少子高齢化の対策~ 成功例、移民、ロボット

少子高齢化に対する具体的な対策はいろいろあります。しかし日本が実行している対策はあまりありません。日本は少子高齢化の対策を始めた段階にあるといえます。

目次

  1. 少子高齢化対策を知る
  2. 出生率と長寿
  3. 成功例として評価されたフランスの対策
  4. 移民で少子高齢化をカバーする
  5. 人工知能ロボット
  6. 高齢者の負担割合を増やすという選択肢 
  7. まとめ

少子高齢化対策を知る

少子高齢化対策という言葉は、あまり気持ちの良い言葉ではないかもしれません。注目されるという意味では良い言葉かもしれません。少子高齢化は日本経済の圧迫に影響を及ぼすといわれています。いろいろな対策や考えはあります。まずは知ること、見てみましょう。

出生率と長寿

出生率が低い先進国、高い発展途上国

先進国の出生率は約1~3%、発展途上国で3~7%になります。はっきりとした違いがあります。様々な背景、環境が影響しています。経済的に豊かと言われている国では出生率は低く、そうではない国は出生率が高い状況にあります。子供が多く、高齢者が少ないから経済が豊かだ、というわけではありません。少子高齢化だから経済が豊かではない、というわけでもないはずですが。

長寿国

長寿国の順位は出生率はほぼ逆転しているといってよいと思います。日本は一位で平均83歳を超えてます。発展途上国は平均50歳~60歳が多いです。出生率が低く長寿国である事が日本の経済を圧迫しているひとつの要因と考えられています。少子高齢化対策が必要な国は日本だけではありません。

成功例として評価されたフランスの対策

困った人々

どんな少子高齢化対策したの?

フランスでは、少子高齢化対策の結果、1994年に1.66だった出生率が、2010年には2.00になったそうです。約100年間で出生率1.66→2.00になった、この変化が評価がされています。20年~30年間では、変化したわけではありません。フランスでは妊娠した社員には妊娠前後で計4か月の有給休暇を与えられるという制度があるらしいです。さらに2人以上の子供のいる親から希望があった場合、企業は3年間の育児休暇を与えなければならない等、子供を産んでも仕事にマイナスならない環境をつくったということです。他にも充実した保育環境、手厚い家族手当て等、とにかく少子高齢化対策に国はお金をたくさん投資しました。

日本は? 

日本がフランスの少子高齢化対策を同じく実行するとして、財政的にたくさん投資するお金があるのか?という問題がありますね。それと、世間、職場、親や親戚の価値観はどうなのか?やはり男が働いて女は家を守るという価値観は欧米諸国よりは根強くあるのではないでしょうか?

移民で少子高齢化をカバーする

外国人の方に日本へ移住してもらう

労働力不足の解消する対策として、外国人による穴埋めを求める声が少なくありません。
外国からの移民を毎年20万人受け入れ、出生率も回復すれば100年後も人口は 1億人超を保つことができるらしいです。出稼ぎ労働者ではなく移民を受け入れるという対策によって、増やせないはずの世代ごとの労働者数を無理やり増やすことができるわけです。例えば、日本はこれまで外国人を「労働者」「単純作業の外注先」として使ってきましたが、その立場が逆転する可能性だってあります。少子高齢化を解消するのではなく、移民よって労働力をあげるという考えがあります。

移民問題

移民が引き起こす最大の問題とは何でしょうか。それは移民の出生率が、異常に高いことです。
「単一民族」的、と言われる日本ですが、移民を大きく受け入れれば、第二世代以降の移民の代になって、日本の人種構成は大きく変わるでしょう。日本は日本民族だけの国ではなくなる日が来るかも知れません。少子高齢化に変わって、移民問題の対策が必要になるかもしれません。

人工知能ロボット

ロボット

ロボットで少子高齢化対策する

人口減少や少子高齢化などの社会課題に対して、人工知能(AI)、ロボットなどを活用した第4次産業革命による新しい社会構造を作り進めていく対策が始まっています。とにかく時代変化が早いので、ちよっとついていけない感覚になりますが、ネット時代を生きていく中で携帯電話のように常識になるかもしれません。

ロボットに、任せていいの?

労働力不足を補い、仕事の充実が期待される一方で、自分の仕事がAIに代替されてしまうといった雇用に関する不安要素も多いです。少子高齢化問題は解決するかもしれません。しかし、次は少子高齢化問題ではなく、新たなにロボットと子供、大人、高齢者の新しいバランスを考えた対策問題が起きるかもしれません。

高齢者の負担割合を増やすという選択肢 

人々

少子高齢化のままで

若い世代の人生の質もモチベーションも下げないように,高齢者の負担割合を増やすという選択肢はいかがでしょうか?公的費用が若い世代を圧迫するならば,高齢者の負担割合を増やして,若い世代の負担割合を減らすという少子高齢化対策。

でも、医療の分野だけ見たら

例えば医療の分野だけを見ても、総医療費に占める患者の自己負担率は、フランス7.4%、イギリス11.1%、ドイツ13.0%。すべての国民をカバーする公的な健康保険がなく、多くの人が民間の医療保険に加入しているアメリカですら12.1%で、それなのに日本は14.6%と高い負担率となっているらしく、厳しいんですね。一時的には公的支出を削減できるが、長期的には医療費の抑制どころか、反対に少子高齢化対策と同じく国庫負担の増加につながる可能性があると言われています。

まとめ

いかがでしょうか?いろんな少子高齢化対策や考えはあります。どれを選ぶかは、議論、批判、行動を繰り返して進んで行くと思います。もし自分の人生に余裕があるならば、他者や地域に理解を示して生きていきたいですね。

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