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春の俳句を詠む人必見!中学生から大人まで必ず参考になります!

春の俳句を詠んでみたいあなたにへ。上手に春の俳句を詠む方法や、春の季語のついて紹介いたします。春は美しい俳句を読むのにぴったりの季節です。おすすめの春の俳句も紹介いたしますので是非参考にしてください。

春の俳句を詠んでみましょう。

桜

春は自然も美しく、出会いと別れの季節ですね。
そんな春に、俳句を詠もうとしても、いい言葉が出てこなかったりして、なかなかいい案が思いつかなくて困ることもあるのではないでしょうか。

俳句を考える時に、まずは季語を考えなくてはなりません。

ただ思うが儘に感じたことや見たものを基にして俳句を考えるのも良いですが、まずは美しい春の季語を知ってから俳句を考えるのはいかがでしょうか。

美しい春の季語を知っていれば、きっと普段のなにげない風景も素敵な俳句に変わるはずです。

この記事では、

  • 俳句の基礎知識
  • 春の季語一覧
  • 小中学生が俳句を書く場合
  • 松尾芭蕉の春の俳句
  • その他の俳諧師の春の俳句
  • 桜に関する俳句

についてご紹介しています。
俳句をイチから学ぶ人でも、俳句を趣味にしている方にもわかりやすくタメになるような内容にまとめました。

春に俳句を詠む前に、まずはこの記事をご覧になってください。

俳句の基礎知識

俳句の歴史

「俳句」とは大正時代に正岡子規が初めて定義した言葉です。
江戸時代にも同様に詩を読む文化は存在していましたが、「発句(ホック)」や「俳諧(はいかい)」などと呼ばれていました

俳句のルール

俳句を詠むにあたり、決められているルールは2つだけです。

①五・七・五で詩を書く

俳句は5音、7音、5音の合計17音からなる言葉の定型詩です。
俳句ではこのリズムに従い詩を詠みましょう。

基本的にはこの音数に従うのですが、音数が異なっていても違和感が強くなければ俳句として認められています。

音が足りないものを「字足らず」、音が多いものを「字余り」と呼びます。

②季語を入れる

もう1つのルールは俳句の17音の中に必ず「季語」と呼ばれる、季節を表す言葉を入れなければなりません。

季語が入っていない俳句は川柳となります。
春夏秋冬どれかの季節の季語を俳句に必ず入れましょう。

今回は春の俳句についてご紹介したいと思います。

春の季語一覧

春

俳句には季語を入れなくてはならないというルールについては先ほどご説明した通りです。

季語の数は時代と共に増加しており、すべての季語は「歳時記」という季語の辞典に掲載されています。

「歳時記」について詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。

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季語は全て合わせると、現在では5000以上もの季語が存在するとされています。
みなさんもイメージしやすいものでいうと、例えば「桜」は春の季語となっています。

では桜以外にも良く使用される春の季語を種類ごとにまとめて紹介していきたいと思います。

「鳥」に関する春の季語

鳥

鳥の名称

鷽(ウソ) ・ 雉(キジ) ・ 駒鳥(コマドリ)・燕(ツバメ)・ 雲雀(ヒバリ)・ 蜷(ニナ)・ 松毟鳥(マツムシリ)・ 百千鳥(モモチドリ)

鳥の巣

鳥の巣・鵲の巣 ・雉の巣 ・ 鷺の巣 ・ 雀の子 ・雀の巣 ・ 鷹の巣 ・ 千鳥の巣 ・ 燕の巣 ・ 鶴の巣・雲雀の巣・ 鳩の巣・鷲の巣

鳥の行動

鳥交る・孕雀・古巣・麦鶉 ・引鴨(ヒキガモ) ・引鶴(ヒキヅル)・帰る雁・ 鳥帰る・ 囀(さえずり)

