音色も見た目も美しい仏具『おりん』について

『おりん』とは、仏壇にお参りする時に鳴らす仏具のこと。一般的には鉢のような形をしています。ではこの『おりん』はなぜ仏様に鳴らすのでしょうか。そもそも仏具?楽器?『おりん』の知られざる世界です。

目次

  1. 仏具の一種『おりん』について
  2. おりんの意味
  3. おりんの鳴らし方
  4. おりんの手入れ方法
  5. 色々なおりん
  6. おわりに
  7. 終活の専門家に相談してみよう

仏具の一種『おりん』について

お参りの時に鳴らす仏具です。

おりんというのは、仏具の一つで鈴(りん・れい)、鐘、鏧(きん)とも呼ばれます。
多くのものは金属製の鉢型で、おりん布団を敷いて仏壇に置いてあり、手を合わせる時に鈴棒で叩いて鳴らしますが、このおりんが持つ意味や役割をご存じでしょうか。

おりんの意味

仏様へ音色を届ける仏具です

おりんは本来、読経のリズムや開始と終了の合図のために音を鳴らします。音を鳴らす仏具は梵音具(ぼんおんぐ)といって、おりんの他に木魚や木鉦(もくしょう)も同じ役割を持っています。
そして、おりんの澄んだ音色は極楽浄土まで届くといわれており、仏様に供養の想いを伝える仏具でもあるのです。
ちなみに、おりんの意味合いはこの他、仏様をお呼びするためや、場を清めたり精神集中して瞑想するために鳴らす、など宗派によって諸説あるようです。

おりんの鳴らし方

基本的な作法

おりんは仏様にこれから供養をしますよ、とお知らせする仏具でもあるので、鳴らすのは手を合わせる前です。
一般家庭の仏壇にあるような、鈴台におりん布団を敷き、その上におりんを置く形状のものは、鈴棒(りんぼう)で縁や内側、または胴を叩いて鳴らします。
あまり力を入れずに、鈴棒を軽く弾かせるようにして叩くと、あの特有の澄んだ音色が響き渡りますよ。
叩く回数は特に決まりはありませんが、大体1~3回が目安。あまり叩きすぎて騒々しくならないように気を付けましょう。

おりんの音色

おりんの大きさや形状、厚み、そして製法で音が異なるようです。
また良いおりんは、鳴らすと音の余韻が長く、うねりがありとのこと。
近年ではおりんの音色には癒しの効果があるとされ、仏具に留まらないリラックス・グッズのおりんが注目されています。

おりんの手入れ方法

おりんの磨き方

毎日使っていれば、当然おりんも錆びたり汚れたりしてきます。
おりんは仏具であるため、大切に丁寧に扱い、綺麗にしておきましょう。それにはお手入れは欠かせません。
日々のお手入れとして、表面に着色やメッキ加工が施されているものは、柔らかい布で優しく磨きましょう。くすんできたら専用の艶出し剤で輝きを取り戻せます。
着色およびメッキ加工のないおりんは、研磨剤を付けて柔らかい布で磨いてください。

酢を使用した磨き方

料理用のお酢におりんを漬けておき、その後よく水で洗い流します。そうすると、サビを取ることができ、なおかつ経済的です。

研磨剤を使用した磨き方

まず、新聞紙か柔らかい布などで、おりんに研磨剤を塗っていきます。
全体を満遍なく磨き、研磨剤が黒ずんで汚れてきたら、乾いた布で拭き取って終了。
研磨剤はホームセンターなどにある金属磨き用のものか、仏具店で販売されている専用クリーナーをおすすめします。
おりんの素材を確かめ、適した研磨剤を使用すると良いでしょう。

ただし、あまりにも汚れがこびれ付ていたり、変色がひどい時は専門の業者に依頼する必要もありますので、なるべくこまめに磨くことをおすすめします。

色々なおりん

おりんには鉢型のもの以外にも、色んな形やデザインがあり種類も豊富。
最近では仏具店の他に、お洒落なおりんは、和雑貨店でも取り扱っている場合があり購入が出来ます。

種類

鉢型

おりんの基本的な形。鉢か壺のような見た目。

印金(いんきん)

小型のおりんと布団に持ち手が付いた携帯用。お墓での法要時に僧侶が持っていることが多いです。

高台りん

台を必要とせず、脚が付いた形状のおりん。

おりんの気になるお値段は?

おりんは仏具であるため、かなり高価なイメージがありますが、実際はいかがなのでしょう。
基本的におりんは、鈴棒や台などとセットで売られることが多く、特にネット通販ならば、仏具も数種類付いて、数千円で購入が出来たりします。
反対に、高いものだとおりん一つで数十万円するものもあり、その相場は大きさや素材、デザインによって変わるのです。
例えば、18金製だったり、胴に彫り物など装飾が施してあるものは、おりんの中でもかなり高値で売られています。

仏具セット

仏具一式 八点セット
仏具一式 八点セット

商品価格\3,520

お得なセットタイプ。
付属のおりんは鉢型のものです。

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最高級のおりん

佐波理りん
佐波理りん

商品価格\158,400

佐波理とは、鐘などの仏具に使用される素材。
鳴らすと澄んだ音色を発し、見事な彫刻のおりんです。

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おわりに

おりんとは、仏様に気持ちを届けるための大切な仏具であり、その澄んだ音は、私たちの心を癒してくれるものだったのですね。
皆さんも、仏壇に手を合わせておりんを鳴らす時は、その音色に耳を傾けてみてください。

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