お彼岸の入りは?一番良いお墓参り日はいつ?

日本人の心の表れお彼岸。お彼岸には春と秋にあります。お彼岸の入りと明けについて。お墓参りに一番適した日はいつか、お彼岸の由来や意味について詳しく解説します。お彼岸の入り花という言葉にも注目しました。

目次

  1. お彼岸ってなに?
  2. お彼岸の入りと明け
  3. お彼岸「入り花ってだめなの?」
  4. お彼岸のお供え「ぼたもちとおはぎ」
  5. お彼岸のお墓参り「やる事」と「お供花」
  6. 最後に

お彼岸ってなに?

お彼岸とは、仏教行事のひとつです。
それも日本独自の発展をした行事なんですよ。
日本には仏教が広まる前からお彼岸の時期にはお墓参りをして、ご先祖様の供養をする習慣がありました。

その習慣が仏教の教えとうまく結びつき、現在のお彼岸へと進化しました。

お彼岸にお墓参りをするという事は他の仏教国(中国やインドなど)ではみられない行事だそうです。

みなさまも、お彼岸にはお墓参りをされると思いますが、どうしてお彼岸にはお墓参りにいくのかということを知っておくと尚いいですよね。

お彼岸

お彼岸の由来

「お彼岸」の由来は、サンスクリット語の「パーラミター」の意訳、「倒彼岸」からきていると言われています。
「彼岸」を分かり易く言いますと、「天国」や「あの世」という意味なんですね。

仏教による教えに「極楽浄土は西にある」というものがあります。

太陽が一番西に沈む日のことを、「あの世に一番近づける日」と考えたわけです。

この太陽が一番西に沈む日というのが、いわゆる「春分の日」、「秋分の日」にあたります。

つまり、年に2度、あの世に一番近づける日があるということですね。

お彼岸は春と秋の2回ある

1年に2回、春と秋に太陽が一番西に沈む日があります。

それを「春分の日」「秋分の日」と定め、その日を中心として前後3日間を合わせた7日のことを「お彼岸」と言います。

お彼岸の入りと明け

お彼岸は春と秋、2度あるのですが、それぞれに呼び方があります。

・春のお彼岸を「春彼岸」と言います。

・秋のお彼岸を「のちの彼岸」や「秋彼岸」と言います。

お彼岸の入りと明けの解説

お彼岸には始まり、中心の日、終わりと7日間を分けて言い表せます。

お彼岸の始まりを「入り」

お彼岸の中心の日を「お中日」(おちゅうにち)=「春分の日」、「秋分の日」

お彼岸の終わりを「明け」

と、表現します。

お彼岸のお中日

聞きなじみの薄い「お中日」ですが、呼び方は、「おちゅうにち」と呼びます。

「春分の日」と「秋分の日」の事を言います。

ちなみにこの日は国民の休日とされていますね。

春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」

秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々を偲ぶ日」

と、それぞれ制定されています。

このお中日は、太陽の位置で決まるので毎年、日にちが変動します。

2年後以降のお中日は、天文学で推測することは可能ですが、確定ではないそうですよ。

ですのでお彼岸の入りも変動制となり、毎年入り日が変わるのですね。

お彼岸の入り日がわかるのは、一年前だなんてなんだか神秘的です。

お彼岸「入り花ってだめなの?」

お彼岸のお墓参りでたまに聞くことのある「入り花を折らぬ」や「入り花を立てない」という言葉をご存知ですか?

「入り花を立てない」とは、お彼岸の入りまでにお墓に花を用意しなさいという事なのでしょうか?

だいたいはそういう意味ですが、お彼岸の入りになってから慌ててお墓参りするのではなくて、普段からお墓掃除に行き、常に綺麗にしておきなさいといった感じですね。

お彼岸には親戚の方も墓参りに行かれるので、墓守をしているご家族などは特に気になされることでしょう。

あまりに手入れされてないお墓ですと、恥ずかしい思いをしますし、お墓に帰っていらしたご先祖さまにも顔向けができませんものね。

あと、物流が今ほど盛んでなかったために、お彼岸期間中にはお花が不足しがちであったために、お彼岸の入りにいいお花が買えないことを危惧してなどともいわれています。

お彼岸のお供え「ぼたもちとおはぎ」

春のお彼岸と秋のお彼岸にはお供え物があります。

春のお彼岸には「ぼたもち」。

秋のお彼岸には「おはぎ」。

これら二つは同じ材料でできているものなんですが、どうして違う形状のものを春と秋でお供えするんでしょうか?

「ぼたもち」と「おはぎ」の謎解明

日本では小豆の赤い色はめでたい色として儀式やお供え物によく使われていました。

小豆は秋に収穫されます。

ですので、収穫されたばかりの皮の柔らかい小豆は粒のまま、秋は「おはぎ」を作ります。

その小豆を翌年の春まで保存しておいて、少し皮が固くなってしまった小豆をこして「ぼたもち」を作り、春のお彼岸のお供えとしてきたのです。

同じ材料でありながら、ぼたもちとおはぎという、違う作り方でお供えをするのには、ちゃんと理由があったんですね。

「ぼたもち」と「おはぎ」名の由来

春のお供えに使われる「ぼたもち」は、春に咲く牡丹の花に由来しています。

秋にお供えされる「おはぎ」は、秋に咲く萩の花にちなんで名づけられているそうです。

風流ですよね。

お彼岸のお墓参り「やる事」と「お供花」

日頃がお手入れするのが一番なんですが、なかなか難しいですよね。

せめて、お彼岸にはきちんと心を込めてご供養したいものです。

お彼岸の準備「なにをすればいいの?」

お彼岸を迎えるにあたっての準備ですが、

・お家にあるお仏壇や仏具の掃除をしましょう。

・お墓の掃除をしましょう。

・お供花やお供えをしましょう。

お彼岸でのお供花はなにがいい?

一般的に、お彼岸には白や淡い花を選ばれます。

白百合や胡蝶蘭、カーネーションが多く使われています。

白菊、黄菊なども代表的な花ですね。

今はお彼岸用など花屋さんで注文できたり、お墓の近くの花やさんで購入することもできます。

地域によって供花やしきたりには差がありますので、お母さまやご親戚の方にわからない場合はきいてみましょう。

最後に

お彼岸

今年の春のお彼岸の入り日、秋のお彼岸の入り日のチェックはお済ですか?

ちなみに、お彼岸の中でも、もっとも西に太陽が近づく日であるお中日が、お墓参りをする1番良い日とされています。

ご先祖様にこちらから一番近づけると言われている日だからです。

ですが、お気持ちが一番大事ですから、ご自身のご都合に合わせてご先祖様に感謝する気持ちを大切にされることがなによりですよね。

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