佐々木小次郎の愛刀「物干し竿」はどんな刀?

宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘というのは非常に有名な話であり現代でも多くの方が知っている逸話となっております。その佐々木小次郎の愛刀が「物干し竿」と呼ばれる長刀です。そこで、今回はこの「物干し竿」という刀について詳しく解説します。

目次

  1. 今では女子も刀が大好き?
  2. 物干し竿という刀の長さは?
  3. 物干し竿のような長い刀は実在する?
  4. 物干し竿といった刀の重さは?
  5. 物干し竿という刀について まとめ
  6. 終活の専門家に相談してみよう

今では女子も刀が大好き?

歴女という戦国時代や武将が好きな女子が増えたことが一時期話題になりましたが、今では某ゲームに影響されてか刀が大好きな女子が急増しました。たかがゲームと思うかもしれませんが、その影響力はすさまじく実際に、名刀が博物館で展示されると若い女性の方が身に行く数が急増したと関係者に言わしめるほどなのです。

童子切・鬼丸・三日月宗近・大典太・数珠丸といった天下五剣といったものは非常に有名である、刀剣女子と呼ばれている方たちにとっても間違いなくあこがれの的となるでしょう。

そんな方たちにとっても興味深い武器といえば、超有名な剣豪が持っていた刀ではないでしょうか。その中でもとくに有名な刀が佐々木小次郎の愛刀である「物干し竿」です。今回は、この物干し竿につていて詳しく解説します。

物干し竿という刀の長さは?

大まかな刀の長さについて解説すると、時代背景によってだいぶ変わってきますが戦国時代における刀の長さはだいたいが1m以下と考えるといいでしょう。それまでの大型で反りが深い形状となっている太刀と呼ばれるものからから反りが浅い打刀に代わっているのです。

そんな時代の中で、物干し竿の長さはだいたい3尺余りほどであったと伝わっております。つまりだいたい1mくらいだったということで、別段ものすごい長さというわけではありません。

ただし、徳川家康が幕府を開く時代になってしまうと刀の長さを2尺8寸以内にするというお触れがすでに出回っていたので、1mくらいあった刀は珍しく感じたのでしょう。そのため、「物干し竿のようである」と例えられたので後世までこの名前が残るようになりました。

あくまでそのようにたとえられているだけであり、本当の名前は別にあります。正式名称は「備前長船長光」という業物の刀です。作者については諸説ありますが一番有力なものは備前長船長光の子であり二代目の将監長光によって作られたというものでしょう。この名が付いている刀は名刀という認識が現代人にもついているので国宝や重要文化財に良く指定されております。

物干し竿のような長い刀は実在する?

ものすごい長さの太刀というのは物干し竿といった刀以外にももちろんあります。有名なところは柳生の大太刀でしょう。これは名古屋市の徳川美術館に収蔵されてあるので、刀剣女子のような方々なら見たことがあると思います。

この刀は本当に長いです。刃長4尺7寸8分と言われており、現代の数字に治すと約1.45mとなります。つまり、物干し竿の1.5倍の長さということになるのです。非常に長いですよね。

当時の日本人の身長は150~160cmくらいだったので、この長さがどれだけ異常なことかすぐに理解してもらえるのではないでしょうか。大体の分け方として、刀身が3尺、つまり約90cm以上のものを「野太刀」と呼んでおり、刀身が5尺、つまり約150cm程度のものを「大太刀」と呼んでおります。

ここまで大きな刀は通常の歩兵向きに作られたものではなく馬上で戦うことが多い騎馬武者用の武器となっており、長いリーチを生かしたアウトレンジ用の刀として用いられていたようです。

物干し竿といった刀の重さは?

長くて大きければ強い、と感じる人もいるかもしれませんがその分重くなってしまい取り回しも難しくなるので扱い方は慎重にする必要があります。実際に大太刀のような大きな刀は1.5~ 4kgはあるので、通常の刀よりもかなり重いです。

物干し竿はそこまで長い刀ではないため、大々的な重さは無かったでしょうが他の刀より多少は重かったのではないでしょうか。推測ですが1.5kgはあったと思われます。

ただし、佐々木小次郎はそんな物干し竿を自由自在に使っており重さを苦にすることは無かったのでしょう。そのことをよく理解していた宮本武蔵は自分の愛刀ではなく舟の櫂を削ったものを武器として扱うことになりました。

その理由の一つとして、武蔵の刀は一般的な長さでありだいたい70cm、そのリーチの差を補うために舟の櫂を削って手ごろな武器にしたと言われております。ただし、長さを補ったとしても舟の櫂を武器にするのなら、物干し竿と比べてかなりの重さがあったはずなのですが…

実際に、舟の櫂を武器にして再現した人がいましたがその重さは2.7kgとびっくりするほどの重さとなっているので、その分威力は増しますが取り回しに苦労するはずです。余計に謎が深まった気がします。物干し竿よりリーチは得ることができるでしょうが、重さに関しては負けている気がします。

物干し竿という刀について まとめ

佐々木小次郎

以上、いかがだったでしょうか。今回は佐々木小次郎の愛刀である物干し竿について解説してまいりました。解説結果は当時としては珍しい部類に入っているが、そこまで長い刀ではないということでした。大太刀と比べるとちょっと見劣りしてしまいますよね。ある意味がっかりしてしまった真実かもしれませんが、物干し竿が最長の長さを持つ刀ではないということを理解してもらいたいと思います。

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