御朱印帳は神社と寺とで違うもの?マナーについて解説

御朱印集めをするようになると、「御朱印帳は神社とお寺で分けなくてはならない」と聞くことがあります。御朱印帳は神社と寺とで違うものなのでしょうか。今回は御朱印帳を分けるべきかどうか、調べてみました。

目次

  1. 御朱印帳は神社と寺と同じ?
  2. 御朱印帳は神社と寺で分ける?一緒?
  3. 神社と寺を一緒にするメリット
  4. 神社と寺を一緒にするデメリット
  5. 御朱印帳はどうする?

御朱印帳は神社と寺と同じ?

葬儀

御朱印集めを始めておそらく最初に悩むことの一つが、「御朱印帳は神社とお寺と分けるのか?」ということではないでしょうか。神様や仏様は信ずる心があればそんな細かいことは気にしないよ、という意見もありますが、ネットの情報などを見ると、「一緒にしていたら御朱印を断られた」という話もあったりして、考えてしまう方もいるのではないでしょうか。今回は御朱印帳は一緒でもいいのか、分けるべきなのか、改めて調べてみました。

御朱印帳は神社と寺で分ける?一緒?

まず、結論から言うと、御朱印帳を「分けなくてはいけない」というきまりごとは特にありません。それではなぜ御朱印帳を「分ける」という話が出てきたのかについて調べてみました。

日本では歴史上、「神仏習合」といい、神社と寺が一緒になっていることが多くありました。これはもともと日本にあった神々への信仰に、伝来して来た仏教が浸透することで、平安時代ごろには神宮寺ができあがってきたと言われます。以来、現在に至るまで、同じ敷地の中にお寺と神社の両方があるという形で神仏習合は日本に浸透していきました。このような信仰のあり方は、日本独自の宗教観として、世界的に知られているそうです。

しかし、明治になり、神道国教化の方針が出され、それに伴って「神仏分離令」が出されました。このことで、お寺と神社ははっきり区別されるようになりました。具体的には、神道の神に仏具を備えることや、御神体を仏像とすることなどが禁じられたほか、神社に奉仕していた僧侶には還俗が求められたのです。その後これをきっかけにして廃仏毀釈運動が起こったことなどもあって、すぐにこの政策は撤廃されます。そして現在に至ります。

現在の「御朱印帳は分ける」というのはこの神仏分離の考え方から来ているとされます。実際、神仏習合の考え方から、一緒でもかまわないというところもあるのですが、混在している御朱印帳には書かない、とお断りするところもあるようです。

神社と寺を一緒にするメリット

では、御朱印帳にお寺と神社の御朱印を一緒にした場合、メリットはなにがあるのでしょうか。

一番のメリットとしてあげられるのは、一冊で間に合う、ということです。例えば旅行先などで御朱印をいただきたいという場合、その場所に神社しかない、お寺しかない、ということはめったにありませんから、分けていれば複数の冊子を持ち歩く必要があります。

もう一つ問題になるのは、お寺と神社が混在している場合です。最初からわかっている場合はどちらかを選ぶなり、別々に出すなりすることができますが、困るのは現在でも同じ敷地に寺と神社が両方あることがある場合で、どちらにすべきか悩むこともありそうです。

さらに問題になるのは七福神や霊場めぐりなどのように、寺社が混在している場合です。ただ、この場合はその霊場めぐり専用の御朱印帳があることが多いです。専用の御朱印帳であれば、それぞれのページがきちんと準備されてあったり、一冊で全部がまとまるように作られていますので、それはそれでまとめることができます。こういったものがあるのであれば、利用するといいかもしれません。

神社と寺を一緒にするデメリット

では、デメリットはなんでしょうか。なんといっても問題になるのは、「いただけない場合が出る」ということです。参拝して、さあ御朱印を、と思った時に断られるのはやはりがっかりするものです。中には御朱印帳の履歴を確認して「混在するものには書きません」と断られる場合もあるようです。せっかくのお参りなのですからトラブルは避けたいところですよね。

そういう場合には、その寺社で販売している御朱印帳を購入して書いていただく、という方法もありますし、忘れた場合用に半紙に書いた物を準備していることもあります。そういったものをいただいて後で御朱印帳に貼り付けるという方法もあります。

もう一つは、御朱印の数が増えてくると、整理がつかなくなるということ。寺社によっては複数の御朱印がいただけるところもあるので、あっという間に数が増えていきます。あとで見直して管理することを考えると、最初から別にしたほうが楽ですね。

御朱印帳はどうする?

これらのことをふまえて、さて、御朱印帳はどうしたらいいのか?という問題ですが、特にこだわりがないのであれば、寺と神社で分けたほうがいいというのが多くの結論のようです。

その理由は前述したように、一緒にしたことで断られるリスクを避けるというのが一番大きいようです。断られる可能性があるのであれば、最初から別々にしたほうが、あとあとまで統一がとれていいという意見が多いです。

これから御朱印集めを始めよう、と思うのであれば、やはりお寺と神社は別々にした方がよいですね。もし今まで一緒にしていた、というのならば、集めているうちにいっぱいになるので、新しい冊子から分けるようにしてもいいでしょう。いずれにしても、御朱印帳は神様や仏様と縁を結んだ自分だけのものですから、うまくまとめられるといいですね。

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