定年後の趣味に木彫りは如何?レリーフから仏像まで鑑賞と彫り方

定年後の趣味として木彫りを彫ったり鑑賞を楽しんで居られる方も多いです。仏像の様な立体のものや、平面的な木彫りもあります。木の種類や大きさによっても使う道具や彫り方が変わります。材料や彫り方を知ることで歴史や伝統を考えて製作したり、鑑賞を深めたりして下さい。

目次

  1. 木彫りを鑑賞する
  2. 木彫りに使う木の種類と用途
  3. 木彫りの道具と彫り方
  4. 初心者もできる動物や模様のレリーフ
  5. まとめ
  6. 終活の専門家に相談してみよう

木彫りを鑑賞する

木彫りとは、木を彫刻し出来上がった物であり多くの作品があります。
国宝級のものから、普段の生活でも目にするものまで本当にたくさんあります。
木彫り全体を見ますと、彫り方は、人の手と刃物だけによる手作業や、一部電動の道具を利用した彫り方、また機械による全自動まであります。
海外にも多くの古くから伝統のある木彫りや彫り方も各国にあります。
ここでは、それらの一部を紹介します。

国内で鑑賞できる木彫りと彫り方

鑑賞対象は、たくさんあると思いますが、ここでは彫り方が手作業で行われる木彫りについて見て行きます。

仏像

七世紀の飛鳥時代から鎌倉時代までの彫刻作品128点が国宝に指定され木彫りの仏像も多くあります。
七世紀半ばの法隆寺夢殿の『木造観音菩薩立像(救世観音)』や『木造観音菩薩立像(百済観音)の主材は、楠(くすのき)です。
九世紀の新薬師寺『木造薬師如来坐像』の主材は、榧(かや)です。各々、その時代の主たる材料を表していると言われます。

定年後の仏像の木彫りは、各地に教室があります。そこで彫刻の先生から彫り方を学んで仕上げて行きます。
手先を動かすことは、ボケ防止にも良いのではないでしょうか。

欄間

欄間は、和風の家に見られ、続き部屋の間などにあり、鴨居の上の開口に施される。
格子や透かし彫りの飾り板などをはめ込むことが多い。
種類は、彫刻欄間・透彫(すかしぼり)欄間・筬(おさ)欄間・埋込(うめこみ)欄間・埋込(うめこみ)欄間・組子(くみこ)欄間・節抜(よぬき)欄間などがあります。各々、彫り方は多少違うようです。

海外の木彫

海外にも、いろいろな木彫りのの歴史があり、その彫り方も使用する道具も様々です。
ここでは、よく見かけるものや最近の物をほんの一部を紹介します。

バリの木彫

バリ島の木彫りは、木彫り職人が集まった小さな村で多く作られているようです。
現地に行き工房を訪ねると作る所を見ることが出来ます。
通販でも、簡単に購入することが出来ます。

バードカービング(鳥の彫刻)

木材を彫り出して色を付けリアルに仕上げたものです。
国産の木材でよく使われるのは、榀(しな)・朴(ほお)・桂(かつら)・檜葉(ひば)などです。元々は、カモ猟の「おとり」として木から作っていた事が始まりで、リアルに進化して工芸品となりました。

チェーンソーアート

文字通り彫り方は、テェーンソーを使ってダイナミックに彫り進める木彫りです。
材料は、木だけでなく氷も使います。比較的短時間に刃の後も装飾として利用しながら作り上げます。

木彫りに使う木の種類と用途

木彫りや装飾に使う木をメインに、その種類や色調・用途などを簡単に紹介します。

日常よく見かける木

日常の生活でよく見かける木を中心に紹介します。
木彫りに向くもの、建築に向くもの等いろいろです。彫り方にもよりますが、木彫りに使われる木を中心に紹介します。

朴(ほお)

木は、くすんだ緑灰色です。小学生の頃、木版画の授業でも使われたやわらかい木です。
彫刻に又下駄にも使われます。

桂(かつら)

木は褐色で、朴と似ていて比較的やわらかく扱いやすい木です。
木質は密で木目もきれいですので、最初は、この木から木彫りを始めるのが良いです。
ホームセンターなどで手に入れることが出来ます。
碁盤・将棋盤にも使われます。

檜(ひのき)

白木で黄白色で狂いの出にくい美しい木です。表面を上手に仕上げると独特のつやを出すことが出来ます。
主に、神社仏閣の高級建築材使われ造策材としても使われます。耐水性もあるのでお風呂にも使われます。
木彫りには、木目が淡白なのと高価なので趣味には不向きです。

榧(かや)

木は褐色を帯びた黄色で年輪の幅は狭いです。また、独特の匂いがあります。
樹脂分が多く、年が経つとともに独特なしぶい黄金色になります。
碁盤・将棋盤の材料として有名です。

柘植(つげ)

木は黄白色~黄褐色で成長の遅い木です。
成長が遅いので、材質はきわめて緻密で重硬です。磨くと段々と艶が出ます。
使い道は、高級な櫛や将棋の駒、印鑑などに使われます。
専門家は、きれいに彫刻を施し高価な駒や印を作ります。

松(まつ)

