桃太郎のお供になぜキジが入っているのか調べてみました

桃太郎のお供になぜキジが入っているのか調べてみました

誰もが知っている昔話の桃太郎は、犬、猿、キジをお供にして鬼ヶ島に鬼退治に行きましたというストーリーですよね。でもなぜお供に犬、猿、キジなのでしょう?特にキジってなんだか弱そう。そこで桃太郎のお供になぜキジだったのかを調べてみました。

2019-09-25

昔話 桃太郎

桃太郎という昔話は、桃から生まれた桃太郎が犬、猿、キジをお供にして、鬼退治に鬼が島に行き、見事悪さをしていた鬼を成敗して鬼が村から奪い取った金、銀、財宝を取り返して帰ってきました、めでたし、めでたし、という誰もが知っているお話ですよね。

でもちょっとまって。
どうしてお供が犬、猿、キジなのでしょう?
犬は人に忠実で攻撃性もある。
猿は手先が器用で意外と大きく怒ったらかなり怖いです。
でもキジは?空を飛べるから逃げたりするのは早そうだけど、攻撃といえば突っつくぐらい?同じ鳥なら鷹とかの方が良かったのでは?
ということで今回は桃太郎のお供のキジにスポットを当ててみました。

桃太郎のお供が犬、猿、キジの理由

十二支説

十二支は時刻と方角を表すもので、北東は鬼門とされています。
鬼門とは文字通り鬼が姿を現す門で、この鬼に対抗するにはちょうど反対側、裏鬼門と呼ばれるところに位置するのが、申、酉、戌というわけで、強力な味方としてこの3匹が家来になったという説もあります。

吉備津神社縁起物語説

岡山県の吉備津神社の御祭神、吉備津彦命が、犬飼部の犬飼健命(いぬかいたけるのみこと)、猿飼部の楽々森彦命(ささもりひこのみこと)、鳥飼部の留玉臣命(とめたまおみのみこと)を従えて鬼退治したという伝説が伝わっています。
この犬飼部=犬、猿飼部=猿、鳥飼部=鳥になったという説もあります。

鳥はなぜキジなのか?

桃太郎のお供が犬、猿、鳥というならば、なぜ鳥はキジなのでしょう?鳥でなければいけないというのなら、鷹やカラスの方がよっぽど攻撃力がありそうなものですよね。

理由の一つに、キジは日本の国鳥だということもあります。
古来から天皇家などに献上するのにキジを使われていたということもあり、とても大事な鳥で日本を代表する鳥といえばキジということなんでしょうね。

なのでもし海外に桃太郎のお話があったならば、犬はシェパード、猿はチンパンジー、鳥はクジャクかオウム、なんてことになったかもしれませんね。

犬、猿、キジの役割

犬は攻撃力

桃太郎は日本のおとぎ話なので、この場合の犬はドーベルマンとかではなく柴犬あたりと考えられますよね。
真面目で飼い主に忠実で鋭い牙を持っていて粘り強さもある犬は、先頭を切って桃太郎と共に鬼に挑んでいったことでしょう。

猿はサル知恵

猿は日本にたくさんいたでしょうから身近な動物としておとぎ話にはたびたび登場します。
木々の間を自在に動き回れますし、サル知恵と言われるぐらい頭もよく手先も器用です。
怒ると結構怖いですし、味方にすれば頼もしい存在です。

キジは戦力外?

ではキジの役割は?キジは美しいですが、武器としては鋭いくちばしとかぎ爪がありますよね。
空を飛ぶことができるので空中からの攻撃もできます。
が、しかし若干他の二匹より劣るような気もしますよね。

キジの役目は偵察と交渉?

鬼ヶ島は海を渡って行かなければいけない島です。
なのでキジの役割としては、先陣を切って偵察に行き、鬼の砦の場所や鬼の数などを偵察したのではないでしょうか?
戦いの後、宝物を引き渡して降伏しろ、という桃太郎の手紙を届ける交渉人(交渉鳥?)の役目を担っていたのではないでしょうか?

そして鬼退治を済ました後に、村人やおじいさん、おばあさんに「今から帰る」という桃太郎のメッセージを届ける役目を果たしたという考え方はいかがですか?
キジも十分役に立っていますし、無くてはならないお供と言えますよね。

この3匹以外の家来もいた?

桃太郎のお話は発祥は室町時代と言われていますがはっきりしたことはわかりません。
日本中に桃太郎のおとぎ話がありますが、岡山県の地元の名産品「吉備団子」とお話の中に出てくる「黍団子」をつなげて全国に広めたため、桃太郎のお話は岡山県で家来は犬、猿、キジの今のスタイルが確立したようです。

岡山以外の地方では、家来は石臼・針・馬の糞・百足・蜂・蟹、あるいは蟹・臼・蜂・糞・卵・水桶など多彩にわたっています。
もうこうなってくると子供に読み聞かせをするのに「馬の糞は桃太郎に黍団子を貰いました」と訳の分からないことにもなりかねませんよね。
やはりお供は犬、猿、キジで決まりですね。

桃太郎のお供のキジについてのまとめ

いかがでしたでしょうか?桃太郎のおとぎ話になぜキジが入っているか納得しましたでしょうか?
一説によると犬の忠実、猿の知恵、そしてキジの勇気が桃太郎の足りない部分を補って、鬼退治が成功したともいわれています。
その中でもキジの勇気は恐ろしい鬼に立ち向かうために絶対必要なものですよね。
そういう意味でも桃太郎のおとぎ話には絶対、キジが必要だというわけです。

童謡「桃太郎」の3番
行きましょう行きましょう
あなたについてどこまでも
家来になって行きましょう

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