大安は本当に吉日なのか?仏滅は縁起が悪い日なのか?

大安は何をしても吉となる。仏滅は縁起が悪いから何もしてはいけないという慣習的な言い伝えは本当なのでしょうか?結婚式を大安にするか仏滅にするかで人生が変わってしまうほど影響力のあるものなのでしょうか?逐一考慮すべきことなのかを調べてみました。

目次

  1. 大安・仏滅について
  2. 六曜のローテーション
  3. 各六曜の意味と読みかた
  4. 仏滅は仏様とは関係ない?
  5. 迷信か?
  6. 仏滅の結婚式
  7. 大安と仏滅についてのまとめ

大安・仏滅について

カレンダーや暦にに記されている大安・仏滅ですが、他に先勝・友引・先負・赤口があります。
これらは「六曜」といい、諸葛孔明が発案し軍略をたてたことから「孔明六曜星」とも呼ばれます。
冠婚葬祭などの日取りを決める時に気にかけることが多いですが、最近はあまり気にしないという人も増えてきました。
どうして気にしてしまうのか?なぜ気にしなくなってきたのか?も合わせて、調べてみようと思います。

六曜の起源

中国宋時代に六壬時課(りくじんじか)という「時刻の吉凶占い」が始まりで、室町時代に伝来しました。
陰陽五行説、十干十二支に基づいて時刻や方位からその日の運勢を占いました。

六曜のローテーション

先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の順で繰り返します。
旧暦月末で終了し、旧暦月の1日に各月で決まっている六曜からスタートします。
各月の六曜は、次のようになっています。
 
1月・7月 先勝
2月・8月 友引
3月・9月 先負
4月・10月 仏滅
5月・11月 大安
6月・12月 赤口

また、計算で求めることもできます。
(旧暦月+旧暦日)÷6の余りの数が六曜
余りの数は、次のようになっています。
0=大安
1=赤口
2=先勝
3=友引
4=先負
5=仏滅

各六曜の意味と読みかた

困った人々

起源でも少しふれましたが、吉凶の時間も意味しているようです。
また伝来時には今の名称ではなく、江戸時代末期頃に変わりました。
旧称も合わせて見てみます。

先勝(せんかち)

旧称は速喜(そっき)
午前中が吉で午後2時から6時までは凶。
急ぐことや訴訟に吉日。
大安、友引の次に縁起の良い日とされていますが、先手必勝ということで大安の次に吉日と考える人もいます。
納車などは「友を轢く」にかけて友引を避ける人が多く、大安か先勝を選ぶようです。

友引(ともびき)

旧称は留連(りゅうれん)
午前中は吉で昼は凶、夕方は大吉。
「凶事に友を引く」から葬儀などの弔事は避け、祝い事や慶事には吉日とされています。
もともとの意味は勝負事は引き分けの日、あるいは先勝と先負の間というところから「共引」となり、今の「友引」になりました。

先負(せんまけ)

旧称は将吉(しょうきち)
午前中は凶で午後は吉。
「先んずればすなわち負ける」という意味と午後からは吉日に変わるので、急用にも慌てず、平静でいることが良いとされています。

仏滅(ぶつめつ)

旧称は空亡(くうぼう)
日中を通して大凶日。
物滅と記されたこともあったことから、物が滅び新しく始まると解釈し、大吉よりも吉日とする人もいます。

大安(たいあん)

旧称は泰安(たいあん)
全ての時間において吉日。
何事も良い日。
安息日に相当し、何もしてはいけないと解釈する人もいます。

赤口(しゃっこう)

旧称は赤舌日(しゃくぜつび)
午前11時から午後1時は吉。
それ以外はすべて凶。
赤から血や火を連想するため、けがや火災に注意が必要です。
仏滅よりも縁起が悪いとされ、何事も避けるのが無難な日です。

仏滅は仏様とは関係ない?

仏壇

仏滅はもともとは「空亡」で「虚亡」から「物滅」になり、今の「仏滅」は明治時代の暦業者が作ったものです。
ですからお釈迦様とは全く関係はなく、仏教も神道も六曜を用いて行事の日程をたてることはないようです。

迷信か?

明治時代には政府が六曜を迷信であるとして、カレンダーに六曜を記載することを禁じました。

六曜は占いか?

第二次世界大戦後は六曜の記載を禁じることはなくなりましたが、現在でも行政が作成する手帳やカレンダーに掲載を取りやめる行政指導を行っているところもあります。
根拠がはっきりしない迷信や占いという位置づけです。
暦業者がカレンダーを売るために作ったアイデア商品とも言われています。

仏滅の結婚式

本日はお日柄もよく・・・とスピーチでよく聞きますが、結婚式は末永い幸せを願い大安を選ぶ方が多いですね。
仏滅の結婚式はほんとうに不吉なのでしょうか?
大安に結婚しても離婚となることは多々ありますし、仏滅に結婚しても円満に過ごすご夫婦もいます。
結局は二人が六曜を気にするか、しないか、ただそれだけなのです。
気持ちの問題で、気になるなら避けておいたら良いんじゃないかというレベルです。
ただ結婚式の場合はお祝いに来てくださる方がいますので、お日柄を気にされる方へは心遣いが必要かと思います。
また引越し業者も同じなのですが、仏滅は大安に比べて料金的にかなりお得です。
もちろん結婚式の内容は大安も仏滅も同じです。
(引っ越し内容も)
むしろ混雑する大安よりもゆったりお祝いできるようです。

大安と仏滅についてのまとめ

不吉な仏滅、ラッキーな大安という感覚を大勢の日本人は当たり前のように思っています。
仏滅は縁起悪いよなどと小さいころから年配者から聞かされていたからでしょうか?
六曜は当たり前の常識だとばかり思っていましたが、調べていくにつれ、全く気にすることではないと知り、気が抜けたような感じがします。
当時の暦業者の営業アイデアが日本人の慣習になり、いまだに根強く冠婚葬祭にまで影響しているとは驚きとともに少し怖いです。
これからは六曜を気にする事はなくなりそうです。
「本日大安」ののぼり旗を見て宝くじを買っても当らないはずですね。
ためしに「仏滅」とされる日に宝くじを買ってみようかと思います。

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