その間柄はなんと呼ぶ? 続柄を一覧にして、呼び方を知っておこう

親戚との続柄を考えてみたとき、「あの人と私の続柄は、何というんだろう?」と思うことはありませんか? 自分の家系図を一覧にして書き出してみると、呼び名のわからない親族関係が多いことに、きっと驚くはずです。この機会に、親族関係を、一覧にしてみましょう。

目次

  1. 続柄とは?
  2. 一般的によく知られている続柄の一覧
  3. 続柄の高祖母や雲孫。いれば何歳?
  4. 続柄を一覧にできる家系図をつくれる
  5. 続柄を一覧にすることのまとめ

続柄とは?

「続柄」は、正しくは「つづきがら」と読みます。「ぞくがら」と読んでも間違いではありませんが、戸籍や住民票などの正式な文書で取り扱う時の読み方は「つづきがら」です。「ぞくがら」と読むのは、俗語として慣例読みされているに過ぎません。

続柄とは、親族関係の間柄を示し、血縁や婚姻によって結ばれた親族関係を表現するときに使用する言葉です。「あの子は私にとってのイトコ」などのように、誰かと誰かの間柄を指し示します。その属柄を一覧にしたものが、家系図です。

近しい関係であればあるほど、その続柄を記入する機会は多いものです。
特に、「親」や「子」など、一親等以内の親族や同一世帯であることが多い親族との関係は、公的文書でも記入することが多いでしょう。

ですが、普段あまり意識していない関係については、その続柄や名称について意識したことはあまりないのではないでしょう。続柄の名称を知っている必要性がない場合が多く、ふと思い立ってみた時に、「あの子は私からみると、どういう親戚にあたるんだっけ?」などと思ってしまうこともあるのではないでしょうか。

ここでは、普段から知っておいたほうがいい続柄や、普段は知らなくても困らないけれどちょっと知っておきたい続柄を一覧にして見てみましょう。つぶさに見てみることで、新しい気づきがあるかもしれません。

一般的によく知られている続柄の一覧

一般的によく知られている続柄もあれば、あまり知られていない続柄もあります。
ここでは、まず自分を基準として、自分より若い世代の属柄と、自分より年上の世代の続柄を書き出して見てみましょう。

自分より若い世代・おなじ世代の続柄

自分を基準として見たときに、自分の子よりも若い世代や、自分とおなじ世代の属柄について一覧にしてみましょう。ここでいう「若い世代」とは、年齢のことではありません。年が極端に若くても、逆に年上でも、属柄の上では同じ世代になることもあります。

孫の子供と、その子供たち

孫の子供は、自分から見て、曾孫(ひまご・ひいまご・ひこ・ひこまご)になります。
孫の子供の子供は、自分から見て、玄孫(げんそん、やしゃご)といいます。

孫の子供の子供、は来孫(らいそん)。
孫の子供の子供の子供は、昆孫(こんそん)。
昆孫の子供を、仍孫(じょうそん)。仍孫の子供を雲孫(うんそん、つるのこ)といいます。

玄孫までは耳に覚えがある方は多いでしょう。来孫以降は、存命中に見られることがほぼないせいもあるでしょう。雲孫の名称まで知っていると、感心されるかもしれませんね。

兄弟の子供、いとこの子供など

兄弟の子供は、甥・姪ですね。
従兄弟・従兄妹(いとこ)の甥・姪は、従兄妹甥(いとこおい)・従兄妹姪(いとこめい)といいます。

祖父母の兄弟の孫を、再従兄弟姉妹(はとこ、またいとこ、ふたいとこ)といいます。その子供を、再従甥・再従姪(はとこ甥・はとこ姪)といいます。

自分より年上の世代の続柄

次に、自分より年上の世代について続柄を見てみましょう。上の世代については、未来につながるまだ未定の部分が多い下の世代と違い、過去にあった事実を遡ることになります。

祖母の親と、さらにその親たち

祖父母の親を、曾祖父母(そうそふぼ)といいます。
曾祖父母の親を、高祖父母(こうそふぼ)といいます。

曽祖父・曾祖母までは馴染みがあるでしょうが、高祖父・高祖母をご存知の方はどれくらいいるでしょうか。

父母の兄弟や、父母のいとこ

父母の兄弟は、叔父・伯父(おじ)、叔母・伯母(おば)です。どちらも、「叔」の字がつくほうが、自分の両親の弟妹である関係で、「伯」の字が付くほうが、自分の両親の兄姉である関係です。

親の従兄弟姉妹は、従伯叔父母(いとこおじ・いとこおば)といいます。

続柄の高祖母や雲孫。いれば何歳?

