上杉謙信についてどのような逸話が残っているのか?

戦国時代の最強の武将の話になった時に、必ず浮上するのが上杉謙信です。実際に彼の戦果はすさまじく、逸話としても多く残っており今の方々が改まってきてみると驚くようなものばかりなのです。そこで、今回は上杉謙信公の逸話について解説します。

目次

  1. 上杉謙信公は有名ではあるが…
  2. 上杉謙信公の逸話の筆頭 敵に塩
  3. 上杉謙信公の逸話 毘沙門天の化身
  4. 上杉謙信公の逸話 武田信玄関連
  5. 上杉謙信の逸話 まとめ

上杉謙信公は有名ではあるが…

上杉謙信

上杉謙信や武田信玄といったら戦国時代を代表する、戦国大名です。しかし、歴史の教科書といったものでは彼らの扱いはそこまで大きくないのではないでしょうか。織田信長や、豊臣秀吉、そして徳川家康といった方々は間違いなく教科書にも載ることを色々とやってきた方々なので、彼らのやってきたことや歴史といったものを浅くても教科書に一人1ページ程度は触れているはずです。

しかし、上杉謙信や武田信玄といった方々の逸話やエピソードといったものはおそらくほとんど扱われていないと思います。いわゆる教科書のコラムといったところに「川中島の戦い」といったものをピックアップしてのっているかもしれませんが、端約といった扱いになっているのではないでしょうか。

上杉謙信公の逸話の筆頭 敵に塩

塩

上杉謙信公は何をした人かと問われると「越後を代表する武将?」とか「とにかく強い人」とか「毘沙門天に関係している人」という解っているようでわかっていない回答が返ってくると思います。そのような方々のためにも、具体的にどのような逸話が残っているのかをお伝えしましょう。

その中でも最も有名なのが「敵に塩を送る」という話です。おそらく上杉謙信公のことはそこまで知らなかったとしても、この言葉の意味は知っている人は多いのではないでしょうか。

この言葉の由来は武田信玄と上杉謙信の逸話からきています。武田信玄が今川義元が死んだ後に、海側の道や町を確保するために南下して今川氏真と北条氏康と敵対関係になります。その時、彼らが共謀して武田家への塩の輸送を止めてしまい、民が困窮します。武田信玄の所領である甲斐と信濃は山国であるため、塩がとれないのでこの行為はかなり経済的にも士気的にもダメージがあるのです。

このことを良しとしなかった上杉謙信公は「武将感状記」によると「我は兵を以て戦ひを決せん。塩を以て敵を屈せしむる事をせじ」という言葉を残し、武田領に塩を送りました。彼は、戦とは軍兵をもって決するものであって、塩で相手の領民を傷つけるやり方は気に食わないという意思表示を行ったと言われております。

逸話として非常に有名なものではありますが、一説には上杉謙信公は金稼ぎのチャンスとして高値で武田家へ塩を売りつけたという話もあり、こちらは逸話も何もあったものではないですね。

上杉謙信公の逸話 毘沙門天の化身

毘沙門天

上杉謙信公を語る上でも欠かせないことが先ほどの塩にまつわる逸話以外に、毘沙門天関連があります。上杉謙信公は自分は毘沙門天の生まれ変わりであると信じておりそれにまつわる逸話もあるのです。

代表的なものは「名将言行録」にも記載されていると言われている、密偵に仕事を依頼するときに「わしを毘沙門天だと思え」と密偵とその場にいた家臣の方々に言ったというものです。

彼の毘沙門天の信仰は非常に厚く、戦いのときに用いた旗の文字に必ず毘沙門天の「毘」の文字が記載されていたのです。

実際に上杉謙信公は普通の人では実行不可能なことを平気でやり遂げており、それらの逸話が大量に残っております。例えば関東出兵を上杉謙信公が行った時に、味方の城を助けるために八千で三万に突っ込んでいます。味方を助けて士気を上昇させるためには中央突破が有効と言って実行したようですが、鎧もつけないでわずかな旗本と槍で突撃し、北条側は手出しすらできなかったようです。

このようなあまりにも現実離れをした逸話が大量にあるので、当時の方は多くの方が本当に毘沙門天の化身なのだろうと思ったのではないでしょうか。

上杉謙信公の逸話 武田信玄関連

武田信玄

上杉謙信公の逸話で最も多いのが武田信玄公や武田家が絡んだものです。最初に紹介した塩の話もそうでしたが、それ以外にもたくさんの逸話が残っています。例えば、第4回川中島の戦いにおいて発生した武田信玄と上杉謙信の一騎打ちです。具体的に長期間戦ったわけではありませんが、上杉謙信は本陣に奇襲をして馬上から武田信玄に刀を振り下ろし軍配で対抗したというものです。3回ほど攻撃を受け切ったようですが、この時の軍配の傷は7つとなっており、剣術も非常に優れていたという評価がされております。

この逸話も作り話と笑われることもありますが、上杉謙信公が刀を振るって突撃したことや武田信玄が負傷したことも事実なので、実話の可能性も高いでしょう。

他にも、武田信玄公が没したという話を聞くと、彼は泣きながらも誠に惜しいと評して喪に服しました。また、武田信玄と武田家の事を信用していた彼は長篠で武田家が大敗しても武田家の領土は一切攻めずに領土拡張を行わなかったのです。落ち目を見て攻めるのは本意ではないとして、上杉謙信公は頑なに動かなかったと言われております。

上杉謙信の逸話 まとめ

上杉謙信の逸話は非常に多く残っており、戦にまつわるものや毘沙門天にまつわることが沢山あります。しかし、武田信玄公が絡んだ逸話は現代にも通じるものを残しており、後世の方々からもものすごい評価が高いものとなっているのです。

戦国時代に興味があるけど、誰から調べたらいいのかわからないという方は、上杉謙信公について調べてみてはいかがでしょうか。

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