俳句歳時記をご存知ですか?俳句初心者には必携です!

俳句歳時記をご存知ですか?俳句を作るには季語が必要ですが、季語ってどんなものがあるのか初めはわかりませんね。俳句歳時記には季語はもちろんのこと、四季それぞれの季節の事象が掲載されており、日本人の季節に対する感受性の繊細さに驚かされます。俳句を詠む方は必携です!

目次

  1. 俳句歳時記の成り立ち
  2. 俳句歳時記の内容
  3. 俳句歳時記の季節分け
  4. 二十四節気とは
  5. 七十二候とは
  6. おすすめの俳句歳時記
  7. 俳句歳時記のまとめ
  8. 終活の専門家に相談してみよう

俳句歳時記の成り立ち

元来“歳時記”とは四季や年中行事をまとめた中国の書物のことであり、これが奈良時代に日本に伝来しました。江戸時代以降の日本では“歳時記”は主に俳諧・俳句の季語を集めて分類し、季語ごとの解説とその季語を使用した俳句を加えたものへと変化していきました。

その一方で季語のみを集めた“季寄せ”や、四季別の類題集句集は蓮歌の頃から存在していました。
その両者の要素を組み合わせ「歳時記」の名を最初に使ったのは曲亭馬琴の“俳諧歳時記”であり、明治になっても増補版が増刷されていました。

暦の変化による混乱

1872年12月から日本に太陽暦が導入され、月の動きをもとに作られた陰暦をベースにつくられた歳時記の内容に混乱をもたらしました。そこで四季とは別に新年の部を立てた歳時記が作られ、現在の歳時記の多くはこの方法を引き継ぎ、近代の歳時記の体裁が整えられました。

俳句歳時記の内容

ほとんどの俳句歳時記には以下のような内容が記載されています。

季節ごとに季語を掲載。
季語の分類(時候、天文、地理、人事、行事、忌日、動物、植物、食物)
季語の解説。
季語ごとにその季語を使った例句の掲載。
二十四節気についての説明
七十二候についての説明

俳句歳時記の季節分け

俳句歳時記においての季節分けは、春、夏、秋、冬とは別に“新年”の5つとなっています。
新しい年を迎える正月に始まる1月は、色々な地方で様々な祈りが捧げられます。そこには四季の移ろいとはまた異なった、正月ならでの景色や習慣、行事があり、それをも味わうがために冬と春の間に“新年”という季節が生まれたのでしょう。

また一方では、季節分けのもとになった二十四節気は、ある意味倫理的な設定で定められたものであり、また中国と日本との地域差もあいまって、実際の日本の季節感とは違和感を感じるものもあります。そのため「暦の上では立春を過ぎても寒い日が続きます」などとよく言われることが起きます。

二十四節気とは

二十四節気とは古来中国で太陽の動きを24等分して季節の名前を付け、半月毎の季節の変化を表したものです。

しかし中国の気候を基準にして作られているので、日本の気候の変化を補いきれませんでした。
そこで“節分”や“入梅”等々の“雑節”を取り入れたものが日本の旧暦となっています。

二十四節気の季節と名前

以下が二十四節気の季節と名前、日にちとなります。

立春(りっしゅん)2月4日頃
雨水(うすい)2月19日頃
啓蟄(けいちつ)3月5日頃
春分(しゅんぶん)3月21日頃
清明(せいめい)4月5日頃
穀雨(こくう)4月20日頃

立夏(りっか) 5月5日頃
小満(しょうまん)5月21日頃
芒種(ぼうしゅ)6月6日頃
夏至(げし) 6月21日頃
小暑(しょうしょ)7月7日頃
大暑(たいしょ)7月23日頃

立秋(りっしゅう)8月8日頃
処暑(しょしょ)8月23日頃
白露(はくろ)9月8日頃
秋分(しゅうぶん)9月23日頃
寒露(かんろ)10月8日頃
霜降(そうこう)10月24日頃

立冬(りっとう)11月7日頃
小雪(しょうせつ)11月22日頃
大雪(たいせつ)12月7日頃
冬至(とうじ)12月21日頃
小寒(しょうかん)1月5日頃
大寒(だいかん)1月21日頃

七十二候とは

七十二候とは二十四節気をさらに5日ずつ3つに分け、72個の短文で気象や動植物の変化を表したものです。中国の七十二候では“鷹化為鳩(鷹が郭公(カッコウ)に姿を変える)”など現実ではありえない言葉も含まれています。
日本の七十二候は日本の気候に合わせて何度も変更されて今の形になりました。
季節が変化する微妙な兆しを表しています。


季節“冬”を例にして具体的にご紹介します。

冬に使われる七十二候

例えば、二十四節気でいう“立冬”には以下の3つの七十二候があてはまります。

●三茶始開(つばきはじめてひらく) 11月7日頃
山茶花が開き始める頃。椿と間違われやすいですが、山茶花が先に花を咲かせます。

●地始凍(ちはじめてこおる) 11月12日頃
大地が凍り始める頃。霜柱が出来始め冬のおとずれを感じ始めるころです。

●金盞香(きんせんかさく) 11月17日頃
「金盞」は金盃のことで水仙の異名。水仙の良い香りが漂い始めるころです。


このように二十四節気の1節気ごとに七十二候の3つの候がつけられています。所謂“気候”とはこの“二十四節気”の“気”と“七十二候”の“候”から出来た言葉です。

おすすめの俳句歳時記

これから俳句を始めてみようという方にも、もう既に俳句を詠んでいる方にも俳句歳時記はなくてはないものだと言えます。現代の俳句歳時記には季語は約5000あるとも言われ、新しく俳句を詠もうという時のヒントにもなりますし、現代の俳句は“これも季語になの?”と思える季語も発見できます。

そこでおすすめの俳句歳時記をいくつかご紹介しましょう。

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特に初心者向けの俳句歳時記という訳ではありませんが、初心者から上級者まで実用的に使用でき、掲載されている例句も新旧偏りがありません。また俳句歳時記は季節ごとに本が分かれているものが多いのですが、これは1冊にまとめられており携帯にも便利で、内容も充実していると言えるでしょう。

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俳句歳時記のまとめ

俳句歳時記についていろいろとご紹介してきましたが、いかがでしたか?四季があり、正月がある日本独自の細やかな感受性と、それを文字におこしてそれぞれの人の内面の想いを文学にまで高め、現代まで続いていることは大変素晴らしいものであり、無くしたないものだと思います。今はスマートフォンなどのアプリでも歳時記を見ることが出来ますので、一度ご覧になってみて下さい。

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