魚に関する春の季語

魚

公魚(ワカサギ) ・ 鰔(サヨリ) ・ 白魚(シラウオ) ・ 鱒(マス) ・ 玉筋魚(イカナゴ) ・ 鰆(サワラ) ・ 鰊(イサキ)

その他の動物に関する春の季語

蝶

仔馬 ・子猫・蛙(カワズ)・ 虻(アブ)・ 蚕(カイコ) ・蝶(チョウ) ・蠅生る ・蜂(ハチ) ・蜂の巣 ・春の蚊 ・春の蠅 ・ 桜貝(サクラガイ) ・ 奇居虫(ヤドカリ)

花/植物に関する春の季語

菜の花

ネーブル - 梅 - 紅梅 - 椿 - 楓の芽 - 初花 - 彼岸桜 - 菫 - 枝垂桜 - 桜 - 花 - 林檎の花 - 八重桜 - 遅桜 - 落花 - 残花 - 牡丹の芽 - 薔薇の芽 - 山茱萸の花 - 黄梅 - 花蘇枋 - 辛夷 - 花水木 - ミモザ - 榠樝の花 - 三椏の花 - 沈丁花 - 連翹 - 土佐水木 - 海棠 - ライラック - 長春花 - 山桜桃の花 - 庭梅の花 - 桜桃の花 - 青木の花 - 馬酔木の花 - 伊予柑 - 満天星の花 - 躑躅 - 土筆 - 雪柳 - 木蓮 - 藤 - 山吹 - 桃の花 - 李の花 - 梨の花 - 杏の花 - 榲桲の花 - 八朔 - パンジー - 三宝柑 - 木の芽 - 春林 - 蘖 - 若緑 - 柳の芽 - 山椒の芽 - 楤の芽 - 枸杞 - 五加木 - 令法 - 桑 - 山桜 - 柳 - 蓬 - チューリップ - 蕗のとう - 若草 - 菜の花

行事

入学式

建国記念日 - 入学式 - 卒業式 - 入社式 - 春日祭 - 花祭 - 十三詣 - 水口祭 - 義士祭 - 祈年祭 - 巳日祓 - 春祭

時候

初春 - 立春 - 寒明 - 晩春 - 旧正月 - 早春 - 春浅し - 春めく - 春分 - 彼岸 - 晩春 - 花冷 - 春社 - 弥生 - 春の朝 - 春昼 - 春の暮 - 春の宵 - 春の夜 - 暖か - 麗か - 花時 - 余寒 - 春深し - 八十八夜 - 夏近し - 春惜しむ

天文

春嵐 - 春光る - 春一番 - 霞 - 陽炎 - 蜃気楼 - 春風 - 春の月 - 春の星 - 雪ねぶり - 東風

地理

春の海 - 春の川 - 山笑う - 雪崩 - 雪解け - 雪白 - 残雪 - 流氷 - 春田 - 潮干潟 - 焼け野 - 雪間 - 焼山 - 春潮

これらが代表的な春の季語となっています。

春の季語であることが意外なものもあったかと思います。
例えば、「蛙」が春の季語である理由は諸説ありますが、冬眠から覚めた蛙が春の温かさを象徴するとも言われています。
ちなみに「アマガエル」は夏の季語となります。

また、蛙とは逆に、春のイメージのある「メダカ」は夏の季語となっています。

このように、季語に使おうとした生物や出来事が違う季節の季語であることが多々起こります。

そのため、事前に季語を知っておくと俳句が一層詠みやすくなるでしょう。
是非これらの季語を使い春の俳句を詠んでください。

俳句の季語は昔の季節考え方とのズレがあり、今の季節の季語だと思いこみながら実は違った...
なんてことも良く起こります。
不安な方は以下の記事もぜひ参考にお読みください。

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小学生や中学生向けが俳句をつくるには

教室

小学生や中学校の春休みに、「春の俳句を考えてきなさい」といった宿題が出たことはありませんか?

俳句なんて読んだことがない!
俳句を詠むのってちょっと恥ずかしい!