とても遠い親族のように思える、高祖母や雲孫。
もしもいたとしたら、それぞれ何歳になるのでしょう。出産の年齢を仮定して、自身が何歳のときにその属柄の親族を得ることになるのかを見てみましょう。

まず、年上の世代についてです。
自身が生まれたのが、母親が16歳のときだったとします。母親の母親(祖母)も、16歳で母親を出産をしたとします。祖母の母(曾祖母)も16歳で祖母を出産をしたとします。曾祖母の母(高祖母)も16歳で曾祖母を出産をしたとします。
と、すると、あなたが生まれた時には高祖母は64歳という計算になります。

16歳の時の出産としたのは、日本の法律で女性の結婚が16歳以上と定められていることからの仮定です。もしも、それぞれが24歳のときに出産したとすれば、あなたが0歳の時に高祖母は96歳となります。あなたが成人した時には、高祖母は116歳という計算になりますね。

次に、自分より年若い世代についてです。
自身が子供を産んだのが16歳だとします。その子供が孫を生むのが、16歳だったとします。あなたは32歳で孫を持つことになりますね。その後も代々16歳で子供を産んだとすると、昆孫が生まれた時に96歳、仍孫が生まれた時には112歳、雲孫が生まれた時には128歳ということになります。

実際は、代々の出産年齢がもっと上だったり、代によって出産年齢が異なったりするでしょう。
こうして書き出してみると、属柄の一覧にある名称でも、顔を合わせることができない関係が多いことがわかります。

続柄を一覧にできる家系図をつくれる

家系図をつくってくれるサービスを提供しているところがあります。
多くは行政書士によっておこなわれていて、戸籍収集などの資料集めもおこなってくれます。費用については、戸籍をどこまで遡るかや、作成した家系図をどのような書式で渡してもらうかなどによって変わってきます。

個人情報を扱うことなので、信頼できる事務所を探し、どこまで何を頼むのかをじっくりと相談しましょう。費用の面でも納得できるところに依頼することが大切です。

特別な由来を家系でなくても、「ルーツをはっきりさせておきたい」「親族のつながりを目に見える形にして、絆を深めたい」などの気持ちから依頼される方も多いようです。

また、家系図を自分で作れるように開発されたソフトもあります。

家系図として一覧にするための資料は自分で集める必要があるので、何代も先まで調べることは骨が折れるでしょう。けれど、自分で調べるという行為自体が意味をもちますし、労力を割けば割いた分だけ、属柄に対して思い入れを持つことができるでしょう。

続柄を一覧にすることのまとめ

実用性を考えると、知っておきたいのは、親や祖父母、子や孫程度かもしれません。
けれど、一覧にして見ることで、「そんな属柄にも名称があるんだ」と思われたのではないでしょうか。一見、あまり関係がないような間柄でも、きちんと公的な属柄が名称としてついているのです。
そのことに、新たな気づきがあったのではないでしょうか。

続柄を一覧として見ることができる家系図は、自分のルーツを知ることができるものです。
自分で調べてみるのも良いでしょうし、しかるべきところに依頼して見るのも良いでしょう。

また、一覧として家系図を作成しなくても、属柄の名称一覧を見て、その属柄の親戚の顔を思い浮かべながら、「ああ、あの子と私の関係はこういう名称なんだな」と知ってみてはいかがでしょうか。

一見遠くに見える親族関係でも、関係性につく属柄の名称を知ることで、特別な感慨が生まれるかもしれませんよ。

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