知っておきたいお供え花のマナーと供花の意味

お盆のお墓参りや、知人の一周忌などにどんなお花を供えたら良いのだろう。お供えしてはいけない花はあるのだろうか。意外と知られていないお供え花の選び方やマナー。今回はお供え花のマナーやその意味についてご紹介していきます。

目次

  1. お花を供える意味
  2. バラや造花をお供えするのはマナー違反?
  3. お盆にお供えする花の選び方とマナー
  4. 法要にお供えする花の選び方とマナー
  5. おわりに

お花を供える意味

故人に花を供えるという風習は時代や宗教、民族を超えて行われています。古くは五万年前のネアンデルタール人が遺体に花を添えて大切に埋葬していたという痕跡も見つかっているそうです。死者に花を供える意味は、薬効のある花で遺体の腐敗を遅らせようという目的もあるかもしれません。また秋冬に花が枯れても、春に再び花が咲くように死者の新生を願ったためだとも言われています。

お墓や仏壇にお供えする花は、仏様の方を向けずに私達の方を向けてお供えします。これはやがて枯れていく儚い生命を知り、今ある命に感謝するという意味が含まれているそうです。それでは供花(きょうか・くげ)用のお花の選び方や、マナーについて見ていきましょう。

バラや造花をお供えするのはマナー違反?

バラ

ここでは供花の種類とお花の選び方をご紹介します。

供花の種類

献花とは故人に手向ける花であり、供花とはお悔やみの気持ちを伝えたり、祭壇を飾って遺族の悲しみを和らげる花であります。供花には葬儀が終わるまで故人の枕元に飾る「枕花(まくらばな)」と、四十九日や納骨の日まで祭壇に供える「後飾りの供花」、仏壇用の「仏花(ぶつばな)」などがあります。

葬儀、斎場に贈る供花

一般的には故人と関わりのあった団体、法人などがお供えします。地域や宗教によって慣習が異なる場合があるので地元の生花店に相談すると良いでしょう。また葬儀場によって別途料金が掛かることもあります。事前に葬儀場に問い合わせしておくことをお勧めします。

枕花

枕花

枕花(まくらばな)は、通夜の前から葬儀が終わるまで故人の枕元を飾り、故人の魂を鎮めるためのお花です。故人が好きだったお花を選ぶと良いでしょう。色は白色に限らずピンクや、ブルーなど混じっていてもマナー違反にはなりません。

後飾りの供花

「後飾り」とは四十九日や埋葬の忌明けまで遺骨を安置する祭壇のことです。供花のマナーは小机に置ける程度の大きさにすること。長い期間飾っておくので痛みにくい花を選ぶことなどです。胡蝶蘭、デンファレ、オンシジュームなどは長持ちします。また悲しみにくれているご遺族を気遣って、水替えの手間が要らないプリザーブドフラワーを選ばれる方もいます。

供花に絶対ダメだという花はありませんが、一般的に棘がある花(バラ、アザミ)、毒がある花(すずらん、水仙)、つる性の花(朝顔、クレマチス)などは避けるのがマナーとなっています。

仏花

仏壇

「仏花」とは仏壇にお供えする花です。宗派によって違いますが基本的に一対の花束です。花の本数は3本、5本、7本というように奇数を選ぶのがマナーです。日持ちの良さと邪気を払うということで菊はよく用いられますが、季節の花など和洋問わずお供えすることができます。また生花ばかりだと負担が大きいという場合はプリザーブドフラワーや造花でも構いません。命日や法要など特別な日だけ生花にすることもできます。

お盆にお供えする花の選び方とマナー

仏壇

お盆の時期は地域によっては7月という所もありますが、一般的には8月13日から16日までをお盆といいます。親族が集まりご先祖の霊と過ごす大切な日です。13日の午前中にお墓までご先祖の霊をお迎えに行くのが慣わしです。お墓を綺麗に掃除し、季節の花をお供えしましょう。

お盆・初盆

初盆(はつぼん)とは四十九日が明けて初めて迎えるお盆のことで、新盆(にいぼん)とも呼ばれます。初盆は故人の霊が初めて戻ってくる日であり、親族や友人を呼んで盛大に法要を行います。このときのお供えの花は、故人が亡くなってから日が浅いので白色を基調とした花束やアレンジメントが良いでしょう。大勢が集まる場ではアレンジメントにお名札をつけておくことも忘れずに。またお花を贈るときのマナーは前日の12日までに届けることです。

お彼岸

お彼岸とは春分の日、秋分の日を中心に前後三日間を合わせた期間のことです。昼の時間と夜の時間が等しくなるこの時期は、あの世(彼岸)とこの世(此岸)が近くなる日と言われています。お彼岸にお墓参りや先祖供養をするのは、あの世の故人に思いを届けやすくなるからです。

お墓にお供えする花は宗教によっても違いますが基本的に一対の花束です。お花は造花でもマナー違反にはなりません。。お花の種類は春のお彼岸ならスイートピーやデンファレなど洋花も良いです。秋のお彼岸なら菊やリンドウなど季節にあったお花や故人が好きだったお花を選ぶと良いでしょう。

法要にお供えする花の選び方とマナー

法要の供花のマナーは、一周忌にはまだ白色を基調とした花を選ぶのが良いとされています。ご自宅での法要の場合は、お供え用胡蝶蘭やアレンジメントを選び、会場の場合は重い鉢植えは避けます。お花は法要の前日までに届けましょう。

おわりに

今回はお供え花の選び方やマナーについてご紹介致しました。近年は葬儀や法要も簡素化する傾向にありますが、供花についてはむしろ重要視されるようになってきています。その分だけ供花マナーも大切になっているのではないでしょうか。故人に偲び、ご遺族の悲しみを少しでも癒すためのお供え花。心を込めて選びたいですね。

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