そんな風に考えてしまいますよね。

でも、俳句は先ほど申しあげたように、5・7・5のリズムと季語さえあればすごく自由なものなんです。

学生が書いた春の俳句優秀作品例

まずは、小学生、中学生、高校生が考えた春の俳句の中で優秀作品として表彰された俳句をいくつか紹介したいと思います。

どのように書けば良いのかぜひ参考にしてください。

ほんのりと 香るいちごは 春の色
小学4年生

ふきのとう あたまを出したら 春でした
小学4年生

あいさつは 心がとっても ぽっかぽか
小学4年生

筍がぼくとっしょにのびていく
小学6年生

山田はね 二年一組 山田です
小学1年生
新学年を匂わせる面白い俳句ですね。

うろこ雲 ふわふわしてる 食べたいな
小学1年生

小春日は 人の心の 温度かな
小学3年生

咲くもよし 散るも美し 桜かな
中学生

貝寄風や 親に見せない その手紙
中学生

夜桜の 静まり返る 星の数
中学生

背のびする 私を包む 花吹雪
中学生

春は曙鍵付きの 日記帳
高校3年生

街灯が 夜桜照らす 塾帰り
高校生

簡単な俳句の書き方

学生の春の俳句における優秀作品はいかがだったでしょうか?
あどけないものから、大人びたものまで、様々な作品がありますね。

読みながら感じていただけたと思うのですが、
俳句は深く考えすぎずに、その季節を過ごしながら感じたことを率直に書くのが良いとされています。

もし、宿題等に追われている場合はまず季語を決めてから考えると、案外すんなりと書くことができますよ。

松尾芭蕉の有名な春の俳句

俳句と言えば、松尾芭蕉の名前をご存知の方も多いのではないでしょうか。
松尾芭蕉は1644年生まれの江戸時代に活躍した俳諧師で、「奥の細道」という紀行文を著しました。

芭蕉の作品は、今でも情景がありありとイメージできるほどに表現が豊かなことで知られています。
そんな芭蕉の春の俳句で、有名なものをご紹介します。

古池や 蛙飛こむ 水のおと

訳:古池を眺めていると、蛙が飛び込んだ。チャポンという音が静かな空気に溶け込み風情を感じるなあ。

解説:日本で一番有名と言っても過言ではない俳句です。

行く春や 鳥啼き魚の 目は泪

訳:もうすぐ春が過ぎ去ろうとしている。春がすぎるのを悲しんで鳥は鳴き、魚は目に涙をためているかのようだ。
解説:旅に出る自分を見送る人々も、別れを惜しんで涙していることを思い浮かべながら詠んだとされています。

夏近し その口たばへ 花の風

解説:「たばふ」は「束う」を意味します。ここでは風神が持っている空気袋の口を閉じておくこと。
この口が開いていると春の終りの花がみんな吹き飛ばされてしまう。そこで口をしばっておいて貰いたいという意味の俳句です。

春風に 吹き出し笑う 花もがな

訳:春風が吹いている。こういう日には華やかに咲く花があったらいいのになぁ。
解説:「噴出し笑う」は春の花の開花を表す常套句です。

春の夜は 桜に明けて しまひけり

訳:夜桜を見ているうちに春の夜は早々に明けてしまった。
解説:時間を忘れるくらい夜桜が美しかったことが伝わります。

春雨や 二葉に萌ゆる 茄子種

訳:茄子の種が発芽してもう双葉になって芽吹いている。その小さな芽に春雨が降り注いで成長を促している。
解説:春が生命を育む様子が伝わりますね。

愚に暗く茨を掴む蛍かな

解説:「愚に暗く」とは己の愚かなことが分からないことをいいます。まして暗闇であってみれば盲目の身の辺りの様子がわかるわけがありません。蛍を捕るつもりが傍らにあったバラの木をつかんでしまったのです。人間の愚かさを寓意した句です。

