合気道はどんな武道で、どんな流派があるのか知っていますか? 

合気道はどんな武道で、どんな流派があるのか知っていますか? 

合気道という言葉はよく聞きますが、あなたは、流派の名前とか「合気(あいき)」の意味を、言えますか? 「合気」の意味は調べましたが、色々な表現があり、しかも難しい表現で、理解できません。合気道の歴史や、現在どんな合気道の流派があるのか、も含めて御紹介します。

最終更新日: 2020年02月19日

合気道について

まずは、合気道全体に関係したことを紹介します。

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「終活ねっと」運営スタッフ

今回、「終活ねっと」では以下の項目を中心に解説します。

  • 合気道について
  • 合気って?
  • 合気道の流派

合気道の歴史から流派まで詳しくご紹介しています。
ぜひ最後までお読みください。

合気道の誕生と歴史

合気道は植芝盛平(うえしば もりへい)によって創始されました。

植芝盛平は様々な武術を学び、精神的な修行も行っていました。
戦前、武道家として評判になっていた植芝盛平は自身の武術を普及させる財団法人皇武会を設立します。
終戦後、皇武会は「財団法人合気会」となります。

このときから植芝盛平の武術が合気道と呼ばれるようになり、合気道が誕生しました。

その後、合気道は普及していき、現在では海外にまで広まっています。

合気道とは

植芝盛平は日本古来の柔術、剣術などの武術を研究し、武田惣角の大東流合気柔術に出会い、さらに、大本の出口王仁三郎の平和を重んじる考え方に影響を受けました。

これらが総合されて出来上がったのが、大東流合気柔術の関節を逆に極(き)める逆関節技や、足や膝で抑えるような危険な技を除外し、蹴りを行うことも禁止した総合武道”合気道”です。

合気道の特徴

合気道の特徴は、体を合理的に使うことによって、体が小さく力の面で劣っていても相手を制することができることです。
合気道には、試合というものがありません。
相手と勝ち負けを争うことをしないからです。
稽古を通して心身を鍛錬することが目的となります。

合気(あいき)とは

現在の合気道の第一人者でも、それぞれの受け止め方があって、”合気とは何ぞや”の答えは実に様々です。
いろいろな合気を紹介します。

植芝盛平以前の合気

大東流合気柔術では、技をかける上での基本的な技の幾つかを指して”合気”と呼んでいたようです。
それ以前からの柔術では”相気”という字で用いられ、相手の身体の自由を奪う技術として用いられていたようです。

植芝盛平の合気

植芝盛平にとって気とは宗教的な意味のあるものであり、精神と肉体が一つになることのようにとらえていたようです。
彼の弟子が語ることによると、植芝盛平は合気道は宇宙のエネルギーを肉体化したものであるというように述べていたそうです。

他の人の合気の表現

表現-1

ある合気道の先生の表現では、「”合気”というと、目に見えない不思議な“気”という力が存在して、相手に触れることなく自由に投げ飛ばす妖しいイメージもありますが、合気道の“気”は“気持ちの気”なのだそうです。
動く気配を伝えることで、相手の意識(深層心理)を捉える技法が合気だ」そうです。

表現-2

別の人の合気道を説明した表現では、「掴まれるのではなく、掴ませる。
攻められるのではなく、攻めさせる。
合気道の技は、後手に回っての受け身の防御技ではなく、主導権を握って戦いの場を支配する攻撃技みたいですね。

合気道流派(その1)

現在、様々な合気道流派が存在します。
植芝盛平の直弟子が設立した流派が非常に多いのですが、それ以外の『合気道』の団体もあります。

合気道(合気会)

植芝盛平の直系の子孫が引き継いできた合気道です。
合気道を習う人の8~9割がこの合気道の本家流派の道場に属しています。
単に合気道といえば、合気会合気道を指すことが多いです。

第2代が『植芝吉祥丸』道主、第3代が現在の『植芝守央』道主で、本部道場が東京都新宿区若松町にあります。

養神館合気道

1954年の日本総合武道大会で優勝した植芝盛平の弟子の塩田剛三が開いた合気道です。
本部道場 は東京都新宿区高田馬場にあります。

養神館合気道龍、合気道錬身会、合気道親和館などは同系統の流派で、塩田剛三の弟子たちが独立して開いたものです。

養神館の合気道は、その実効性から警視庁機動隊の逮捕術に採用されており、また、その合気道は警視庁婦人警官の必修科目となっています。

岩間流合気道

開祖植芝盛平の高弟斉藤守弘が引き継いできた、植芝盛平晩年の合気道です。
全国各地に岩間流会派の道場が存在しますが、すべてを代表するような団体はありません。

心身統一合氣道

創設者は、合気道開祖の植芝盛平の高弟『藤平光一』師範。
本部道場は栃木県芳賀郡市貝町にあり全国に教室(道場)があります。

心身統一合氣道とは、「相手をコントロールするのではなく、相手の心を尊重し導くのが”身統一合氣道”です。
本来、攻撃が目的ではなく、安心して稽古できる武道です。
」とのこと。

親和体道(新英体道)

創始者は、井上鑑昭(いのうえのりあき)です。
植芝盛平の甥ですが、弟子ではありません。
植芝盛平が出口王仁三郎の大本教団内で「合気武術」を指導していたときに、一緒に指導していました。

植芝が出口の下から去り独立しますが、井上は大本教に残り、合気武術を大本教関係者以外にも広く指導しました。

昭和21年(1946年)に『合気武術』から『親和体道』へと名称を改めました。
後に大本教以外の一般人向けには「親英体道」と呼び方を変えました。

その他

上記以外にも、下に挙げるような流派が存在します。
上の3つは、植芝盛平の弟子や孫弟子が始めたものであり、下側の2つは植芝盛平とのつながりはないようです。
流派の名前だけ挙げておきます。

天通合氣道
天道流合気
万生館合氣道
日本合気道協会
養正館

おわりに

合気道の記事、如何でしたか? 

合気道の合気とは、愛である、自然との調和である、気分の気で相手の気(意識)を捉える技法である、などなど、実に凡人には理解が難しいですね。

植芝盛平という人は誰もが認める、合気道の開祖ですが、弟子を立派に育てたという点もすごいですね。

何人もの弟子が、それぞれに独立して新しい流派を開き、それが現在まで続いて活動していること、また、弟子たちが、多くの国に合気道を普及した、ということから推測されます。

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