普段あまり気にしないお墓の花立は、現在どうなっているんだろう?

お墓の花立は、いずれ経年劣化などで壊れることがあります。また、古く使い勝手の悪い花立を最新のものに交換したいという人もいます。そんな時のために、お墓でよく使われている花立の種類や修理交換方法について解説します。

目次

  1. お墓の花立は必需品
  2. お墓に花を供える意味
  3. 花立の種類
  4. お墓と花立のメンテナンス
  5. まとめ

お墓の花立は必需品

お墓参りではかならず花を供えます。菊や故人が好きだった花を供え、安らかに眠っていただけるようお祈りします。花を挿す前に花立を取り外して洗う時に、古くなった花立てが壊れていることに気付くということもあると思います。
そんな時のために、花立についての基礎知識と修理交換方法について知っておくのも良いかもしれません。

お墓

お墓に花を供える意味

お墓やお仏壇に供えるための花を仏花と言い、2束1対で供えます。
この仏花は故人や仏様に供えると同時に、実はお参りする私たちに向けても供えているのです。
お墓でも仏壇でも花は私たちの方を向いています。これは、「花はいつか枯れる」「命あるものはいつか死ぬ」ことを私たち生きている人間に学ばせるためのものなのです。
また、自分たちが花を見ることで心がきれいになり、そのきれいな心でお参りすれば故人や仏様も喜ぶという考えからでもあります。

花立の種類

お墓に仏花をお供えする用具を花立と言います。現代の花立は墓石の上の水鉢の両側に一対で配置されます。土葬だった昔は地面に竹筒を刺して花を供えていましたが、徐々にお墓が現在の形になるに伴って、墓石に花立が標準で付くようになりました。材質についても竹から樹脂(プラスチック)に、そして陶器製に替り現在ではステンレスが主流になっています。

花立のサイズ

花立のサイズは墓石とのバランスで決まります。(大きな墓石には大きな花立を)
また、大きな花立だと水がたくさん入り、水の温度も上がりにくいため花がしおれにくくなります。
そのため墓石とのバランスを崩さない範囲で大きめのものが選ばれる傾向があります。

形による違い

花立の構造やお墓への取り付け方により分けると、代表的なものは以下のとおりです。

ネジ式

20年ほど前までは主流だった形で、本体と台座がネジで着脱できるタイプで、水の交換や清掃が容易です。花立がラッパ状に上を向いているため仏花を引き立てます。
このタイプの初期は樹脂でできたものもありネジ部分が壊れることがありましたが、その後ステンレス製になり耐久性が上がりました。

落し込み型(中入れ型)

新しいお墓で多くみられる形です。墓石の花立を設置する部分に円筒形の穴をあけ、そこにすっぽりステンレスなどでできた花立を落し込みます。水の交換や清掃はネジ式よりも容易です。シンプルな構造のため壊れることもありません。
墓石と一体構造になっているため、花立部分の前面に家紋や花を彫刻するケースが多くあります。

野花立

地面に刺すだけのタイプです。土葬だった昔からのお墓などで現在も使われています。新しいお墓が増えるに伴って減少傾向です。

材質による違い

材質によって耐久性や価格が違います。長い期間使うものですので慎重に選びましょう。

ステンレス製

表面が磨かれており美しく光沢があります。また、凍結やサビに強いことから主流の材質です。

合金製

アルミ合金でつくられており衝撃に強いことが特徴です。ブラック、グレー、シルバーなどの色があります。価格はステンレス製よりも安めです。

銅製

銅には殺菌性のある銅イオンが含まれているので、水のヌメリを防ぎボウフラの発生も抑えます。また、花を長持ちさせます。(銅製以外の花立では、花を長持ちさせるために10円玉を入れることもあります。)

陶器製

ステンレス製が主流になる前は陶器製が長く使われていました。

樹脂製

手軽で安価なので気軽に使用することができます。ホームセンターなどでも購入できます。

お墓と花立のメンテナンス

花立は、屋外で長い期間使用するものなので古くなると壊れたり劣化します。
お墓参りの時にお墓の様子を確認して、万が一どこかが壊れていた場合は早めのメンテナンスを行いましょう。花立のメンテナンスはご自身でもできる簡単な作業もありますが、できれば専門の石材店などに依頼したほうが安心です。

花立の修理と交換

ある程度古いお墓の花立は、アルミや樹脂や鋳物で作られているものがあり、腐食や経年劣化、凍結による割れなどが起こることがあります。
また、古いネジ式の花立の場合は、ネジが回らなくなってしまったりネジ部分が折れて花立が取れてしまったなどのケースが見られます。

ネジ式の花立のネジ部分をステンレス製に交換することは器用な方ならばできると思いますが、なるべくならば専門の石材店にお願いしたほうが安心です。

また、古いネジ式花立を落し込み型に改造する人も増えています。墓石の花立の位置に直径6cm、深さ10数cmほどの円柱型の穴をあけて、ステンレス製の花立をすっぽり落し込みます。
この作業は石材に加工する専用の機械で行いますので、専門の石材店に依頼することになります。

お墓

まとめ

お墓に花を供えることは、供える人の故人やご先祖への気持ちを表す行いです。綺麗な花を綺麗な状態で見えるようにお供えしましょう。
また、花立はお墓にとって切っても切れない重要な付属品であることがご理解いただけたと思います。
お墓参りに行った際には、ぜひ花立をチェックしてみてください。
壊れてからでは遅いので、早めにメンテナンスしましょう。

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