刀・大倶利伽羅とは?今、展示で見ることはできるの?

みなさんは刀・大倶利伽羅をご存知でしょうか?2016年に奈良・薬師寺で20年ぶりに展示されました。今回はそんな大倶利伽羅と今後展示で見れるかを紹介します。

目次

  1. 20年ぶりに展示された大倶利伽羅
  2. 大倶利伽羅とは?
  3. 薬師寺
  4. 大倶利伽羅の展示
  5. 最後に

20年ぶりに展示された大倶利伽羅

人々

みなさんは大倶利伽羅という刀をご存知ですか?
昨今、刀剣をモチーフにしたゲームもあるので名前を聞いたことがある人も多いと思います。

そんな刀・大倶利伽羅ですが2016年に奈良・薬師寺で20年ぶりに展示されました。
今回は刀・大倶利伽羅や展示された薬師寺。
そして今後展示されることはあるのか紹介します。

大倶利伽羅とは?


大磨上無銘 広光
名物 大倶利伽羅廣光
2尺2寸2分半
重要美術品
法人所蔵(大阪府茨木市)

所蔵者情報については大阪府発表資料に基づきます。
なお日本刀剣博物技術研究財団のページによると現在は「個人所有」となっています。

大倶梨伽羅広光
相州正宗の門人、広光の作

佩き表に大きな倶利伽羅(剣に巻きついた竜)が彫られています。
裏は腰樋と添え樋。

由来

刀身の指裏に大きな倶利伽羅竜の彫り物があることにちなみます。
江戸時代後期の仙台藩の儒者若林靖亭(若林友輔)によると、伊達政宗が常に軍陣に帯びていたといいわれています。
非常な業物であったといいます。

来歴

伊達政宗が徳川将軍家より拝領したものです。
それ以前の来歴はわかっていません。

徳川家から江戸城の石垣修築の命がくだされ、1620年に完成します。
その時の褒賞として与えられたものですが、当時伊達政宗は仙台藩在国でした。
そのため、嫡子の美作守忠宗が11月21日に拝領しました。

美作守忠宗は1611年の元服の際に正五位下美作守に叙任されています。
1626年8月に伊達政宗が従三位権中納言、美作守忠宗が少将越前守、伊達秀宗が四位侍従遠江守に昇進しました。
1636年5月24日、伊達政宗薨去。その後伊達忠宗が家督を継ぎ仙台藩2代藩主となりました。

1687年卯月29日、本阿弥家に砥に出され大倶利伽羅の刃長などが測られました。
「長二尺二寸二分五厘」で名物帳にもこの長で記載されていますが、伊達家の記録にはすべて「長二尺二寸三分」になっているといいます。

将軍家から拝領した時点ですでに五十枚の小札がついていましたが、1778年12月に百枚に格上げされています。

昭和まで伊達家に伝わっています。
1884年8月に仙台から東京に移りました。
大倶利伽羅は関東大震災も免れています。
1929年3月の日本名宝展覧会では伊達興宗伯爵所持となっています。
1934年12月20日重要美術品認定されました。伊達興宗伯爵所持。

現存

薬師寺

薬師寺は、奈良県奈良市西ノ京町に所在する寺院です。
興福寺とともに法相宗の大本山です。
南都七大寺のひとつに数えられます。

本尊は薬師如来です。
開基(創立者)は天武天皇・道昭・義淵です。

1998年に古都奈良の文化財の一部として、ユネスコより世界遺産に登録されています。

歴史

薬師寺は680年、天武天皇の発願により飛鳥の藤原京の地に造営が開始されました。
その後、平城遷都後の8世紀初めに現在地の西ノ京に移転しています。

ただし、飛鳥の薬師寺の伽藍も10世紀頃までは引き続き存続していたと見られています。

年中行事

・越年写経会(写経道場) 12月31日~1月日
写経道場で一般信徒が越年写経会として夜を通して写経をします。

・修正会吉祥悔過法要 (金堂)1月1日〜15日
吉祥天女画像を本尊として、1年の吉祥招福・天下泰平・滅罪消滅などを祈願する法要です。
771年より千年を超え今も続いています。

・初玄奘三蔵会・平和祈願祭(玄奘三蔵院伽藍)1月5日
玄奘三蔵の命日が2月5日です。
そこで初めての月命日として1月5日に初玄奘三蔵会を行い、併せてその年1年間の平和祈願を執り行います。

