地鎮祭(じちんさい)・由来・目的・儀式!地鎮祭での服装!!

地鎮祭(安全祈願祭と呼ばれることも)は、なぜ行われるようになったのか、地鎮祭の意味は、地鎮祭はどのようなふうに行われるのか、地鎮祭での服装(個人宅での服装・会社、施設など多数の参列者がいる場合の服装)に関してご紹介したいと思います。

目次

  1. 地鎮祭(じちんさい)の由来
  2. 地鎮祭(じちんさい)の目的
  3. 地鎮祭(じちんさい)の儀式
  4. 地鎮祭の流れ
  5. 地鎮祭での服装
  6. 地鎮祭に関するまとめ

地鎮祭(じちんさい)の由来

地鎮祭は、紀元前660年頃(諸説あり)から始まったとされる、日本独自の民俗信仰「神道」(古典語では「かんながらのみち」と呼ばれた)の信仰から、行われることになったと思えます。

神道

神道は、大ざっぱにいうと信仰の対象が、きわめて多岐にわたる信仰です。
神道の信仰は、神の存在ばかりか、万物に宿る霊魂の存在(山の霊・樹木の霊・岩の霊・土地の霊等)までも信仰の対象としていたようです。

故に、万物に手を加える際に、悪霊を鎮めようとする儀式(地鎮祭)が行われるようになったと思われます。

地鎮祭(じちんさい)の目的

神道からの習わしによって、万物(山、樹木、岩、土地など)に手を加えようとする際に、前もって神様に降臨してもらい、事故など起こらないよう・住まいとする家族の繁栄・工事の開始を報告し、土地神様を鎮めることを目的に、地鎮祭を行うようです。

地鎮祭(じちんさい)の儀式

一般的には、土地の四隅に青竹を立て、その間を注連縄(しめなわ)で囲って祭場とし、斎主(神主)のもと、工事関係者、施主、参列者が参列したうえで、執り行われます。

祭場の中には、木の台(八脚台)を並べ、中央には「神籬(ひもろぎ)、大榊(おおさかき)、御幣(神祭用具)木綿を付けた物で、これに神を呼ぶ」を立てて祭壇(南向きまたは東向き)とし、供え物をします。

施主が準備するもの

基本的には、祭壇に供える物・三方(供え物を載せる)・祭壇・榊(5本ぐらい)・湯呑または紙コップ・半紙・神主さんにお礼として「初穂料」・車などで来た場合には「お車代」・祝宴に出す料理・酒等が必要となります。

供え物

神棚

供え物としては、酒・水・塩・野菜・魚等が供えられます。
具体的には
★ 清酒(1升)熨斗紙を付けて
★ 米 (1合)洗米したもの
★ 塩 (1合)敷地の清めにも使用します
★ 水 (1合)
★ 海の幸(魚「尾頭付き」・昆布・するめ等)
★ 山の幸(季節の果物等) 
★ 野菜(トマト・ナス・大根・芋など)地面の上と下で採れるもの

地鎮祭にかかる費用

かかる費用に関しては、下記を参考にしてください。

地域や地鎮祭の規模によって金額は変わってくるものの、全国的な平均金額として
玉串料(お車代含め)で3~5万円
テントや祭壇など神事に使用する資材のレンタル料・設営料で10万円ほど
「供えの代金」で2万円ほど

「直会(なおらい)」のお弁当代で1食あたり2000~3000円×関係者・近隣の方の人数となり、少なくとも20万円ほどは準備しなければなりません。

施主が全て準備することもありますが、今では建築業者が手配をしてくれる・地元のイベント屋さんにお願いをすることで一式の手配が完了することもあります。

※地域によっては、建築関係者へご祝儀を渡すことが一般的なこともありますので、確認が必要です。

施工者が準備するもの

★青竹または笹竹を4本(注連縄を張るための支柱として使います)
★盛り砂・盛り土
★鍬(くわ)・スコップ
★その他(多数の参列者がいる場合などで、紅白幕・テント・イスなども必要となってきます)

地鎮祭の流れ

地鎮祭は、以下の作法で進められます。

手水(ちょうず)➡神事の祭場に入る前に、手水桶から掬った水で両手を洗い、心身を浄める

修祓(しゅうばつ)➡参列者の心身を祓(はら)い浄(きよ)める

降神の儀(こうしんのぎ)➡祭場に神様を迎える

献饌の儀(けんせんのぎ)➡神様に山・川・海などの食物を献じる

祝詞奏上(のりとそうじょう)➡神様に祝詞を奏上する

切麻散米(きりぬささんまい)または四方祓い➡神酒・米・塩を四隅にまいて浄める

鍬入の儀(くわいれのぎ)または地鎮➡施主が鍬で土地を崩す

玉串奉奠(たまぐしほうてん)➡玉串を捧げ、神様への崇敬をあらわす

撤饌の儀(てっせんのぎ)➡神様に献じた食物を撤去する

昇神の儀(しょうしんのぎ)➡神様を元の御座に送る

直会(なおらい)➡儀式終了後に行うもので、供えた神酒で乾杯し、供えた物を食します

以上の儀式が終わりますと、祝宴を催します。

祝宴

昨今では、祝宴は開かず、酒瓶・料理折り詰め・ご祝儀と合わせて持ち帰ってもらうのが、一般的になっております。

地鎮祭での服装

通常、地鎮祭での服装は正装・平服とされていますが、個人宅で行う場合などは、普段の服装でもよいようです。
何故ならば、工事の安全・土地の繁栄などを祈祷するのが目的で、氏神様への礼節の心が大事です、服装に関しては身ぎれいな服装であれば問題ないようです。

個人宅で行う場合の服装

神主様は、地鎮祭に法(のっと)った服装を身につけますが、施主・工事業者・参列者の方は、普段どうりの服装でもよいようです。

尚、親戚や近所の方など、多数の参列者を招く場合は、正装とはいかないまでも、男性・女性共にスーツ等の服装が良いようです。

会社・施設等多数の参列者を招く場合の服装

通常、地鎮祭での服装は正装・平服とされていますので、大きなビルや施設の地鎮祭に出席する際の服装は、スーツにネクタイが望ましいようです。
故に、多数の出席者が参列する地鎮祭においては、服装に気を付けるようにしましょう。

男性の正装

男性の場合は、タキーシード・スーツ・ネクタイ・革靴での服装が正装になります。

女性の正装

女性の場合は、スーツ・晴れ着が正装にあたります。

地鎮祭に関するまとめ

神は自然の中にも存在するという、神道の教えから、地鎮祭の習わしは現在まで伝わってきたと思います。
その考え方は今、現在も生きており、全国各地で地鎮祭は行われておりますが、現在、家族構成は核家族化してきてますので、この習わしが伝わっていくか不安ですが、是非とも後世まで引き継がれることを願いまして、まとめとさせていただきます。

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