弥生時代の食事をご紹介!縄文時代との違いは?

弥生時代の食事には、大きな社会の変化が影響していました。この記事では、弥生時代の食事の変化を詳しくご紹介します。

目次

  1. 弥生時代とは
  2. 縄文時代の食事
  3. 弥生時代の特徴
  4. 弥生時代の食事
  5. まとめ
  6. 終活の専門家に相談してみよう

弥生時代とは

弥生時代

弥生時代は、縄文時代と古墳時代の間のおよそ紀元前3世紀頃~紀元後3世紀中頃(諸説あり)までの時代です。
弥生時代の特徴と言えば、稲作の始まりや弥生土器などの技術の進歩です。
こういった技術を持つ人々が日本列島外から九州北部に移住したことから、弥生時代が始まったと考えられています。

縄文時代の食事

縄文時代

弥生時代の食事をご紹介する前に、まずは縄文時代の食事を振り返ってみましょう。

縄文時代とは

縄文時代は、およそ1万5000年前から2300年前(諸説あり)に発展した時代です。
弥生時代と比べると時代区分が広く、一つ前の時代とは言え、長い年月をかけて生活が変化していたであろうということが予想できます。

食事の特徴

縄文時代の遺跡などから分かる食事の特徴をご紹介します。

弓矢・銛・釣り針

遺跡から発見された弓矢・銛・釣り針などから、猪・鹿・熊・狐などの動物のほか、マグロ・サケ・マスなどの魚を狩猟してたことが分かっています。

貝塚

縄文時代といえば、貝塚を思い浮かべる方も多いはず。貝塚の発見により、縄文人がたくさんの貝を収集し、食事にしていたことが分かります。

集落の形態

縄文時代は、イラストのように4~6軒の家が集団になって生活をしていました。
ブナ、ナラ、クリ、トチノキなどの木の実の採取は、集団で共同作業をしていたと考えられています。

縄文土器

縄文土器の使用用途は、食事の調理や加工だけでなく、祭事の目的があったと考えられています。
深鉢の土器などには煮沸痕が残っているものがあり、食料を煮る、または貯蔵のために使われたと考えられています。主食の肉の保存や、木の実のアク抜きにも使われた可能性もあります。
しかしながら、縄文土器には写真のような装飾を施されたものも多く、このようなものは食事ではなく祭事目的で作られたものだと予想されます。

弥生時代の特徴

稲作

縄文時代は、意外にも色々なものが食事に使われていましたね。
弥生時代には大きな変化が訪れ、社会だけでなく食事にも大きな影響を与えます。

稲作が始まる

弥生時代と縄文時代の大きな違いは、水耕の技術が発展して稲作が始まったことです。
なぜ稲作が盛んになったのかというと、田んぼを耕すために必要な金属や輸入されたり、食料の保存技術が向上したからです。

暮らしの変化

稲作の発生により、人々の生活にも大きな変化が現れました。
水耕に伴い、排水設備などを管理するために10~30軒の集団生活になりました。
稲作の知識があるものを長として、その下で働く人々がいるという状態となり、その後の時代の礎ともいえるような生活形態となったのです。

建物の変化

縄文時代では、地面に穴を掘りその上に屋根を付けるという竪穴式住居に住んでいましたが、これでは収穫した米が腐ったりネズミに食い荒らされてしまいます。
そのため、地面から離れた風通しの良い場所に作った倉庫が作られました。これには、ネズミの侵入を防ぐネズミ返しの工夫も見られています。

弥生土器の登場

大陸からやってきた技術のおかげで、弥生土器は縄文土器に比べて薄くて丈夫になりました。
食料の煮炊きだけでなく、水を溜めたりお皿として使用されていたと考えられています。

弥生時代の食事

粟

生活の変化によって弥生時代の食事がどのようなものになったのか、具体的にご説明していきます。

庶民の主食が穀物に

稲作の始まりにより、お米だけでなく、小麦・アワ・ヒエなどの雑穀を栽培するようになります。
したがって、肉が主食であった縄文時代から、弥生時代には穀物が主食になりました。
このような穀物は水で炊かれて食べられていたと考えられています。
稲作が始まったとはいえ、まだお米は貴重な食べ物。祭事など特別な時だけ白いお米を食べ、普通の食事にはアワやヒエなどの雑穀が食べられていたと推測されています。

穀物以外の栽培

稲作以外にも、小豆・大豆などの豆類、モモ、アンズ、ウメ、スモモ、カキなどの果実、スイカ、カボチャなどのウリ類の栽培もされていました。
特にモモは弥生時代になってから遺跡で発見される果実で、大陸からやってきたということが予想できます。

縄文時代の食事も引き継ぐ

縄文時代の主食だった肉・魚・木の実なども、貴重な食料として弥生時代の食事になっていました。
タコ壺の出土などから、狩りや漁でも技術の発展が見られています。

食事の方法・時間

これらの食料は、焼いたり煮たりするだけでなく、土器を使って蒸されたりもしていたようです。
さらに、木製のスプーンなどが出土されていることから、食器を使って食事をしていたことも分かります。
また、弥生時代の食事時間は1時間もかかっていたと考えられています。噛みごたえのある固い食べ物が多く、咀嚼に時間がかかっていたのです。

まとめ

弥生時代の食事をご紹介しましたが、いかがでしょうか。
縄文時代と比べると食事のバリエーションが増え、現代の私たちに通ずるものがあります。
しかしながら、食事が豊かになることで貧富の差が激しくなり、人々の間で食料の奪い合いが起こることもしばしば。
農耕民族となった日本人の礎である弥生時代を知ることで、日本史がさらに興味深いものとなりそうです。

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