お供え物に「のし」を付けるのは失礼?お供え物の贈り方のマナー

法事のときのお供え物につけるのし、つけたほうがいいのか、のしをつけるとしても、書き方はどうすればいいのか迷いませんか?お供え物と、お供え物の包み方、表書きの書き方など、弔問する人が困りそうな点についてまとめました。

目次

  1. 法事でお供え物に「のし」は必要?
  2. そもそも「のし」とは?
  3. お供え物は何を選べばいい?
  4. お供え物の表書きの書き方
  5. まとめ

法事でお供え物に「のし」は必要?

葬儀

お供え物を贈るときに、むき出しだと失礼に当たるので、のし紙に包んで贈りたいと思いますよね。
弔事のときにのし紙をつけたほうがいいのか、表書きになんと書けばいいか迷ったことはないでしょうか。
結論から言うと、「のし」は、お供え物を贈る時、法事ではつけないのがマナーです。

そもそも「のし」とは?

そもそも「のし」とは何なのか。
「のし」は、もともとは薄く伸ばした(のした)アワビを贈り物に添えたものです。
不老長寿を象徴し、縁起物として扱われていました。
「のしあわび」を略したもので、本来は慶事のときに使われていました。

現在では「のし紙」というと、のしのプリントされていないものも指します。
しかし、本来はのしがついていないものは「掛け紙」と言うべきです。

弔事のときは、上の画像の「のし」の部分がない掛け紙を選びます。
さらに、水引の色や結び方、表書きなどの書き方にも気を配ります。
お供え物を贈りたいという旨を伝えれば、お店のほうでも掛け紙を用意してくれるでしょうが、きっちりとマナーを知るほうが、相手への配慮にもつながりますし、自信をもって法事に参列できます。

お供え物は何を選べばいい?

お供え物について

霊前に供える品物を「供物(くもつ)」といいます。
これに対して、故人に贈る花を「供花(きょうか)」といいます。
これらをまとめて「お供え物」と呼んでいます。
お供え物は故人の親族や友人といった、親しい仲の人が贈ります。
近年は現金を不祝儀袋に包むことが多いようです。

もしも「供物、供花は辞退」とある場合はお供え物は贈りません。

さらに、お供え物は宗教によっても異なります。

仏式

仏式の場合は線香やろうそく、果物、干し菓子等を贈ります。
また、故人の好きだったもの(お菓子など)を贈ることもあります。
仏の御前では生ものは差し上げられませんので注意してください。

神式

神式の場合は、焼香をしませんので線香は贈らず、生ものやお酒、米といった供物を贈ります。
しかし、神式の場合は細かなしきたりがあるので、喪家に相談をするか、現金を包む方(香典)が無難でしょう。

キリスト教式

葬儀がプロテスタントの場合は生花のみを祭壇に供えます。
カトリックの場合は祭壇にはお供え物をしないので、花は自宅に届けましょう。

お供え物の表書きの書き方

のし無しの掛け紙に書き、表書きは薄墨で

表書きは薄墨で書くというのがマナーです。
これは「悲しみのために墨が薄まってしまった」ということを表します。
ですので、表書きも送り主の名前も薄墨で書きます。

お供え物の表書き

水切りは黒白のものを選びます。結び方は「結びきり」です。

表書きは「御供物」「御供」「御霊前」とします。
「御仏前」「御佛前」という表書きは忌明けまではしません。
忌明け法要がすむまではまだ仏になっていないという考え方ですので、注意です。

キリスト教式の場合は、どちらも供物をお供えはしません。
カトリックの場合は生花を贈ります。

また、送り主の名前は水引の下に書きます。

香典の表書き

香典とは、供物や供花の代わりに、現金を包んで、ご霊前にお供えするものです。
不祝儀袋を使います。

本来は「香典」は、仏教用語ですが、お金を包む場合をすべて総括してご紹介します。

水引は黒白、双銀、双白、青白の結びきりを使います。
キリスト教式の場合は、白無地の袋を使用してください。
蓮の絵がついていると仏式となります。

表書きには「御霊前」と書きます。
この書き方は宗教に関係なく使えます。

他にも仏式の場合は
「御香典」「御香華料(ごこうげりょう)」「 御香料(おこうりょう)」

神式の場合は
「御玉串料(おんたまぐしりょう)」「御霊前(みたまえ)」「御神饌料(ごしんせんりょう)」「御供物料(おくもつりょう)」「御榊料(おさかきりょう)」

キリスト教式の場合は、
プロテスタントだと「忌慰料(きいりょう)」
カトリックだと、生花の代わりに贈ることがあるので、「御花料」と書くか、「御霊前」「御ミサ料」といった書き方もあります。

お別れ会の表書き

近年は、近親者のみで葬儀をする例が増えています。
お別れ会は、近親者のみの葬儀のあと、故人の勤務先の人や、友人や知人などが発起人となって行う故人を悼む会を指します。

形式にとらわれることなく、宗教色のないスタイルで行われることが多いようです。
故人の写真を献花する形式が一般的です。
「お別れ会」に出席の場合は香典を持参します。

また、生前葬も、「お別れ会」の一つとしてあげられます。

表書きは「御花料」「志」などとします。
その他は香典の場合に準じます。

一周忌や四十九日などの法要の表書き

一周忌や四十九日といった法要は、故人の冥福を祈り、供養する仏式の儀式となっています。
神式では「霊祭」と呼ばれています。
また、キリスト教式の場合は、カトリックは、「追悼ミサ」を行い、プロテスタントの場合は「昇天記念会」を行います。
つまり、法要は宗教によって異なるということです。

水引は黒白の結びきりというのは共通ですが、表書きに書く言葉が違います。

まず、仏式の場合は、四十九日前には「御霊前」「御供」と表書きに書きますが、四十九日を過ぎると「御仏前」と書きます。

神式の霊祭の場合は、「御供」「奉献」「奉納」と書きます。

キリスト教式の場合は、供物は捧げませんので、香典の書き方に従います。

まとめ

掛け紙に書く表書きなどを中心にまとめましたが、いかがでしたか?

「のし(熨斗)」は法事のときはつけないで、掛け紙を選ぶ、お供え物の表書きは薄墨で書き、「御霊前」と書き、水引の下に氏名を書いて贈るのが基本です。
「御霊前」の表書きは、宗教関係なく使えます。

お供え物の選び方にも気を配りたいところですが、掛け紙の選び方や、書き方には失礼にならないようにしっかりと地域や宗教を踏まえましょう。

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