお葬式の人にも分かりやすいように基本的なマナーからまとめました。しっかり作法やマナーを学び、万全の状態でお葬式に備えましょう。

目次

  1. お葬式のマナー 〜お金編〜
  2. お葬式のマナー 〜服装、持ち物編〜
  3. お葬式のマナー 〜焼香編〜
  4. お葬式のマナーのまとめ

お葬式のマナー 〜お金編〜

葬儀

お葬式に参列することになった時に、まず香典について考える方も多いかと思います。
訃報のお知らせを受けたら、葬儀・通夜のいずれかに香典を持って行くのがマナーです。
香典は、仏式等の葬儀で死者の霊前等に備えるもので、現金を不祝儀用ののし袋に入れて遺族に対して渡されます。
香典は香奠とも表記され、「香」の字は香・線香の代わりに供える、「奠」の字は霊前に供える金品という意味があります。

お葬式には非常に多くのお金がかかるので、香典には故人の冥福を祈るという意味とともに、葬儀に伴い多額の出費がある遺族を支えるという意味もあります。

お葬式で包む香典の相場

香典に関しては様々なマナーがありますが、まずは相場について説明していきます。
香典の相場は故人との関係性や年齢、付き合いの深さなどによって異なります。
以下の金額を参考にしてください。

<親族>
・父、母 5万-10万円
・義父、義母 5万-10万円
・兄弟、姉妹 5万円
・祖父母 1万-3万円
・おじ、おば 1万-2万円
・その他の親族 3千-2万円

<友人、知人関係>
・友人、知人 5千-1万円
・友人、知人の親 3千-1万円

<会社関係>
・上司 5千-1万円
・上司の家族 3千-1万円
・同僚、部下 5千-1万円
・同僚、部下の家族 3千-1万円
・取引先の重役以上の役職者 1万円以上
・社葬が行われた場合 1万-3万円(香典と別に花を贈ることが多い)
・先方の直接の担当者など 3千円以上

<その他>
・隣近所の人 3千-1万円
・仲人 1万円
・学生時代の恩師 3千-1万円

大まかに言うと、親戚以外の場合は1万円くらいまでが相場のようです。
他の参列予定者と連絡をとってどれくらい包むかを決めておくと、自分だけ少なすぎたり、多く包みすぎたりということも避けられるので意識しておくとよいでしょう。

香典の包み方

香典はお金をそのまま渡すのはマナー違反です。しっかり香典専用の封筒=香典袋にいれて渡すのがマナーです。
文房具屋さんやコンビニエンスストアなど簡単に手に入れられるところに売っているので、しっかり用意しておきましょう。

香典を包む際、特に気をつけなければならないマナーは次の3点です。
マナー1:複数のお札を入れることになる場合にお札の向きを揃える
マナー2:ピン札を用いない
新しいお札を用意しておくと、亡くなるのを待っていたかのように捉えられるので気をつけましょう。
マナー3:中袋を外袋で包む
外袋を開く→内面を面にした状態で中袋を中央に置く(面に背面が着ている状態)→左、右の順番で外包みをぶせ、上、下、上の順で包む→水引を正しい向きでかぶせる

香典の書き方のマナー

お葬式にはたくさんの人が訪れるので、香典を包む封筒には、誰からのものなのかわかるように名前を書きます。
この際に気をつけなければならないマナーは、薄い墨で書くという事です。可能であれば、薄い色づきの筆ペンで書く事が望ましいです。
これには「悲しみの涙で墨が薄くなる」という意味も込められています。

次に、香典に書く内容ですが、自分の名前をフルネームで水引の下に書きます。
また、中袋や裏側に住所や指名を書く欄がある場合には、記入をしておきましょう。

故人の宗教によって香典袋の表書きの書き方は変わります。
ここの部分を間違った宗教の形式で書いてしまうととマナー違反になるので、ネットで調べてでてきたものを丸写ししたりする際には気をつけましょう。

本来であればお寺や教会の情報などを調べるなどして、先方の宗教を事前に確認しておけたらよいのですが、「御霊前」という表書きはどんな宗教でも使えるので、宗教がわからないときは「御霊前」を使いましょう。
「御霊前」は葬儀でも通夜でも使えるので非常に使いやすいです。
ちなみに、御仏膳というのはお葬式ではなく、四十九日の法要以降に使うのが一般的です。

香典返しとは?

