キリスト教の「洗礼」とは?意味や種類をお伝えします

日本でキリスト教を信じている人は、人口の約1%と言われています。キリスト教を信じている人はかなり少ないようですが、あなたはキリスト教用語の「洗礼」という言葉を聞いたことはありますか? 今回は「洗礼」の意味や種類について、お伝えしたいと思います。 

目次

  1. 「洗礼」とは?
  2. 「洗礼」を受けるには?
  3. 洗礼の種類
  4. カトリックとプロテスタントの洗礼
  5. 洗礼についてのまとめ

「洗礼」とは?

困った人々

洗礼とは、一体なんでしょうか?
一般的に洗礼とは、「私はキリストの救いを信じて、受け入れました。今後の人生は、キリスト教の三位一体の神と共に歩みます。」という信仰を表明するための儀式です。
ですから、キリスト教の神を信じていない人が洗礼を受けることは基本的にありません。
また、「神と共に歩む」ということを受けて、「洗礼は神との結婚式だ」と言われることもあります。

「洗礼」を受けるには?

宗派やキリスト教会によっても変わるとは思いますが、洗礼を受けるには準備が必要です。
洗礼を受けたいと思っている人のためのセミナーや講座、勉強会が開かれているのでそれに出席したり、神父や牧師と面談をしたりします。
受けられる年齢については、教会によりまちまちですが、ある程度自分で考え、意見を表現できる中学生以上からが多いようで、年齢の上限は無いようです。
もし、洗礼を受けたいと思っている方がいましたら、神父や牧師、あるいは教会を運営している人に直接問い合わせることが必要です。

洗礼の種類

1、幼児洗礼

幼児洗礼というのは、まだ赤ちゃんや小さい子どものうちに、親が子に洗礼を受けさせることです。
これは、本人(赤ちゃんや小さい子ども)の信仰表明というよりは、「この子をキリスト教徒として育てます。神にこの子の人生を捧げます。」といった、親の信仰表明となります。
本人が自分の意思を持って洗礼を受けたのではないので、子どもが大きくなり、本当にキリスト教徒として人生を歩みたいと思った場合、再度、自分の意志で洗礼を受けることを勧められます。

2、洗礼の種類ー浸礼(しんれい)

一般的に洗礼というと、この2番目の浸礼(しんれい)またはバプテスマと3番目の灌水礼(かんすいれい)と4番目の滴礼(てきれい)が「洗礼」と言われるものです。
浸礼はその名の通り、体を水に浸して行います。
ほとんどの教会には浴槽のようなものに大量の水(お湯)をはり、その中に洗礼を受ける人が一度、体と頭を沈ませて浸かり、また水から出ます。
川やプールなどで行う場合もあります。

洗礼ー「浸礼」の意味

洗礼のうち、浸水の意味は何でしょうか?
一度水に頭まで浸かるのは、「古い、罪深い私は死にました」ということを表し、
また、水から出るのは、「新しく神と共に歩む私に生まれ変わりました」ということを表しています。
イエス・キリストは一度、十字架にかけられて亡くなり、三日後によみがえりました。
洗礼もそれと同じように、過去の自分を脱ぎ捨てて新しい自分に生まれ変わるということを表現しています。

3、洗礼の種類ー灌水礼(かんすいれい)

洗礼の中の、灌水礼というのは、浸礼と違って水に頭まで浸かるということをしません。
神父あるいは牧師が、洗礼を受ける人の頭に水を注ぐことにより、洗礼としています。

4、洗礼の種類ー滴礼(てきれい)

洗礼の中の、滴礼も頭まで水に浸かることはしません。
神父あるいは牧師が、洗礼を受ける人の頭に水滴をふりかけることにより、洗礼としています。

洗礼の中の灌水礼や滴礼は浸礼の略式?!

洗礼の中の3番目の灌水礼も4番目の滴礼も2番目の浸礼の略式と言えます。
例えば、障害を持っていたり、老齢で水に浸かるのが困難な人、あるいは水に浸かることに抵抗があるが洗礼を受けたいという人などは、この灌水礼や滴礼により洗礼を受けることがあります。
ただ教会によっては、浸礼のみを洗礼として定めている所もあれば、3つの方法全て行っている所もありますので、通っている教会にどのような方法があるのか、問い合わせることが必要です。

カトリックとプロテスタントの洗礼

キリスト教には、カトリックとプロテスタントという二つの大きな宗派があります。
カトリックとプロテスタントの違いについて簡単に説明しますと、カトリックはローマ教皇を中心とする宗派で、プロテスタントはマルチン・ルターがカトリックに異議を唱えて分かれていった宗派です。
洗礼の仕方については、両派でやり方が違うということは基本的に無いようです。
ただし、プロテスタントは教会が違ってもある教会で洗礼を受けたら、その人は「洗礼を受けた人」と認識されますが
カトリックはプロテスタントで洗礼を受けたり、あるいは他のカトリックの教会で洗礼を受けても、その教会で洗礼を受けない限り「洗礼を受けた人」と認識されないことがあるようです。

洗礼を受けたら、名前がつけられるの?

洗礼を受けた後、名前(クリスチャンネーム)を付けることがあります。
ただし、これはカトリックのみです。
クリスチャンネームには、聖人の名前を付けることが多いようです。
プロテスタントは基本的に、名前を付けることはありません。

洗礼についてのまとめ

神

いかがでしたでしょうか?
洗礼という言葉は聞いたことがあっても、なかなか実態はよくわからないかもしれません。
あまり日本人には馴染みのないキリスト教かもしれませんが、このような儀式があるということを調べてみるのも、面白いかもしれませんね!

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