巫女になるにはどうすればいい? 憧れの巫女になる方法

サブカルチャーの影響で神社で働く巫女さんに憧れている人は実に多くなりました。実際に巫女は人気のアルバイトの一つです。しかし正社員として巫女になりたい!と思っても巫女になるにはどうしたらいいのか詳しくは知らないことが多いです。巫女になるには何が必要なのでしょう?

目次

  1. 巫女になるにはどうすればいい?
  2. 「巫女」とは何か? ~巫女の就職事情~
  3. 巫女の由来
  4. 巫女になるには必要なこと
  5. 本職の巫女の仕事
  6. 巫女になるには「健康」が重要!
  7. 終活の専門家に相談してみよう

巫女になるにはどうすればいい?

神社で働く女性として言われれば「巫女」を思い浮かべる人がほとんどです。
実際に神社に参拝すると神社の敷地内の掃除をしたり、社務所でお守りを販売し、神楽を舞う…など神社にはなくてはならないそんざいです。
神社で働く巫女たちは凛とした佇まいと美しさに息を飲みます。

年末年始の多忙気は各神社で臨時の巫女を募集すると多数の希望者が殺到するといいます。
巫女は若い女性たちの間では人気アルバイトとして有名です。

また近年はアニメやコミックに登場する巫女の影響からか
アニメの登場人物の衣装を実際に作って着用するコスプレイヤー(コスプレ)たちにも
巫女の恰好をしている人がいます。

様々な人から憧れの存在となっている巫女ですが
巫女としての求人情報は聞いたことがありません。
今回は巫女の仕事と就職事情をご紹介します。

巫女

「巫女」とは何か? ~巫女の就職事情~

巫女は、神社で神に奉仕をする若い未婚女性のことをいいます。
神社で働いている神主たちを「神職」と呼びますが、巫女はこの神職に含まれてはいません。
あくまでも神社の管理・運営をするのは神職であり、巫女は神職を補佐する存在です。
各神社には宮司と呼ばれる神職が1名います。
宮司は神社の運営責任者であり、その他大勢の神職たちと巫女を統括するリーダーです。
巫女は宮司の指示に従い、補助をします。

巫女の条件

巫女になるためには特別な資格はいりませんが、女性にしかなることができません。
心身が健康な女性が対象となります。
年齢制限があり、義務教育を修了した者(15歳以上)から20代後半までの短い期間しか働けません。
また未婚であることも必須の条件となります。

アルバイトの巫女

現代の巫女たちのほとんどはアルバイトです。
神社でアルバイトをすることを「助勤」(じょきん)と呼びます。
助勤巫女は年末年始や神社の例大祭などの繁忙期に人手確保のために募集されます。
神社界は全国的な人手不足に悩んでいます。
そのため短期的なアルバイトを募集する神社は少なくありません。

本職の巫女

真剣に神社で働きたいと思っている方にとってはアルバイトではなく正職員になりたいと考えることでしょう。
しかし本職の巫女になるには難しいと言えます。

古くから神社の管理をしてきた家のことを「社家」と呼びます。
社家の出身者が神主となって神社を管理してきた風習があります。
現在は社家出身者以外も神職になれますが
正式な巫女として神社に在籍している人のほとんどが
社家の出身者か、神職の娘や近親者などが多いです。

巫女の給料・休日

巫女の神社での主な仕事は神職の補佐ですが
神社で一番大切なことはお祀りしている神様に奉仕することです。
あくまでも最優先にすることは神様にお仕えすることですから
巫女はもちろん神職も神様を第一に行動します。
神社では毎日必ず神様にお祈りを捧げて神社内の掃除をします。

臨時のバイト巫女の給料は神社にもよりますが時給1000円前後がほとんどです。
契約期間中は毎日神社で奉仕することになります。
正式な巫女は一般の会社と同じように給料と休日がつきます。
それでも給料は低く年収300万前後と言われています。
休日も急に呼び出されることもあります。

上記の説明を見ると所々で男女差別なのではないか?と思う箇所があるかと思います。
しかし巫女の場合は男女雇用機会均等法の対象外と定められています。
なぜ巫女は法律からも特別にされるのか?
次に巫女の由来をご紹介します。

巫女

巫女の由来

古代日本で神道が誕生したと同時に巫女も誕生したと言われています。
巫女は神を鎮め奉る神事を取り仕切り、巫女の身体に神を宿して神託をする…などの儀式を取り仕切っていました。
「古事記」に記されている天照大御神が天岩戸に隠れた時に、天岩戸の前で舞いを舞った女神・天鈿女命(アメノウズメ)は巫女の始祖と言われる神です。

古代の巫女

平安時代の巫女は宮中に官職が置かれ、役職が確立していました。
主な仕事は占い、神楽(舞)、厄払い、口寄などを行いました。
古代の巫女は人と神をつなぐ役割を担っていたのです。