香典返しとは、香典に対する感謝の意を表すために、遺族が忌明けに贈るものです。
忌明けとは、仏教では四十九日の法要後、神道では五十日祭の終了後、キリスト教は死後一ヶ月後の昇天記念日の後のことをいうのが一般的です。

香典返しの金額の目安はもらった金額の1/2、1/3程度のものを返すのかマナーです。
香典の金額には開きがあるので金額に応じて三種類くらいの品物が用意されることや、カタログを送り、その中から選ぶ事ができるようなタイプもあります。

お葬式のマナー 〜服装、持ち物編〜

葬儀

男性の喪服に関するマナー

喪服はお葬式や法事などに出席する際に着るものです。昔の日本では喪服は白だったのですが、近年では黒や薄墨色が一般的です。喪服には格式があり、遺族か弔問客かなどでふさわしいもがあります。

まずは、男性の喪服ですが、一般の弔問客の場合は準喪服(ブラックスーツ)が基本です。
ビジネススーツとは生地などの違いが歴然なのでしっかり普段とは別のものを着ましょう。
・ワイシャツ-白色。
・ベスト-上着と共布の黒色。
・ネクタイ-黒色(ネクタイピンはつけない)。
・カフスボタン-あってもいいが、パールか光らない素材の黒石。
・靴-黒色。エナメル等の光沢のあるものや金具などが付いているものは好ましくない。
・靴下-黒色。
・冬のコート-黒や濃紺、濃いグレーのような地味目な色がおすすめ。

女性の喪服に関するマナー

男性は喪服を結婚式にも礼服として使い回すことができますが、女子の場合の喪服は華やかさに欠け結婚式に使い回す事は好ましくないです。
ちなみに、和装と洋装の間に格の違いはありません。

女性の場合も、一般の弔問客は遺族よりも格を下げた喪服をきるのがマナーです。

洋服の場合は黒無地ワンピースやアンサンブルなどの準喪服もしくは、グレーや濃紺系の地味目なワンピースなどの略喪服を着ましょう。

夏の場合は半袖でもマナー違反ではありません。
・ストッキング-黒かナチュラルな肌色
・靴-準喪服の場合は、プレーンなパンプス(紐が付いているものや、光沢があるものはマナー違反)
-略喪服の場合は、黒であればスニーカーやサンダルでなければパンプスでなくてもよい

男性は洋服を着る人がほとんどですが、女性の場合は一般弔問客が和服を着ることもあります。

和服の場合も遺族よりも格を下げたものを着るのがマナーで、地味な色の無地の紋付の準喪服もしくは、小紋の略喪服を着ます。
・足袋、長襦袢、半襟-白色。
・バッグ、草履、帯、帯上げ-光沢のない黒一色。

お葬式に参列する時の持ち物

ここで紹介するものは、全て必須というわけではなく、よく持っていくことがある持ち物のリストです。

・数珠 宗派によってデザインが異なります。一般的に男性用は大きい玉、女性用は小さい玉であることが多いです。数珠を入れる数珠袋や数珠入れは必須ではありませんが、あると便利です。

・ハンカチ 色物のハンカチはマナー違反です。白の無地か黒のものを使うのが一般的です。

・手袋 お葬式の際の手袋は西洋の正装なので、日本ではつける必要はありません。付ける場合は、焼香をするときに外すのがマナーです。黒で布製のものを使います。

・袱紗(ふくさ) ふくさとは上の画像のような香典やお布施を包むものです。色は紫、緑、藍、グレーなどの落ち着いた色。ポケットふくさという略式のもあります。

・傘 天気が悪い場合は黒、紺、グレーなど寒色系の物を持って行きます。

お葬式のマナー 〜焼香編〜

葬儀

仏式のお葬式や法事では焼香が行われます。焼香には、霊前を清め、亡くなった人の冥福を祈るという意味が込められており、血縁の近い順に行い、一般会葬者は席順に行います。
焼香には自分の席で行う廻し焼香、座って行う座礼、立ったまま行う立礼などの種類があります。
宗派によって焼香マナーが異なるので、心配な場合は事前の打ち合わせなどで僧侶に確認しておくと良いでしょう。

基本的な焼香の流れ(立礼の場合)は以下の通りです。
1、祭壇の前で僧侶と弔問客に向かって一礼する。
2、祭壇に向かって一例し、香を軽くつまみ、胸の高さに持って行き、目を閉じて軽く頭を下げる。浄土信州の場合は香をつまんだらそのまま香炉にくべる。
3、香炉の中に香をくべる
4、正面の遺影や位牌をみつめて合掌し、礼拝する。
5、僧侶と弔問客に一例して席に戻る。

お葬式のマナーのまとめ

葬儀

いかがだったでしょうか?
お葬式は複雑で難しく感じる方もいると思います。非常に大切なものなので、マナー違反のないように注意したいですね。
お葬式のマナーは宗教や宗派によって違う部分もあるので、この記事を参考にしながらしっかり確認をして参列しましょう。

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