猫の恋 やむとき閨の 朧月

訳:先ほどまで猫の恋する騒々しい声が聞こえていたが、いまは静寂が戻ってきた。みれば春の短夜の朧月が部屋に差し込んでいる。猫に刺激されたのでもあるまいが、何となく私も人恋しくなる春の夜だ。

松尾芭蕉の句はどれも名句です。
以下の記事では、春の俳句だけでなく、松尾芭蕉の有名な俳句をまとめてあります。
興味のある方はお読みになってください。

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その他有名な春の俳句

春はやはり自然が特に美しい季節ですので、有名な俳句が数多く生まれています。
松尾芭蕉以外にも、あなたの感性にあった俳句を書く俳諧師と出会えるかもしれません。

気になった俳句があれば、一度作者の他の俳句を読み感性を真似てみてはいかがでしょうか。

赤い椿 白い椿と 落ちにけり

作者:河東碧梧桐
訳:赤い椿の木の下には赤い椿が、白い椿の下には白い椿が落ちているよ。

春雨や 猫に踊りを 教える子

作者:小林一茶
訳:しとしとと春の雨が降っている。それなら出かけずに、猫と遊ぼうか

菜の花や 月は東に 日は西に

春雨や ものがたりゆく 蓑と傘

作者:与謝蕪村
訳:春の雨降る中、蓑をまとった人と、傘をさした人が語り合い並び歩いていくよ

春や昔 十五万石の 城下哉

作者:正岡子規
訳:江戸時代には江戸幕府の親藩であった松平家。その栄華を懐かしく思い起こさせる松山の城下よ

春雷や どこかの遠ちに 啼く雲雀

作者:原石鼎
訳:春の雷と共に、どこか遠くで雲雀もないているなあ。

桜に関わる春の俳句

春といえばやっぱり「桜」ですよね。
パッと咲いてパッと散る様は武士の心意気を表しているとして、古くから親しまれてきました。

そんな桜を季語とした春の俳句を紹介します。
桜をモチーフに俳句を作りたい方は参考になさってください。

夢一つ 置き去る旅の 桜かな

作者:凡茶
訳:この詩は様々なことを連想させますね。旅に思い残すことがあったのでしょう。

さまざまの こと思ひ出す 桜かな

作者:松尾芭蕉
訳:この桜を眺めてると、ご奉公していた昔の思い出がさまざま止めどもなく蘇って来るなあ。

散る桜 残る桜も 散る桜

作者:良寛
訳:桜は自分の意思で散っているのだ。散るときは散り散らないときは散らない。

良い俳句を作るために俳句本を読もう

俳句を本格的に詠みたい方は、まずは多くの作品に触れるべきでしょう。
他の方の作品は、自分にはない着眼点や新たな表現に触れることができるため、大変勉強になります。

こちらの俳句本は厳選された200選の俳句が紹介されています。

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春の俳句まとめ

春

いかがでした?
様々な春の季語と俳句を紹介いたしました。

今回は、

  • 俳句には5・7・5のリズムと、季語が必ず必要
  • 春の季語には、「蛙」など夏の季語に感じられるものもあり、季語を知っておくことで一層俳句が読みやすくなる
  • はじめて俳句を読む場合は、季語から考え、それに合わせてその季節を過ごしながら感じたことを率直に書くのが良い
  • 良い俳句をつくるには、松尾芭蕉などの俳諧師の書いた俳句をいくつも読み感性を磨く方法がある。

といったことをお話ししました。

春の季語では、夏や冬の季語に感じられるものもありましたね。
季語を知っていると、何気ない光景も春の美しさとしてまた違って感じられるのではないでしょうか。

また、松尾芭蕉の俳句をはじめとして春の俳句をご紹介しました。
必ずあなたの心に響く俳句が見つかったはずです。

ご自身で春の俳句を詠まれる際には是非参考にしてみてください。

また、他の季節の季語・俳句についての記事もあるので、ぜひ俳句についての知識を深めてください。

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