中世の巫女

中世(鎌倉~安土桃山時代)になると各地の神社で巫女による神楽の奉納が恒例となっていきました。
神楽は神に捧げる舞ですが、「神降し」(神を巫女の身体に宿すこと)の要素のほかに
現世利益を祈祷する舞に変化していきました。
この神楽からは現代の芸能文化として発展したものが多数あります。
例えば、歌舞伎の元祖である「かぶきおどり」の創始者である出雲阿国(いずものおくに)は出雲大社の巫女だったという説があります。
また能楽や猿楽も神楽から誕生したと言われています。

巫女は神社に常駐して神事を行うお抱え巫女や、神社から神社へ移動する渡り巫女が派生しました。
神社のお抱え巫女は神社の奥で神に奉仕し続け、一般の社会には出てこなかったといいます。
渡り巫女は各地に流浪しながら厄払いや占いなどを行って生計を立ててきました。
渡り巫女の中には定住して、定住先の神社から民間委託をされるなどしました。

近代の巫女

明治維新以降の神社界は組織的な改革を行います。
神職は男性限定と定めたり、民間委託だった巫女を廃止するなどの
神社制度の組織化を進めていきました。
神社制度の組織化の一端には文明開化による旧来の習俗文化を否定する動きもあります。

明治6年(1873年)に巫女禁止令と呼ばれる禁止措置が取られます。
この法律は民間祈祷として利益を得てきた巫女の行為を禁止するとしたものです。
そのため大多数の民間委託の巫女は廃業することになるだけでなく
委託を行っていた神社でも巫女不足が発生することになりました。
神社は神主の補助を行う名目で巫女を雇うようにしましたが
あくまでも限定的な役割しか与えないスタンスを貫きました。

巫女は時代によって意味合いが変化していきました。
古代では神と密接につながる役割を担ってきましたが
近代になってからは巫女を排除する動きがあったことも事実です。
現代では巫女が神社に勤務するようになりました。
神主の補助だけでなく神事の神楽・舞の奉納、神社内の管理・維持を行う重要な役割を担っています。

巫女になるには必要なこと

巫女になるためには必須の資格があるわけではありません。
上記の条件をクリアしている方なら誰でもなれます。

現在募集している巫女のほとんどは年末年始などの繁忙期のアルバイトです。
アルバイトの求人広告も各神社によってさまざまです。
➀ハローワーク、情報誌、新聞広告など
②各神社のホームページ
③縁故採用、神社のツテから応募する
④神社に直接問い合わせする

アルバイト巫女は上記の方法で探します。
アルバイト先の神社が決まると神社から巫女に必要なマナーや作法の講習会を行います。

講習会の内容は
➀巫女の衣装の着方・髪型の指導
②神楽や神事の作法、練習
③神社で神様に奉仕する心構え
④言葉使いの指導

神社の作法などは知らないことばかりで不安になる方もいることでしょう。
不安に思っても神社の講習会で丁寧に指導を受けるので安心してください。

本職の巫女の仕事

本職の巫女になるために必要なことをご紹介します。
巫女の神社での仕事は
➀神社内の環境の維持・管理
②神様への奉仕
③お守り・お札などの物販
④神職の補助
⑤神楽・舞の神事を行う

が主な内容です。
巫女としての奉職期間は大変短いです。
奉職期間が過ぎた場合は多くが退職します。
中には神社の経理や事務職になる女性もいますが、全体的に数は少ないです。
巫女として在職中でも経理などの仕事をする場合があるため
簿記や会計の勉強をしておくと転職活動にも役に立ちます。

最近では来日観光客が大変多くなりました。
来日された外国の方の観光目的に神社があります。
神社は日本文化を色濃く残している魅力的な観光源になっています。
神社内には外国人にもわかりやすくイラスト付きで参拝の方法などを紹介しています。
それだけでなく巫女が率先して神社の由来や歴史などの観光案内を行うことなど
積極的な活躍を望まれるようになってきています。
巫女が元来持っている明るく朗らかなエネルギーは観光客へ好印象を与えます。
現代は神社の顔としての役割も与えられていると考えていいでしょう。
そのためには語学が堪能なことは強力な武器になります。

本職の巫女の求人はハローワークや職業ガイドには紹介されていません。
ほとんどが神職の身内の女性に頼むからです。
巫女になりたい希望者は各神社に出向いて直接働きかけなければ就職は難しいです。

巫女になるには「健康」が重要!

いかがだったでしょうか?
アルバイト巫女は比較的簡単になることができますが、本職の巫女は大変険しい道のりが待っています。
どちらの巫女も必要なポイントは
➀心身ともに健康なこと
②女性である
③10代後半~20代後半まで
④未婚

この4つをクリアしていなければいけません。

巫女は女性に人気のアルバイトのためか
遊び感覚で応募したり、不純な気持ちでアルバイトをしている…など
神社とトラブルを起こす巫女もいます。
巫女の本来の仕事は神様にお仕えすることです。
神にご奉仕する心構えを持って真摯に励まなければいけません。

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