
はがきの種類一挙に公開!~官製はがきから私製はがきまで~
年賀状や喪中など、様々なシーンで使用されるはがき。たくさんの種類があるのはご存じですか?ここでは、一般的なはがきの知識や意外としられていないはがきの種類などを分かりやすく解説していきます。色々な種類のはがきを使い分けましょう!
目次
最終更新日: 2020年12月14日
葉書(はがき)の種類
皆さんが普段使用しているはがき、これは郵便事業株式会社が発行しているものがほとんどを占めています。
中にはオリジナルの私製はがきなども存在しますが、今回は官製はがきと私製はがきとの区別から官製はがきの中の様々な種類をご紹介していきたいとおもいます。

「終活ねっと」運営スタッフ
今回「終活ねっと」でははがきの種類について以下の項目に沿って解説していきます。
- 官製はがきと私製はがきの違いは何?
普通はがきについて
往復はがき
エコーはがき
絵入りはがき
年賀はがき
かもめーるはがき
お時間がない方も知りたい情報をピックアップしてお読みいただけます。
ぜひ最後までお読みください。
種類①官製はがきと私製はがきの違いは?
官製はがき
郵便事業株式会社が発行するはがき、これを郵便はがきや官製はがきと呼ぶことが多い様です。
表には絵柄と料金が印字されており切手を貼る必要がないはがきを指します。
年賀はがきなど干支の絵が印刷されていたりするあの絵柄のことですね。
また、このようにはがきの表に印刷されている料金のことを料額印面とも呼びます。
はがきの値段も時代によって変わっていますが、基本的にはがきに使用期限はありませんので古いはがきも問題なく使用できます。
40円の頃のものだと不足分を切手などで補えば使えるようです。
ただ、新しいはがきに変えたい場合は郵便局にて5円の手数料を支払えば交換もできるとのことですのでもし機会があればこういった方法も活用されてみてはいかがでしょうか?
私製はがき
自身で作成したものや文具店などで販売されているもので切手を貼る必要があるはがきのことを指します。
しかし、注意点があります。
ご自身で作成して使用する場合、通常はがきの規定というものがあり、以下の規約にそっていることが前提となります。
~通常はがきの規定~
短辺が 9~10.7cmのもの
長辺が 14~15.4cm のもの
どちらか一方の辺が規定より大きい場合には、定形の大きさであれば定形として、定形の大きさを超えていれば定形外になります。
両辺とも規定より小さい場合には、郵便物の最小限を下回り、郵便として送ることは出来ません。
縁がギザギザになっている場合は、切り込みの深さは2mm以内と規定されています。
(郵便局で売られている郵便はがきは、短辺10cm×長辺14.8cm)
重さは2~6g のもの
この数値よりも軽すぎても重すぎても、はがきではなく定形または定形外郵便物になります。
郵便はがきと同等の紙質のもの
白色または淡色
淡色とは、消印を押してきちんと消印がわかる色、住所が読みとれる色ということみたいです。
このように基本は郵便事業株式会社が発行するはがきの規格に類似したものという原則はあるようですが、私製はがきは自分の好きなようにデザインしたり世界に一枚のお手紙がだせるということでは魅力もあるかもしれませんね。
種類②普通はがき
最もよく見る料額印面が緑色のはがきです。
料額印面は「ヤマユリ」「胡蝶蘭」「山桜」などの種類があるそうです。
単面はがき
1枚ものの最もよく見るはがきです。
インクジェットはがき
はがきの裏がインクジェットプリンターに最適化されているものです。
年賀状などをご家庭で製作されている方はお馴染みではないでしょうか。
くぼみ入りはがき
はがきの上下、裏表が分かりやすいように表面左下に半円形のくぼみがある仕様のもです。
目の不自由な方のための郵便はがきのようです。
四面連刷はがき
はがきが4つくっついていて、印刷後に裁断して使います(4連はがきと略される)。
本来は、業者が使う業務用として作られた物です。
発行部数は限られており、一般用にはあまり出回っていません。
普通はがきの四面はがきは、各都道府県中央郵便局や、大きめの集配郵便局には置いてあるそうです。
基本的に受注製作だということであまりお目にかかった方も少ないかと思います。
年賀はがきの四面はがきも存在しますが、やはり売られている郵便局も、発行枚数も少ないです。
種類③往復はがき
結婚式の招待状などでも良く目にするはがきです。
差出人が相手にメッセージを送るための「往信用はがき」と、それに対して受け取った人が返事を返すための「返信用はがき」が、ひと続きの1枚の用紙で作られているはがきが、「往復はがき」です。
往復はがきを送るときは、受け取り手の宛先が表となるよう、二つ折りにして投函し、受け取った人は、往復はがきを真ん中で切り離し、返信用に返信内容を書いて差出人に送り返すというものです。
意外とマナーがわからない!という方も多いのではないでしょうか。
簡単に往復はがきのマナーもご紹介します。
○送り先相手の住所・氏名を記載します。
○差出人から先方へ送るメッセージを記載します。
結婚式の会場・日時・二次会などの情報もここで記載をするそうです。
○相手側から返信される側の宛名を記載します。
○相手側に記入して頂く項目や欄を設けることも大切です。
できるだけ分かりやすくシンプルに構成するとより丁寧なはがきということです。
実際の招待状などは出欠の書き方など細かなルールがありますがここでは割愛させていただきます。
種類④エコーはがき
はがきの一部を広告媒体として企業等に提供し、その広告料で1枚当たり5円安い47円の低価格で販売するはがきです。
普通のはがきよりも安く買えるのでお得感があります。
ただ、企業の広告が表にでかく記載されているので使いどころには迷いそうな気もします。
種類⑤絵入りはがき
各地の美しい風景、名所、キャラクターなどをデザインしたはがきです。
これも郵便事業所から様々な種類の絵入りはがきが販売されており、期間限定などのものはすぐに売り切れになるそうです。
種類⑥年賀はがき
無地はがき
無地の種類を指します。
絵入り年賀はがき
絵入りはがき同様、年賀はがきの裏面に絵入りされている種類のものを指します。
インクジェットはがき
印刷しやすいようにインクジェット加工されている種類を指します。
写真用年賀はがき
写真印刷用に販売されている種類のはがきです。
インクジェットと比較して写真の写りも良くなるそうです。
種類⑦かもめーるはがき
珍しい種類のはがきで、夏のおたより郵便葉書(愛称:かもめーる)は、お年玉付郵便葉書等に関する法律に基づき郵便事業株式会社が発行する郵便はがきの種類です。
ごく稀に「夏のおたより郵便はがき」という表記もされるそうです。
毎年6月初旬に発行されており、くじの抽せんは9月上旬に行われるということです。
はがきの種類まとめ
はがきの種類や用途をご紹介してきましたが、一度もお目にかかっていないものもあったのではないでしょうか?
自分の用途に合ったはがきを選択し、正しい使い方をしればはがきの違った視点での楽しみ方もあるのではないでしょうか?