プリザーブドフラワーを供花にしても大丈夫?

最近流行りのプリザーブドフラワーを仏壇の供花(きょうか・くげ)としてお供えしたいんだけど生花じゃなくて良いのかしら?と悩む方も多いようですね。プリザーブドフラワーは、供花として仏壇にお供えしても良いのかどうか調べてみましょう。

目次

  1. プリザーブドフラワーって何?
  2. 供花とは
  3. 供花は生花が一般的?
  4. プリザーブドフラワーの特徴
  5. まとめ

プリザーブドフラワーって何?

そもそもプリザーブドフラワーって何でしょう?まずはそこから探っていきましょう。

造花やドライフラワーとの違い

プリザーブドフラワーは、特殊な方法で「生花」を加工したものなので造花ではありません。
ドライフラワーも、プリザーブドフラワーと同じく生花を使います。生花を乾燥させて作るので長く鑑賞できるのが魅力ですが、色合いがあせた感じに仕上がります。

プリザーブドフラワーは「保存された」生花

プリザーブドフラワーは、生花の色合いをそのまま保存できるように特殊な方法で加工したもので水やりも不要です。生花の持つ柔らかな風合いと鮮やかな色を損なわず長く保つことができます。気温や置き場所にもよりますが、多くの場合2~3年は生花と同じように色合いや美しさを楽しむことができるようです。
ちょっと難しい名前ですが、「プリザーブド」とは「保存された」という意味があります。
ブリザーブドフラワーとは「保存された花」という意味ですから、長持ちするお花だということがわかりますね。

供花とは

プリザーブドフラワーの意味がわかったところで、今度は供花(きょうか・くげ)について調べてみましょう。
供花とは、故人のご冥福をお祈りし、ご遺族の心を慰めるためにお供えするお花のことです。
特に葬儀の供花にはさまざまな意味合いがあります。その中から「祭壇用の供花」「枕花」「後飾り用供花」「仏壇用供花」についてそれぞれみてみましょう。

祭壇用の供花

一般的に「供花」と呼ばれているのが、葬儀の際に式場や祭壇に飾るお花です。
葬儀社や近くの花屋さんに手配をしたことがある人も多いと思います。贈った人の名前や会社名の札が一緒に飾られたこのお花のことを、供花と呼ぶことが多いようです。この供花が飾られることで式場や祭壇を装飾する効果もあります。

枕花(まくらばな)

枕花は、葬儀が終わるまで故人の枕元に飾る供花です。血縁者や故人と親しかった人がお供えします。白を基調にして落ち着いた淡い色のお花を供えることが多く、静かに故人を偲んでいるようです。

後飾り用供花

四十九日の忌明けまで遺骨や仮位牌などを安置する祭壇を「後飾り」といいます。
そこへ供えるお花が後飾り用供花です。葬儀に参列できなかった人が弔問に訪れることもあり、後飾り用供花は、葬儀の時よりももう少し色合いのあるお花や、故人の好みで供えられることもあります。

仏壇用供花

仏壇用供花は仏花(ぶつばな)ともいい、二束一対で仏壇に飾ります。
仏花は、3本、5本、7本などのように奇数にして、棘の無い花が良いとされています。一般的には菊が用いられることが多いようですが、仏花はあくまでも故人に捧げるものです。ご遺族の意向に添い故人が喜んでくださるようなお花をお供えされるのがよいでしょう。

供花は生花が一般的?

これまで調べたように「祭壇用供花」「枕花」「後飾り用供花」では、葬儀の流れから生花をお供えすることが一般的になっているようです。
それでは「仏壇用供花」についてはどうでしょうか。生花を供える方が良いのか、プリザーブドフラワーを使用しても良いものか悩むところです。

生花を供える意味

なぜ生花を供えるのかを考えてみましょう。

仏壇やお墓に供花として生花をお供えするのには意味があります。
美しい花でも少しずつ枯れていくように、命あるものは必ず滅するという生命の儚さを表しているといえます。
また仏壇やお墓に供える供花は、お参りをする人に向けられていますね。それは儚い命の生花を供えることで、お参りする私達が命を尊び生きていることに感謝をするためと言われています。

習慣と生活スタイルの変化

仏壇やお墓に生花を供える意味がわかると、お花を供えることの大切さをより深く感じます。
では、やはり供花は生花を選ばなければいけないのでしょうか。

確かに、地域や習慣によっては生花をお供えしなければならないこともあります。また造花をお供えしているという地域もあります。

最近は様々な生活スタイルになり、定期的に生花を交換することが難しくなっている人や、傷みが早いし水替えも大変だという話もよく耳にします。

そこで注目されてきた花が「プリザーブドフラワー」です。

プリザーブドフラワーの深い魅力

プリザーブドフラワーは、「生花」を加工して長い間お供えすることができる美しい花だということがわかりました。
そして「生花」をお供えする意味は「儚い命の生花を供えて命を尊び生きていることに感謝ができるようになるため」ということもわかりましたね。

つまり、生花を使ったプリザーブドフラワーは、命に感謝ができるようにする役割も果たしてくれる尊いお花のようですね。そんな深い意味があるとは筆者も思いませんでした。

供花のお世話のことで何の心配をすることなく故人を偲ぶことができるとしたら、亡き方もきっと安心してくださるのではないでしょうか。

プリザーブドフラワーの特徴

供花として、生花の代わりにとても重宝しそうなプリザーブドフラワー。
せっかくなら正しく美しくプリザーブドフラワーをお供えしたいですね。その特徴も探ってみましましょう。

プリザーブドフラワーの利点

プリザーブドフラワーの利点は、水替えの必要もなく、手間が要らずに綺麗で長持ちをすることです。生花と見た目が同じなので大きな違和感もありません。最近ではよく見かけるようになり、大きさや用途も様々な上に手頃な価格で購入できるものも多数あります。

プリザーブドフラワーの弱点

プリザーブドフラワーには弱点もあります。残念なことに生花のように香りません。
紫外線に弱く、日なたに飾り続けると色褪せすることがあるので置き場所に気を付けましょう。
湿気や乾燥にも気を配り、エアコンが直接当たるような場所は控えましょう。

プリザーブドフラワーを贈るとき

プリザーブドフラワーを供花として贈ることを考えている場合に気を付けたいことです。

先方の宗派や習慣などを考慮して、事前に確認しましょう。
先方のお仏壇の大きさに合うサイズの物を選びましょう。
先方にプリザーブドフラワーを贈ることを事前にお知らせしましょう。もしご存じなければその効果を説明して差し上げると親切かもしれません。(長持ちすることを知らずに、2週間で捨てられてしまったという話もありました)

まとめ

プリザーブドフラワーを詳しく知ることで、供花を選ぶ範囲が広がったのではないでしょうか。

生花でもプリザーブドフラワーでも、ご自分の仏壇に合った供花を選ぶことが大切です。想いを込めた供花をお供えしたら、故人もきっと喜んでくださることでしょう。

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