茶筅がなくても抹茶は点てられる?100均で代用できる?

茶筅とは、抹茶を点てる時に使う道具のこと。そもそもこの茶筅には、どんな役割があるのでしょうか。茶筅がなくても抹茶を点てられるのでしょうか。

目次

  1. 茶筅(ちゃせん)とは
  2. 茶筌の作り方
  3. 茶筅の代用品になるもの
  4. 茶筅のセット
  5. 茶筅のお手入れ
  6. 抹茶に使う茶筅‐最後に‐

茶筅(ちゃせん)とは

茶筅とは茶道具の一つ。日本人であっても茶道に精通していないと、なかなかお目にかかることはありませんが、一体どんなものなのでしょう。

抹茶を飲む時に使う茶道具

茶椀に入れた抹茶とお湯をかき回し、分散させて均等な味になるように混ぜて泡立てたり、練ったりする道具で、筅(ささら)もしくは茶筌とも表記します。
本来は茶道で使われるものですが、希少価値のある煤竹(すすだけ)を素材としたものや、銘が入ったものは、骨董品として扱われるようです。

茶筅は何で作られている?

茶筅は主に竹で作られています。淡竹(はちく)という竹の一種を使うことが多いですが、種類によって様々。
稀に、プラスチックや金属で作られることもあるようです。
国産の茶筅のほとんどは、奈良県生駒市にある高山町で作られています。中でも伝統工芸品である『高山茶筌(たかやまちゃせん)』の産地として有名。
ちなみに高山茶筌は、『茶筅』ではなく『茶筌』と表記します。

流派で使い分ける茶筅の種類

材料となる竹の品種やその太さ、長さや使う糸の色、穂(茶筅のヒゲの部分)の形や数、そして用途や流派によっても茶筅の種類は様々で、その数は総じて約120種もあるようです。
では、流派によっては、どのような茶筅が使われているのかを見てみましょう。

青竹茶筅

初釜に使用される茶筅。名称通り、青竹を材料に作られています。

煤竹茶筅

流派の一つ、表千家(おもてせんけ)で使う茶筅。煤竹は、古民家の藁ぶき屋根から採れる、囲炉裏で燻された稀有な竹なので、近年ではとても入手困難となっています。そのため、かなり価値が高い茶筅といえるでしょう。

黒竹茶筅

正式名称は紫竹(しちく)茶筅。山田宗偏(やまだそうへん)流と武者小路千家(むしゃこうじせんけ)で使用します。持ち手の部分が斑模様になっているのが特徴。

白竹(淡竹)茶筅

表千家、山田宗偏流、武者小路千家以外の流派に用いられる茶筅。素材の竹は油分を抜いて干し、白竹に加工したものを使っています。

茶筌の作り方

次に、茶筅がどうやって作られのかをご説明します。

原竹(げんちく)作り

1.生えてから2~3年ほど経った竹を、内部の水分が最も少なくなる冬に伐採します。
2.油や汚れを落とすために煮沸。
3.冬の間に約一か月ほど天日干しにし、数年くらい熟成させてから、いよいよ加工に入ります。

加工

①コロ切り:竹の節を挟むようにして、コロと呼ばれる円筒形に切断。
②皮むき:穂先となる節の上半分の表皮を薄く剥きます。
③大割り(おおわり):剥いた部分から節近くまでを、大割包丁という刃物を使って、等分に割っていきます。何等分に割るかは、竹の太さと穂の数によって変動。
④片木(へぎ):等分に割った部分を外側にこじ開け、小刀で皮から竹の身を取り除きます。
⑤小割り(こわり):大割りした一片一片を、目的の穂数になるように大小交互に割る。
⑥味削り(あじけずり):穂先の部分を湯に浸して柔らかくし、根本から先に向かって細くなるように削ります。
⑦面取り:外側の穂の角を削って面取りします。これは、抹茶を混ぜた時に付着しにくいようにしておくため。
⑧下編み・上編み:面取りした穂を開き、糸で編んでいきます。下編みは穂を広げるように、上編みは根本を固定する役割。この時使う糸は、季節や流派によって違う色で編まれるようです。
⑨腰並べ:内側の穂を中心に寄せて茶じみを作り、根本の高さを整えていきます。
⑩仕上げ:穂先をカーブさせ、形を整えて完成。なお、茶筅の作り方は、種類によって多少異なる場合もあります。

茶筅の代用品になるもの

お茶を習っている方でないと、茶筅はなかなか身近にないもの。でも最近は抹茶ブームなどもあり、ご自宅でも気軽に飲みたい方もいらっしゃるはず。
現代では100円ショップでも茶筅が購入できますが、代用品で抹茶を混ぜることも可能なようです。
茶筅の代用品になるのはティースプーンやマドラー、ミルクフォーマーなどの泡だて器。
実は茶筅が出来る前は、匙(さじ)で抹茶をかき混ぜてたとのことなので、茶筅ほどではありませんが、代用品でも混ざってくれるようです。
また、混ざりやすいように、点てる前に抹茶を一度ふるっておくと良いでしょう。

茶筅のセット

茶筅を買って抹茶を点てよう

本格的に抹茶を点てたい方へ、茶筅も含めた茶道具のセットを紹介します。
これさえあれば、ご自宅で気軽に抹茶を頂けますよ。

抹茶茶碗もついてくる お抹茶セット
抹茶茶碗もついてくる お抹茶セット

商品価格\5,000

桜模様の抹茶椀が可愛らしいセット。点て方の説明書も付属しているので、すぐに抹茶が頂けます。

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茶筅のお手入れ

茶筅の洗い方

茶筅は消耗品ではありますが、出来る限り長持ちさせたいものですね。
お点前に使った後は、ぬるま湯を張った桶やボウルの中で、抹茶が残らないようによく振ってすすいでください。
どうしても汚れが落ちない時は手でやさしく洗いましょう。
洗い終わったら形を整えて、茶筅休めに挿してよく乾かします。
使わない時は茶筅筒にしまっておくといいでしょう。

抹茶に使う茶筅‐最後に‐

いかがでしたか?
もしご家庭で抹茶を点てられる時は、ぜひ茶筅で混ぜてみてください。

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