お盆のお墓参りは7月なの、8月なの?いつ行けばいい?

お盆といえば夏、お墓参り。では、お盆の時期やお墓参りがいつからいつまでなのかと聞かれると、この答えに地域差が出ることはご存知ですか?この記事では、地域差を含めたお墓参りの時期についてまとめていきます。

目次

  1. お盆の時期と由来
  2. 旧暦と新暦
  3. お盆のお墓参りはいつからいつまで?
  4. お盆とお墓参りの地域差
  5. お盆のお墓参りまとめ
  6. 終活の専門家に相談してみよう

お盆の時期と由来

お墓

夏、八月中頃になるとお盆に合わせた帰省ラッシュがニュースになる記憶はありませんか。
8月13~16日、もしくは7月13~16日の四日間が一般にお盆とされていますが、お墓参りには一体いついけばよいのでしょう。

もともとお盆は盂蘭盆会(うらぼんえ)と呼ばれ、盂蘭盆経(うらぼんきょう)というお経の逸話から生まれた仏教行事でした。この逸話は簡単にまとめると以下のように伝えられています。

お釈迦様の弟子、目連の母親が餓鬼道に堕ちて苦しんでいました。母親を何とか救いたい目連がお釈迦様に相談したところ、このように説かれました。
「お前の母親は息子である目連、お前のことしか大切にしなかった。そしてお前もまたそんな母親を疑わず、今も母親だけを地獄から救おうとしている。母を助けたければ、いつでも誰にでも分け隔てなく布施(他人に財を分け与えたり、有用な教えを説くこと)ができるのだということを見せなさい」
そこで目連は旧暦の7月15日、安居に集まった僧侶達に食事を振る舞い、一生懸命に法を説いてみせ、そのおかげで母親は地獄から救われたということです。

このことから、お盆は年に一度先祖が帰ってくる期間とされ、その間祖先の霊を家にお迎えし、また供養するようになったと言われています。旧暦では7月15日がお盆でした。では、8月のお盆はいつから始まったのでしょう。これについては次項で説明していきます。

旧暦と新暦

私たちが普段使っているのは明治以降に採用されたグレゴリオ暦です。グレゴリオ暦は地球が太陽の周りを周る周期から導き出した太陽暦で、それ以前の日本では月の満ち欠けを基準とした太陰暦が使われていました。

いまでは前者を新暦、後者を旧暦と呼んで区別しています。問題なのはこの二つ、一月の数え方が違うというところです。新暦はみなさんもご存じの通り一月が28~31日で、年間365日です。一方で旧暦は年間354日しかなく、新暦と旧暦で同じ日を見た時に一か月以上の差異が生じるのです。

お盆と改暦の関係は?

お盆は旧暦で7月15日でした。明治以降、新暦に切り替わってからも7月15日をお盆として定着させる予定があったのですが、新暦の7月のお盆が行われる地域は東京を中心とした一部のみに限られています。これは、新暦の7月が農作業の繁忙期と重なるため、農業を中心に生計を立てていた多くの地域で一月遅れの8月15日にお盆を行うようになったからだと言われています。

つまり、改暦を施行した明治時代を境としてお盆の時期に地域差が生まれたのです。

お盆のお墓参りはいつからいつまで?

お盆の期間は先述の通り、7月13~16日もしくは8月13~16日が一般的です。一部の地域ではこのほかに8月1日や他の日ににお盆を行う所もあるようですが、ここでは割愛いたします。

旧暦のお盆では、7月13日夕方に先祖の霊を迎える「迎え火」を、16日に先祖の霊を見送る「送り火」をそれぞれ焚いて先祖を供養していました。送り火として最も有名なのは、京都東山如意ケ嶽(にょいがたけ)の大文字でしょう。いつ見ても圧巻ですね。

お墓参りにはいついけばいい?

7月もしくは8月の13~16日の間、いつお墓参りにいくのかという考え方は地域や宗派によってまちまちであることが多いです。いずれの場合でも、お墓参りの前にお墓を飾り付けるため、清掃や供花などをする傾向があるようです。しかし、一般的に多いのは以下の3つだと考えられます。

13日と16日の2回

13日の夕方にご先祖様をお迎えするために一度、16日に見送るために一度の2回。

13日と16日、間に1回の計3回

13日の夕方にご先祖様をお迎えするために一度、14か15日のいずれかに墓参り一度を挟んで、16日にお見送りのため一度の合計3回。

13日~16日の間に1回のみ

4日間のうちどこか1日だけお墓参りをし、墓掃除をして線香をあげて一回で終わらせます。最近は忙しさや、風習に対する寛容さ、現住所と墓地の遠さなどからこの方法を取る方もいらっしゃいます。

伝統と現代のやり方の変化

お墓参りにいつ行けばいいのと聞かれた時、もっとも伝統に沿った回答をするのならば3回ということになると思います。特に、間の1日は家族全員で行く方が多いようです。しかし、現代の忙しさや物理的な距離の遠さ、高齢者の増加などを鑑みると多様性があって然りとも言えますね。

お盆とお墓参りの地域差

先でも触れましたが、お盆をいつ行うかというのは地域差が非常に大きいです。7月15日、8月15日をお盆とする地域の他、「旧盆」と言って旧暦の7月15日をお盆とする地域もあります。旧盆は新暦に適応すると毎年日付が異なりますので、いつがお盆にあたるかは年ごとに調べる必要があります。
この項では7月盆(7/15)、8月盆(8/15)そして旧盆の地域について、該当する地域やいつお墓参りに行くのかをまとめました。

7月盆(7/15)の地域

7月13日~16日がお盆の地域です。
東京、横浜、静岡や東北地方などが該当します。
13~16日の間に2,3回お墓参りに行くことが多いです。
お参りはご先祖様を後回しにしているという印象を残さないため、日中に行きます。

8月盆(8/15)の地域

全国的に最も多い8月13日~16日がお盆の地域です。
北海道、新潟、長野、関東南部や西日本全般が該当します。
13~16日の間に2,3回お墓参りに行くことが多いです。
お参りはご先祖様を後回しにしているという印象を残さないため、日中に行きます。

旧盆の地域

旧暦の7月15日がお盆の地域です。
沖縄・南西諸島が該当します。
旧暦の7月13日~15日の3日間がお盆とされています。
沖縄ではお墓参りに行くのではなく、それぞれの家に先祖の霊を招くという形で仏壇にて供養を行うことが多いようです。一部の地域では初日だけお墓参りをすることもあるそうです。

お盆のお墓参りまとめ

お墓

以上がお盆とお墓参りにいつ行けばよいかのまとめになります。
地域ごとにお盆をいつからいつまでとするのかが変わったり、お墓参りにいく日数も違いましたね。お引越しをされたときなどは、その土地の風習を調べてみるとよいかもしれません。

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