松は、「赤松」「黒松」「唐松(落葉松)」「姫小松」「紅松」などいろいろの種類があります。赤松で脂(ヤニ)を特に多く含んだ材は肥松(こえまつ)と呼ばれ、飾り棚・座卓・茶道具などに加工され磨きながら使うとあめ色の美しい光沢が出ます。姫小松は、建築の造作・建具・天井板・家具・仏壇・彫刻・漆器木地・ピアノ響板・木型に、紅松は、彫刻用材・建具材・敷居・鴨居に使われます。

桐(きり)

木はくすんだ白色でアクが強いです。その為、アク抜きしないと年が経つと黒ずんできます。
また、日本の木材の中で一番軽く、加工はしやすく、割れや狂い少ない。しかし、強度は劣ります。
湿気を通過することが少なく、割れ、狂いは少ないです。
磨けば光沢を出すので家具材、楽器材、箱材、下駄材などに使います。

一位(いちい)

木は紅褐色で、年輪幅は狭くて木目は緻密で、美しく、加工しやすいです。
主に細工物、彫刻材、鉛筆などに使われます。
良く知られているのが、アイヌの熊の木彫りや岐阜県高山の一刀彫りです。

国内で見かける海外の木

ここでは、仏壇などにみられる唐木や太鼓に使われるものなど彫り方の難しい木を中心に紹介します。

黒檀(こくたん)

木は黒色と淡赤色が交互あり縞模様です。 時に真っ黒なもの(本黒檀)もあります。
非常に重く硬い木で、加工することは大変困難で耐久性は大変優れています。
また、割れやすいので釘止めは無理です。
高級木材で、家具・唐木細工・仏壇・床柱・象嵌材・楽器材・工芸品に使われます。

紫檀(したん)

木は緑褐色から濃紫褐色で紫色から黒色の縞があります。
日本では、黒檀・紫檀として有名です。ローズウッドは別名です。
黒檀同様高級木材で同じような用途の家具材・唐木細工・仏壇・内装材・楽器材・フローリングに使われます。

鉄刀木(たがやさん)

木は濃褐色から黒褐色で、黄褐色の細かい縞模様があります。板肌は少し粗いですが、磨くと美しい光沢を放ちます。
紫檀、黒檀とともに代表的な唐木の一つです。
黒檀・紫檀と同じ様な用途の家具・指物・仏壇・象嵌・化粧用単板・床柱など装飾的な用途に使われています。

花梨(かりん)

木はやや紫色を帯びた赤褐色で、柾目面にはリボンの様な模様がでます。
加工は、比較的容易で、表面仕上は良くて磨くと光沢が出て美しいです。
美しい唐木の一つで、家具・楽器・仏壇・床柱・床周り材など装飾的に使われるます。

チーク

木は濃い黄金色で、時に暗色の縞があります。木材の表面はにロウ状の感触があります。
加工は容易で彫刻にも使え彫り方も普通に行えて仕上がりもきれいです。水への耐久性に優れていますので戦艦大和の甲板にも使われました。
世界の最高級木材のひとつで、家具材・キャビネット材・彫刻材・船舶材・建築材・床材などに使われます。

木彫りの道具と彫り方

木彫りの道具について、専門的な道具から初心者が楽しむ為の道具まで簡単に紹介します。

彫刻刀やノミ

彫刻刀は、刃の形で、切り出し刃・丸刀・三角刀・平刀などがあります。
刃の幅は、2ミリ~10ミリ位です。最初は、数本から始める事が出来ます。
ノミは、彫刻刀と違って金槌等で力を加えます。また、電動の物もあります。

彫り方の注意点

怪我をするという意味で危ないのは、刃の前の方に手を持って行ってしまう事です。意識をしていても、材料を押さえているうちに手がいっている事があります。
また、木の目も見極めて彫る方向を注意する事も必要かもしれません。

立体の木彫りの場合の大まかな形どりや、糸鋸でのくり抜き等に使います。

チェーンソー

電動やエンジンで駆動するチェーンに鋸刃が付いたものを回転させて木を削ります。伐採に使用されることが多いです。

彫り方と使い方

チェンソーは、重さもあり駆動力もありますので材木に当てると彫れますが、弾かれたりと危険が伴います。最初は、必ず専門家の講習などを受けましょう。電動丸鋸でもある足のけがを防ぐ為に防護用ズボンやゴーグル・グローブ・安全靴は必需品です。

初心者もできる動物や模様のレリーフ

レリーフは、木の平板を用意して彫刻刀を使って彫って作ります。
商用では、PCと連動させて作っているものも多いです。

文字と飾りのネームプレート

最初は、数本の彫刻刀でその刃の形状を生かしながら自分のバッグ等に付ける名札作成などは良いと思います。小学生の頃を思い出して下さい。

少し深く立体性を強くしたもの

レリーフには、彫り方の浅いローレリーフと彫刻と言えるほど立体感を出す為に深く彫ったハイレリーフがあります。どちらも、多くの素晴らしい作品が数多くあります。

まとめ

木彫りを自分自身で製作を楽しんだり、また作品を鑑賞して楽しんだりと手軽に触れ合うことが出来ます。
そうした時に、材料の事や彫り方などの知識があればその楽しむ範囲が広がります。
今では、PCによる製作物も多いですが匠の作品の良さも感じて下さい。

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