・初薬師縁日・大般若経転読法要(金堂) 1月8日
薬師寺では毎月8日を薬師如来の縁日と定めています。
1月8日は初薬師縁日として大般若経転読の法要を行ないます。

・吉祥天にちなむお香とお茶の会(写経道場他) 1月15日
修正会の結願の日に1年の吉祥福徳を吉祥天に祈願し、茶会を開き香をたきます。

・節分会星祭 2月3日

・お身ぬぐい 3月23日

・ 修二会(花会式) 3月25日~3月31日
奈良時代から続く薬師如来に対する悔過法要です。
国家繁栄・五穀豊穣などを祈る春の行事です。
薬師寺の修二会には十種の造花が本尊に供えられるところから「花会式」と呼ばれ、奈良の春の風物詩となっています。
最終日の3月31日の夜には「鬼追式」が法会を締めくくります。

・最勝会(さいしょうえ) 4月第三日曜
2003年に約500年ぶりに復興された行事です。
国家安泰や五穀豊穣などを祈る法要で、官僧の任命の為の国家試験の場でもありました。
僧侶の口頭試問が仏前で行なわれます。

・玄奘三蔵会大祭 5月5日
法相宗の始祖・玄奘三蔵を讃える法要です。
伎楽・雅楽が演じられ、日没後は万灯供養会が行なわれます。

・夏休み寺子屋 8月上旬
小・中学生が集まり、お経を唱えたり、写経、お坊さんの法話など普段できない生活を体験し礼儀作法を勉強します。

・暁天講座 8月上旬
早朝5時の勤行の後、僧侶が法話を行ないます。

・孟蘭盆会 8月13日〜15日

・地蔵盆 8月23日

・観月会 9月中秋の名月

・天武忌・万燈会 10月8日
天武天皇の遺徳を偲んで法要を行ないます。

・お身拭い 12月29日
午前中に正月用の餅をつき、その時に使ったお湯を使って僧侶が仏像の体を拭き清める行事です。
金堂薬師如来像・日光菩薩像・月光菩薩像のお身拭い後、大講堂・東院堂など各諸堂でも引き続きお身拭いが行なわれます。

・除夜の鐘 12月31日 午後11時30分頃より。

また上記の行事以外のほかに、大峯山入峰修行や小豆島八十八箇所巡礼などの行事もあります。

アクセス

所在地

奈良県奈良市西ノ京町457

・西名阪郡山インターからの場合
R24を北上。
JRの陸橋を越えると柏木町の交差点あり左折突当りの信号左折します。
約200m左側に西の京病院とガソリンスタンド(エッソ)あります。
その信号を右折すると薬師寺の駐車場です。

・二阪奈道路からの場合
終点宝来インターを出て奈良市内に向います。
前方に近鉄をまたぐ土盛りの跨橋をわたります
下った先の大きな交差点(二条大路南5)を右折(郡山・西ノ京標示あり)します。
尼ケ辻南、唐招提寺東口、薬師寺東口の3つの信号を越えると左側に西の京病院とガソリンスタンド(エッソ)があります。
その前の信号を右折すると薬師寺の駐車場です。

【注意】
カーナビを使用する場合、南駐車場ではなく、薬師寺南門前に誘導される事があるので注意してください。

近鉄電車

・近鉄難波方面から
近鉄なんばから快速急行または特急で大和西大寺で乗り換えます。
各駅停車天理行きまたは橿原神宮前行きに乗車。西ノ京駅下車すぐです。

近鉄京都方面から
近鉄京都からは特急・急行が西ノ京駅に停車します。

※京都、難波から近鉄大和西大寺経由西ノ京まで約40分です。

大倶利伽羅の展示

2016年以前の展示

大倶利伽羅は2016年に薬師寺で20年ぶりの展示となりました。
現在の所有者になってからの展示公開は概ね以下の通りです。

 昭和43年11月 小田急デパート 名物展
 昭和57年6月 石川県
 平成13年1月 宮城県 塩釜神社
 平成14年10月 大分県

最後に

人々

いかがでしたか?
倶利伽羅龍が彫られている大倶利伽羅。
今後、大倶利伽羅の展示は特には決まっていません。
もしかしたら毎年、薬師寺での特別展示が可能になるかもしれませんし、もしかしたらまた次大倶利伽羅の展示を観れるのは20年後になるかもしれません。

ぜひ展示の機会があれば見てみたいものですね。

「大倶利伽羅・展示」に関連する記事

「大倶利伽羅・展示」についてさらに知りたい方へ

この記事に関するキーワード

ランキング

よく読まれている記事です

シェアする

このページの先頭へ

終活ねっと 〜マガジン〜  Copyright© 株式会社 終活ねっと