舞妓のお化粧~美しさの秘訣とかわいらしさ

京都の花街に行くと、やはり華やかな舞妓姿に目がひかれます。舞妓独特のお化粧は、おぼこく見えて、可憐さがあります。お化粧の謎は何なのでしょうか。

目次

  1. 舞妓のお化粧はなぜ白い?
  2. 誰にお化粧をしてもらう?
  3. 舞妓さんが目指すお化粧
  4. お化粧の特徴
  5. 舞妓さんの髪型
  6. 舞妓さん体験
  7. 舞妓さんのお化粧のまとめ

舞妓のお化粧はなぜ白い?

困った人々

舞妓さんのお化粧で、一番目が行くのは、その白さではないでしょうか。この厚く塗ったおしろいには意味があります。
もともと、電気などなくろうそくで生活していたときに、ろうそくのぼんやりした明かりの中で最も美しく反射したのです。美しく見せるための工夫なのです。

お化粧の3色

舞妓さんのお化粧に使われる色は3色だけです。「白」「黒」「赤」この3色だけを使い、お化粧をしているのです。
それぞれの色の濃さを変えることで、お化粧の強弱をつけることで、のっぺりとした顔にならずに、それぞれに似合うお化粧に変えるのです。

誰にお化粧をしてもらう?

舞妓さんのお化粧は、基本的に自分で行います。舞妓の修行を始める時には、先輩の舞妓さんや芸子さんにお化粧をしてもらいますが、慣れてからは自分で行うのです。
着物の着付けは男衆(おとこし)の方がしますが、お化粧は自分で行い、工夫を積み重ねるのです。

舞妓さんが目指すお化粧

cosmetic

舞妓さんが目指すお化粧は、おぼこい顔です。京都方面の方言で、子どもっぽい・初々しいということを表します。
舞妓さんは15歳ごろから仕込み期間として修業が始まり、20歳ごろには、芸妓さんになるので、舞妓の間は幼さを強調したお化粧をするのです。

おしろいのこだわり

舞妓さんのお化粧の中で、最も重要なのは、おしろいをうまく塗ることなのです。均一に塗ることでお人形のような美しい「舞妓さんのお化粧」に仕上がるのです。
このおしろいが美しく仕上がることで、その後に色を入れていく赤と黒が美しく映えるのです。

紅のこだわり

舞妓さんのお化粧の中で、かわいらしさと初々しい色っぽさを付け足すのが、紅です。
色を重ねる時の基本として、薄目の赤色からさしていきます。ぼかしたり濃い線を引いたり、それぞれ使い分けることで、個性を引き出しているのです。

黒のこだわり

舞妓さんのお化粧の中で、黒はアイラインに使われます。おぼこくかわいらしい顔を作る中で黒色を入れることで、全体を引き締めるのです。
幼く愛らしい顔を目指して舞妓さんはお化粧をするのですが、1カ所引き締める印象を作ることで、バランスのとれたお化粧に仕上げるのです。

お化粧の特徴

人々

舞妓さんのお化粧は、かわいらしく見せるために工夫が詰め込まれています。舞妓さんの間だけ行われるお化粧の特徴をまとめました。

お化粧の特徴~目元

舞妓さんのお化粧の特徴に、目元に紅をさしていることです。目の周りにはぼかして、目頭には少し濃い目に赤色を入れます。
目元に紅を指すことは「魔除け」と考えられてもいます。朱は穢れを祓い魔除けの色として使われてきていました。

お化粧の特徴~眉

舞妓さんのお化粧では、黒と赤で眉毛を作ります。普段行われるお化粧では黒一色で眉を描きますが、お座敷などに出る時には黒と赤を使って眉を描き、柔らかい女の子らしい雰囲気を作ります。
眉の太さによって印象が変わるので、舞妓さんも常にお化粧の仕方を研究しているのです。

お化粧の特徴~口

なりたての舞妓さんのお化粧は、下唇に小さく紅を指します。おちょぼ口を表現して、より子どもらしさを表現しているのです。
下唇にしか紅を指さないのは、1年未満の芸子さんのお化粧であり、先輩の舞妓さんや芸妓さんが認めて初めて上唇にも紅を指すことが出来るのです。

お化粧の特徴~襟足

舞妓さんの後ろ姿で特に目を引くのが襟足ではないでしょうか。スッキリとした2本の襟足は普段のお座敷にしていくお化粧です。3本の襟足は、お正月の晴れの日などの重要な日のお化粧です。首の後ろで見えづらいこの襟足も、自分で描きます。

舞妓さんの髪型

woman

舞妓さんの髪型もそれぞれに理由があり、髪型によって舞妓になってどれくらいたつのかを知ることが出来ます。

舞妓さんの髪型~髪飾り

舞妓さんの髪飾りにも特徴があります。花簪によって、舞妓になってからどれくらいなのかを知ることが出来ます。簡単にまとめると、まだ未熟であればあるほどかわいく小花が多く飾られ、年が上がるほど大輪の花へ変わっていきます。

舞妓さんの髪型~髪型

舞妓さんの間は自分の髪で髷を結い上げます。(芸妓さんはかつらになります。)
舞妓さんが最初に謂髪型は「割れしのぶ」です。先輩に認めてもらい割れしのぶを卒業すると、「おふく」という髪型に代わり、芸妓になるまでに髪型が変わるのです。

舞妓さん体験

maiko

京都などへ行くと、舞妓体験をすることが出来ます。お化粧をしてもらい、かつらを付けて、だらりの帯の着物を着つけてもらえます。そのままの姿で町を散策することも出来ますし、舞妓姿の場合、人力車やタクシーが割安になるキャンペーンなどもありますので、試してみませんか?

舞妓さんのお化粧のまとめ

舞妓

舞妓さんのお化粧は、おぼこく見えることが重要であり、かわいらしさがつめこまれています。白・赤・黒の3色の実を使って表現して、普段のお化粧にも取り入れると、かわいらしいお化粧に仕上がります。
舞妓さんのかわいらしさを見るだけではなく、体験もすることが出来ます。

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