過去帳の【値段の相場・役割・記入費用】などを解説!

大切な人を失った後、遺族にはどうしてもしておかないとならないことはあるものです。その一つに、過去帳の記入があります。過去帳の意味、そして過去帳そのものの値段、過去帳に記入していただくときの値段について、ご紹介いたします。

目次

  1. 過去帳とは仏具の一つで大切なものです!
  2. 過去帳が必要なとき
  3. 過去帳を購入する理由と値段
  4. 過去帳の記入の値段
  5. 過去帳の値段のまとめ

過去帳とは仏具の一つで大切なものです!

人々

過去帳とは、大切な役割をする仏具の一つです。
亡くなった方(以下、故人と書きます)の俗名、戒名、没年月日、享年などが記入されるもので、先祖代々受け継がれてきた亡くなった方々の記録です。

俗名とは、誕生した時に付けられた名前のことです。戒名とは、故人に付けられる名前です。ほとんどの宗派は、戒名といいますが、浄土真宗の場合は法名、日蓮宗の場合は法号といいます。没年月日は亡くなった年月日のことです。享年は亡くなった年の数え歳のことです。

過去帳の役割

過去帳は、故人を供養する命日の覚書としての役割があります。それだけではなく、過去帳を読み解けば、過去から現在に繋がってきた縁故関係を知ることもできます。先祖からもたらされた過去帳を現代に生きている子孫が書き足し、またその未来に途切れることなく残すことを理想とした仏具の役割があるといえるでしょう。

過去帳のありかはお寺と仏壇の中

盆や彼岸にお墓参りはされますか? お墓の場所が寺の境内にあるとしたら、その寺が家の菩提寺で、家は菩提寺から見ると檀家です。菩提寺には、檀家の先祖代々の葬祭供養をしてもらい、お布施を納めているはずです。従って、檀家の過去帳は菩提寺にもあります。
また、檀家の過去帳は、仏壇の抽斗の中にある場合が多いでしょう。

過去帳の記入の値段を調べるとき、気を付けないといけないことがあります。それは、菩提寺で所有されている過去帳を記入されるときと、檀家が所有している過去帳に記入するときの値段が混乱してはいないかということです。

ここでは、檀家、個人の家が所有している過去帳の記入の値段についてご紹介します。

過去帳が必要なとき

過去帳が必要な時とはどんなときでしょうか。浄土真宗以外の宗派と浄土真宗について、過去帳が必要な意味と必要な時期についてご紹介します。

浄土真宗以外の過去帳が必要な意味と時期

故人の四十九日には、葬儀の時から使っていた白木の位牌を菩提寺に処分してもらい、仏壇には故人の魂が宿るとされる本位牌を安置することになります。本位牌は、遺族の追善供養の対象です。追善供養とは、故人の魂のために、祈りを捧げることです。

本位牌を代々引き継ぐと、数が増え過ぎて仏壇に安置することが難しくなります。そんなとき、過去帳が必要となってきます。
故人の五十回忌 三十三回忌という節目に、本位牌を菩提寺に納め、過去帳に故人の俗名、戒名、没年月日、享年などを記入します。記入する人は住職さんにお願いしても、遺族の方でも良い場合が多いようです。

浄土真宗、過去帳の意味と必要な時期

浄土真宗の中でも流派がさまざまあり、位牌を必要とする流派もあるそうですが、ほとんどの浄土真宗の流派では、位牌は必要としません。その理由は、阿弥陀如来への信仰心があれば、故人は仏になるので、故人の魂は少なくとも現世には存在しないからです。従って位牌を用いた追善供養は行われません。

浄土真宗では、位牌の代わりに法名軸という法名の書かれた小さな掛け軸と、過去帳を四十九日までに用意します。住宅事情などにより、仏壇がコンパクトで法名軸がかけられない場合も多くあり、過去帳のみを用意することが多いようです。過去帳は故人を偲ぶもの、そして命日を忘れないために仏壇の抽斗の中に蔵めます。法要や命日の時には、仏壇に出しておきます。

過去帳を購入する理由と値段

過去帳は仏具店などで、簡単に購入することができます。過去帳が何故必要なのか、過去帳を購入しなければならない理由は何でしょうか?

