意外と知らない?神棚へお札をまつる時の注意点

意外と知らない?神棚へお札をまつる時の注意点

神棚が庶民に普及したのは実は江戸時代の中頃です。伊勢神宮や富士山に参詣(さんけい)することが観光旅行として広まっていた当時、お札が全国に配布されたことがきっかけです。災いを防ぎ、吉善を招く力があるとされるお札をまつる神棚についてご紹介いたします。

最終更新日: 2021年01月07日

そもそも神棚って?

神棚

お札(御神札と書いておふだと呼ぶこともあります)をお祀りする場所を「神棚」と言います。
そして、お札を納めるお宮を模した入れ物を「宮形(みやがた)」といいます。

最近では、神棚を設置できないというご家庭も多いので、その場合はどうすべきか後ほどご紹介したいと思います。

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「終活ねっと」運営スタッフ

今回「終活ねっと」では、神棚にお札を祀ることについて以下の事柄を中心に解説していきます。

  • お札の種類は?
  • 神棚に祀る際のお札の位置はどこ?
  • 神棚が無い場合はどうするの?
  • お札を祀る際の注意点について

時間が無いという方やお急ぎの方でも、知りたい情報をピックアップしてお読みいただけます。
ぜひとも、最後までお読みください。

お札の種類・どこでもらうのか

神宮大麻(じんぐうたいま)

「天照皇大神宮(てんしょうこうたいじんぐう)」と書かれた伊勢神宮のお札です。
こちらはわざわざ伊勢神宮にお参りせずとも、各地の神社で頒布(はんぷ)されていますので、初詣の際などに、社務所へ「神宮大麻はありますか?」と訊くと良いでしょう。

「大麻」は「おおぬさ(漢字では大幣と書きます)」の意味で、おおぬさとは神職がお祓いを行う際に左右に振るお祓いの道具のことです。

氏神(うじがみ)神社のお札

神宮大麻が我が国の総氏神様であるのに対し、氏神様は各地域の守り神です。
神棚には神宮大麻と一緒に地域の神社で頒布されている氏神様のお札も一緒におまつりします。
こちらも神宮大麻と同じく社務所で授かることができますので「氏神様のお札をください」と神社の方にお願いしましょう。

崇敬(すうけい)神社

さて、神宮大麻と氏神神社の他に崇敬(すうけい)神社というものもあります。
こちらは地縁・血縁的な関係以外で個人の信仰等により崇敬する(あがめうやまうこと)神社のことです。

旅行先で授かったお札や、戴き物のお札が崇敬神社のお札です。
崇敬神社は複数おまつりすることも可能です。

神棚のお札の位置・順番

お札を神棚にまつる際にまず重要になるのはお札の位置なのですが、その前に宮形がまずポイントになります。
お札を納める入れ物である宮形はいくつか種類があります。

一社造り(いっしゃづくり)という、お札を祀る場所が一つのタイプのものと、三社造り(さんしゃづくり)という三箇所お札を祀ることのできるタイプのものがあります。

一社造りの宮形

お札をまつる場所が一つしかありませんのでお札は重ねて宮形におまつりします。
一番手前に神宮大麻、その後ろに氏神神社のお札、その後ろに崇敬神社のお札を準備し、宮形には神宮大麻の「天照皇大神宮」の文字が見えるようにおまつりします。

崇敬神社がない方は神宮大麻と氏神様のお札のみお祀りし、崇敬神社が複数ある方はお好きな順番で構いませんので、氏神様のお札の後ろに重ねて宮形に納めましょう。

三社造りの宮形

こちらは一社造りと異なり、三か所お札をまつる場所があります。

まず、真ん中は日本人にとって総氏神様である伊勢の神宮のお札、つまり神宮大麻を納めます。
次に、地元の氏神様のお札を向かって右側に納め、その後各自の崇敬する神社のお札を向かって左側に納めていきます。

崇敬神社が複数ある方は、向かって左側に納めた崇敬神社のお札の後ろに順に納めていきましょう。

神棚がない場合のまつり方

集合住宅にお住みの方や、一人暮らしの方だと、神棚を取り付けるのはなかなか難しいですよね。
そんなときは、高い所に白い布や白い紙を敷きそこにお札を祀りましょう。

また、集合住宅など、お札を祀っている部屋の上を人が通る場合には、天井に「雲」もしくは「空」「天」と書いた紙を貼り付けます。

本来神棚の上には何もないとされており、神様の上に何かがあってはならないのです。
そこで、この天井は雲(もしくは空、天)ですよという意味を込めて天井に貼り紙をするのです。

「雲」の貼り紙は、神社によっては授与しているところもあるそうですが、印字した貼り紙でも大丈夫だそうです。
きちんとおまつりしたいという方は、ご自分で墨と筆を使って書いてもいいですね。

神棚とお札のまつり方のまとめと注意点

神棚

いかがでしたか?
初詣などでお札を買ったものの、どのように祀ればよいか参考になれば幸いです。

ところで、お札に交換期限はあるのでしょうか?

神様が宿ると言われるお札は、実は祀ってから一年ほどで交換するのが望ましいと言われています。
一年祀っている間にお札にもほこりや汚れがついてしまい、神様に申し訳ないから、というのが理由です。

全国の神社では、新年のお札は12月1日以降に受け取ることができますので、早めに交換して清々しい新年を迎えるご家庭が多いようです。

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