戦国時代の当時の人々の服装とはどのようなものだったのでしょう。

戦国時代の武家や平民たちの服装とはどのようなものだったのでしょうか。戦国時代の女性男性の服装を見ていきましょう。

目次

  1. 戦国時代の服装とは?
  2. 戦国時代の武家の男性の服装
  3. 戦国時代の武家の女性の服装
  4. 戦国時代の庶民の服装
  5. 戦国時代の武将の甲冑
  6. 戦国時代の服装のまとめ

戦国時代の服装とは?

戦国時代

織田信長や豊臣秀吉、徳川家康が生きた戦国時代。この時代の人々はどのようなふくそうをしていたのでしょうか。

武家の人々と庶民との服装の違いは?

戦国時代の武家の男性の服装

戦国時代の武家の男性の服装といえば、歴史ドラマでもよく目にする裃(かみしも)です。男性正装の一種であり、小袖の上から肩衣と袴を着用します。

室町時代の直垂(ひたたれ)の袖を切ったことがもとだとされ、応仁の乱の辺りから先陣の略礼服とされていたと思われます。

肩衣(かたぎぬ)

肩衣とは、元は直垂からきています。直垂から簡略され大紋や素襖となり、その素襖から袖と胸ひもを外したものが肩衣です。袴と同じ生地で作られ、両胸と背中に紋が入っています。

直垂(ひたたれ)

直垂は、上半身と下半身で分かれており、上の物を袴に入れて着用します。上の衣料は前合わせの垂領で打ち合わせをひもで結びます。

室町時代になると生地が平絹以上の高価なものを直垂と呼ばれ、麻などの記事の物を「大紋」や「素襖」と呼ぶようになりました。

戦国時代の武家の女性の服装

戦国時代の上流階級の武家の女性などは、小袖の上に細い帯を結んで垂らし、その上から打掛を羽織るのみでした。

打掛の下の小袖には、通常白地が使用されており、その下に模様がついた下着を重ねていました。

桃山小袖

桃山小袖とは、安土桃山時代ごろからみられるようになった豪華な打掛型の小袖などを言います。このころから小袖を表に出して着るようになり、上着に昇格しました。

打掛

江戸時代の後期以降からは、婚礼等で着用することもありますが、打掛が着られるようになったのは、室町時代からであり、上流の武家の女性が小袖の上に羽織ったものです。

打掛の裾には、「ふき」という綿を入れ厚みを出した部分があり、ふきの目的としては、足にまとわりつくのを防ぐためのものです。

この打掛、冬は打掛を羽織っていますが、夏になると上半身を脱ぎ腰に巻いた姿が正装で、腰巻姿といいます。

戦国時代の庶民の服装

ここまで、上流の武家の人々の服装を見てきました。では、庶民はどのような服装をしていたのでしょう。

戦国時代の庶民の男性の服装

戦国時代の庶民の男性の服装は、主に小袖を着ていました。外出時には、脚絆(きゃはん)といわれる脛~足首辺りにつける防護着を巻いていました。また、作業時には、手甲を付けて作業していたそうです。

夏には、暑いため袖のない服にふんどしのみで作業をしていたそうです。

小袖

現代の和服のもととなる衣類で、日本伝統的な衣類です。小袖の由来は袖口の開きが狭いことからきており、逆に袖口の大きく開いているものは大袖といいます。

戦国時代の庶民の女性の服装

戦国時代の庶民の女性の服装は、主に男性同様小袖を着ていました。小袖にひも状の帯をして結んでいたそうです。

戦国時代の武将の甲冑

戦国時代、戦いの際に武将たちが身につけたものといえば甲冑です。武将それぞれの個性が輝いている甲冑。

どのように着ていたのでしょう。また、特殊な形のものもあったので一部ご紹介します。

甲冑を切るときの服装と手順

まず、白の小袖(白衣)と襦袢を着ます。その上に「鎧直垂」を着ます。頭には、「引立烏帽子」を着用します。

そして、鎧や太刀を着用していき、鎧の上からは、陣羽織を羽織り、最後に兜をかぶります。

鎧直垂

鎧直垂とは、名前の通り鎧の下に着る直垂です。鎧を着用するために作られているので、袖口が狭く、袖口と袴の裾を絞るための紐が付けられています。

鎧直垂の生地には、錦や綾などが使用され華美なものが多かったようです。

引立烏帽子(ひきたてえぼし)

引立烏帽子とは、兜の下に着用する揉烏帽子です。兜を着用する際には折り込み兜を脱いだら頭頂を立てます。

特殊な甲冑

群雄割拠の戦国時代。その中でひときは個性をみせている甲冑を少しご紹介します。

加藤清正

加藤清正の使用していた蛇目紋蒔紺糸威胴丸具足に長烏帽子型兜はとても有名な姿ですが、加藤清正が所有していたものの中で、戦国時代においても特に珍しいデザインをしていたのが、金小札色々威片肌脱胴具足です。

鎧の半分が肉体というデザインをしており、腕の部分も筋肉質なデザインになっています。

森蘭丸

織田信長に仕えていた美少年のイメージが強い森蘭丸。彼が所有していた甲冑で、兜に銀箔押煉革製の「南無阿弥陀仏」の文字が縦についているものがあります。

胴には、鉄地伊予札を黒革包みとした胴丸型式のものです。佩楯の左右両方に金箔押の日輪が描かれており、安土桃山時代の技術を見て取れます。

戦国時代の服装のまとめ

この時代の武家の男性は、昔ながらの直垂から動きやすいように袖をとってしまったり、生地も麻に変えるなど、戦国の世の中でよりよい形へと服装もへんかしていました。また、武家の女性も着物を着る枚数を抑えるなど、平安時代などのお姫様をはまた違った服装をしていました。

時代の移り変わり、その時代の背景によって服装も変化してくるのですね。

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