亡くなったペットをあなたの傍で供養するために 【遺骨ペンダント】

遺骨ペンダントとは、不幸にも先立ってしまった人やペットの遺骨を加工したり、そのままペンダントヘッドに封入するなどして作成したアクセサリーのことを指します。ペットの手元供養の一つの形となりつつある遺骨ペンダントの種類と作成依頼方法についてまとめました。

目次

  1. 亡くなったペットを供養したい
  2. 遺骨ペンダントの種類 -素材でえらぶ-
  3. ペットの遺骨ペンダントの注文方法
  4. ペットの遺骨をアクセサリーにすること
  5. ペットの遺骨ペンダントまとめ

亡くなったペットを供養したい

ペットの寿命というのは、ほとんどの場合が飼い主である人より短いもの。
それでも家族として連れ添ったことに変わりはなく、きちんと供養してあげたいと思う方は多いのではないでしょうか。そんなとき浮かんでくる疑問が、「ペットの供養とはどうやるのだろう」であったり、「人間のときとはどう違うのだろう」です。筆者も昨年飼い犬を亡くしたとき同じことを思い、詳しい人に尋ねたり、ネット上で調べたりいたしました。

その中の一つが遺骨ペンダントです。

遺骨ペンダントとはその名の通り、遺体を焼いた後のお骨を分骨してペンダントの形に収めたものを指します。「見守りたいし、見守ってほしい」、「また一緒に散歩したい」もしくは「傍に置いて寂しさを癒したい」など、ペンダントに収める動機は多種多様です。しかし、そのどれもが亡くしたペットを大切に想う気持ちから生まれたものであることは疑いようもありません。

人間を供養する場合でも遺骨ペンダントに分骨するという方法はありますが、ペットの供養の方が採用されやすい傾向があるようです。おそらくペットの墓を立ててお参りするという文化は人間の場合と違い広まってまだ日が浅いため、ペンダントにして手元に残すという比較的新しい供養の形も受け入れられやすいのだと考えられます。

お骨をどのようにして処理するかによって、遺骨ペンダントの種類も様々です。ここでいくつかご紹介いたしますので、実際に選ばれる際の参考になれば幸いです。

遺骨ペンダントの種類 -素材でえらぶ-

シルバー (美しさ・風合いの変化)

シルバー(銀)は柔らかい金属であり、アクセサリーとして使用される場合は純銀に対して 7.5% の銅を混入させてシルバー925(純銀が92.5%の意)とすることが多いです。シルバー製のアクセサリーはその輝きの美しさのために古来から人気が高いですが、一方で空気中の硫黄成分と結合して変色していくという特性も持ちます。
しかし、手入れをきちんとして頂ければ「いぶし銀」の言葉の如く、過ごす時が長くなるにつれて緩やかに表情を変えていくあなただけのアクセサリーになることでしょう。

ゴールド (高価・錆びない)

ゴールド(金)は非常に安定な金属であり、錆びることがありません。
ただし、純金は硬度に難があるため、アクセサリーにする場合は銀や銅などの金属を少量混ぜた合金として使用されます。24金、18金などは金の純度を表す表現で、24金が純金にあたります。そこから数字が18、14と小さくになるにつれて金の純度は低下しますが、その分丈夫になると考えて頂けると思います。大切なお骨を入れるものですから、丈夫な14金や10金を使用している遺骨ペンダントが多いようです。
貴金属であるゴールド製の遺骨ペンダントは高価ですが、その分大切なペットのための特別な居場所であるという付加価値を見出すことができるでしょう。

チタン (軽い・強い・劣化しにくい)

チタンは軽い金属で、傷がつきにくく劣化もしにくいという特徴があります。
また、チタンの表面は空気中の酸素と反応することによって酸化チタンの薄い被膜で覆われており、海水や温泉などの環境中でも劣化しにくくなっています。その被膜のおかげで、金属アレルギーの方でも比較的安心してご着用頂けます。
ペットの遺骨ペンダントに丈夫さを求められるのであれば、チタンが選択肢に入ってくるのではないでしょうか。

ステンレス (安価・対金属アレルギー)

錆びにくく、変色しづらい安定した合金であるステンレス。
金属アレルギーを引き起こしにくい素材として医療の場でも使われており、そういったものは特にサージカルステンレス(SUS316)と呼ばれています。安全であることに加えて安価であるのも魅力的で、一万円前後でもお買い求め頂けます。

ペットの遺骨ペンダントの注文方法

火葬した後のペットの遺骨をペンダントにするとき、一体どこに頼めばよいのでしょうか。
「遺骨ペンダント」や「手元供養」などで検索すると探しやすいですが、注文方法としては大きく分けて三つ。①取扱店にお骨を直接持ち込む、②インターネット販売店でペンダントを注文して、自分でお骨を封入する、③インターネット販売店にお骨を郵送する、です。

それぞれについて以下にまとめました。

①取扱店に直接持ち込む

遺骨ペンダントの取扱店は全国的に見てもそう多くはないようです。
大きな葬儀屋さん、仏具店やペット霊園でも取り扱っている場合があります。また、手元供養品の工房がありましたら、そちらへ直接相談するのがよいでしょう。ペットの遺骨を火葬した際に近くに取り扱い業者がないかどうか、葬儀屋さんに尋ねてみるとよいのではないでしょうか。
取扱店に直接行く場合のメリットは、お骨の行先を自分の目で確かめられることにあります。また、封入型にせよ加工型にせよ、慣れた方が粉骨からペンダント作成までやってくださるため安心感があります。

②ペンダントを注文して自分で封入

これは封入型のペンダントを購入する場合に選べるやり方です。
インターネット販売店もしくはお近くの取扱店で、蓋が空けられるタイプの遺骨ペンダントを注文していただき、ご自身の手でお骨を崩してペンダントの中に封入します。粉骨のやり方が分からなかったり、大切なペットの遺骨を砕くことに抵抗がある方向けに粉骨サービスなどもあるようです。以下のリンクをご参照下さい。

③販売店にお骨を郵送する

これは封入型ペンダントの中でも蓋を溶接してくっつけるタイプや、遺骨加工型ペンダントの場合のやり方です。ペンダントを購入後、骨壺もしくは分骨したお骨を梱包して販売店に郵送します。郵送の際は配送記録の残る日本郵便のゆうパックなどがお勧めです。
お骨を郵送する、というのは不安な方も多いと思われますので、詳しい梱包の仕方や郵送方法の交渉は販売店のQ&Aを参考にしたり、直接ご相談されるとよいと思います。

ペットの遺骨をアクセサリーにすること

分骨したお骨をペンダントにして身に付けることは供養ではない、と考えられる方もいらっしゃるかもしれません。確かに供養するという定義に基づけば、例え分骨しても仏壇などの窓を作ってお供えし、仏様の冥福を祈ることが正しいのでしょう。

しかし、一緒に暮らしてきた大切なペットを亡くして傷ついているのは飼い主の方たちです。そんな人たちの悲しみや寂しさを埋めるために、遺骨ペンダントは求められているのだと考えています。しばらくペンダントと一緒に過ごして心が癒された暁には、ペンダントを外して仏壇などにお供えした上で供養をすることもできます。

私は今生きている方の癒しになるならば、遺骨をペンダントにすることは間違いだとは思いません。
皆さまはどうお考えでしょうか。

ペットの遺骨ペンダントまとめ

長々となりましたが以上がペットの遺骨アクセサリーについてです。
大切なペットの今後を考える上での参考になりましたでしょうか。
飼い主様とペットのどちらもが幸福な道へと進まれるよう、お祈りしております。

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