過去帳の購入の理由

過去帳を購入する理由には、どんなものがあるでしょうか? 例えば、過去帳がなくなったり、古くなって文字が読みにくくなったり、仏壇はないけれど家族の記録を手元に残したかったりと、様々な理由があります。

この中で、注意が必要なのは過去帳がなくなった場合です。在るべき所にない場合、法要などで仏壇から持ち出して外出したことを思い出してください。それでもわからない場合は、ご親族に相談してみてください。

過去帳は仏具店で簡単に手に入りますが、大切な財産の一つです。大事に保管しましょう。

過去帳の値段は数千円から1万円以上!

形状は2種類あり、記帳面が一定間隔に折りたたまれた過去帳、縦方向の上部を綴じて冊子にした過去帳などがあります。後者の冊子の過去帳は、寺で記入される過去帳の形状に多いそうです。

表紙の素材で値段は大きく異なります。数千円から購入できるのが、表紙が布や紙のものです。1万円以上のものは黒檀や紫檀などの唐木のものです。硬い材質で光沢があり、見るからに高級感があります。

記帳する紙の材質を大きく分類すると、和紙のものと洋紙のものが用いられています。墨汁をつけて筆で記入すると、長い時代退色しないとされています。

いろいろな種類、様々な値段のものがあります。後世まで受け継がれるように、品質や材質に注意して気にいったものを購入しましょう。

過去帳の記入の値段

過去帳を購入したあとは、亡くなった方の俗名、戒名、没年月日、享年などを記入するだけですね。けれども、簡単に記入できる場合と、調べないとわからない場合、調べてもわからない場合があります。それによって、過去帳の記入の値段も変わります。

過去帳は誰が記入されますか?

過去帳が古くなったから新しくしたいという理由ならば、古い過去帳から書き写すのみなので、菩提寺の住職さんにお願いしてもいいですが、美しい文字を書く遺族が記入してもいいでしょう。その場合、アルバイトとして時給に換算した値段を払えば良いかもしれませんが、お願いするだけでしてもらえるかもしれません。

過去帳を紛失したり、過去帳の在り処さえわからない場合があるかもしれません。そんな場合は住職さんにお願いして、菩提寺に存在している膨大な量の過去帳から、先祖の名が書かれている箇所を見つけ出していただき、記入してもらいます。

故郷を離れて暮らしている人にとっては、菩提寺がわからなくなっている場合もあるかもしれません。戸籍や墓の場所などから、親戚や同郷の方々に声を掛けて先祖のことを教えてもらえるようお願いしてみましょう。そうして判明できたことを過去帳に記入することになると思います。その場合の多くは、過去帳の持ち主自身が記入することになるでしょう。

過去帳の記入の値段はいくら?

過去帳の記入を住職さんにお願いしたいとき、四十九日の法要の時期ならば、その法要のお布施の中に過去帳の記入のお礼も含んでいると考えてもよいでしょう。四十九日の法要のお布施の相場は、3万円から5万円です。

過去帳を新しく書き直す場合や、檀家の記録を探していただくことも菩提寺の住職さんにお願いするとなると、気持ちとしては大きな額のお布施をお渡ししたいところです。
現実的には、住職さんに直接「他の方はこういう場合、お布施をいくらされますか」とお尋ねしたり、1つの法要の値段と同じと考えて3万円から5万円のお布施をしたりすることが多いようです。

また過去帳に1名記入当たりの値段を3千円から5千円の計算で割り出して、お布施の金額を決めるという話もあるようです。

過去帳の値段のまとめ

最近、墓じまいをするという話題もよく聞くようになってきました。先祖代々から受け継いできたお墓を引き継ぐ人がいないそうです。また、寺に頼らず公営・民営霊園に納骨する人、永代供養などを利用する人、散骨や樹木葬などの自然葬を選ぶ人など、墓に対する現代人の考えは多様化しています。

そうした中でも、自分が誰かの子孫であり、誰かの先祖になるという縁故の繋がりは、人生の土台となるものです。できることでしたら、その繋がりを現代で終わらせることなく、未来に繋げていってほしいと思います。その1つの形として、過去帳というものが存在していると考えられます。

過去帳の存在の意味などを含めての値段となると、それはもう値段をつけられない個人財産です。半永続的に保管できるように願います。

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