絶対ダメ!?間違ってる喪中のお正月と初詣

喪中の家庭がしてはいけない事ってどんなことか知っていますか?お正月に「おめでとうございます」と言ってはいけない喪中に、『初詣』は果たして行っていいのか、そして知らないで『初詣』に行ってしまったら?今回はそんな喪中に行ってはいけない事をお話します。

目次

  1. 喪中と忌中で変わる初詣の考え方
  2. 喪中の初詣はOKでも合格祈願はダメ?
  3. 初詣とは別に喪中に避けたい事
  4. 喪中の初詣がダメでもお正月気分を
  5. まとめ

喪中と忌中で変わる初詣の考え方

初詣

葬儀があったその年に、「喪中につき年末年始のご挨拶ご遠慮申し上げます」というハガキを出した(頂いた)たことがあるかと思います。

これを見る限りでは、亡くなった方がいらっしゃるご家庭は、お正月には何も祝い事をしないのだろうとは、察しはしますよね。

なので喪中の家が新年のあいさつとして送る年賀状の行き来をしない事は、誰でも知っていることです。

それでは『喪中での初詣は行っていいのでしょうか?』

それを知るには、まず喪中と忌中を正しく知っておかなくてはいけません。
これは室町時代の神道から始まり、江戸時代には遺族が、故人を偲び喪服を着て静かに暮らす「服忌(ぷっき)」となりました。ここでの「服」が喪中で「忌」が忌中となっています。

喪中には

それでは、正確に「喪中」とはいつまでの期間で、その期間の初詣は、してはいけないのかと言いますと

期間:一般に亡くなってからその後一年間
禁忌:結婚式・お正月の祝い・その他の慶事への出席

これを見ても分かるように、初詣は行ってはいけないとはしていません。
では、世の中では「喪中に初詣へ行ってはいけない」と言われるのか、それはお参りの仕方にあるようです。

お寺と神社では死に対しての考え方は違いますが、絶対に喪中の初詣がいけませんなどと禁止していません。

詣でる時に手を合わせて思う気持ちが、大切なんです。

祝うのではなく、感謝と願いを込めて『家族みんなが健康でありますように』という気持ちでお参りすればいいのです。

喪中なので今年は初詣には行かず、静かにお正月を過ごしましょうと家族で決めていても、旧年の破魔矢やお札の処分が気になりますよね。そういう時は初詣の期間とされている1月15日以降に、古神札納めへ、持って行かれるといいでしょう。

忌中には

葬儀の場で上記の文字を目にした事ありますよね、これは『死を忌む最中』だという印です。

仏教では、死とは穢れとしていません。が、これは神道からの教えがそのまま残っている考えなんです。

「死(者)は穢れ」とし、その死者がでた家には穢れが付いていると言われ、亡くなった日から初七日、そして50日間は故人の法要に専念しなくてはいけない期間とされています。なので故人の魂があの世へ旅立っていく50日の節目となる四十九日の法要を「忌明け」と言い、それまでは神社への参拝はもちろんのこと、慶事やお祭りには一切参加してはいけないとされています。

しかし、どうしてもお正月に初詣に行かれる場合は、お寺へ行かれるといいでしょう。仏教には「死が穢れ」という解釈がないので、安心です。

喪中の初詣はOKでも合格祈願はダメ?

故人を偲んで、派手なお祝い事などは避けたいですが、最近では個人が好きだったことや生前にしたかったことなどを、供養として明るく行ったりすることがありますよね。

神社へ合格や病気の治癒などの祈願をするという事は、何も祝い事では無いので気にしなくていいです。どうしても気になるのでしたら忌中が開けてから詣でるといいでしょう。

初詣とは別に喪中に避けたい事

お中元やお歳暮は、相手に感謝を込めるという事から喪中でも行っていいんです。また、年賀状でも取引先などへの仕事関係であるならば、喪中のお知らせをせず、年賀状を送ります。

一周忌まで喪に服す家族は、概ね二親等までと考えられています。それは両親・祖父母・兄弟ですが、生計を共にしていた親戚が居たら場合は、二親等以外でも喪に服すのが筋ですね。

そういう人たちの中で、すでに葬儀前に結婚式の日取りや準備、招待客が確定してしまっていた場合、行うこともあります。

ここでは、どうしても避けられない慶事以外で喪中に意識して行わない事柄を上げて見ます。

お正月の用意

年神様をお迎えする準備をしますが、喪中でも家の中をきれいに整えて迎えるだけにするのが好ましいですね。

お正月には年神様を迎える神事をしますが、その中の「門松」「鏡餅」「しめ縄」などの正月の飾りは控えましょう。

静かに過ごすお正月になるので、祝の「おせち料理」も用意しません。

喪中の「成人式」は?

初詣以外に、ちょうどこの期間にある「成人式」も気になる事であります。

喪中に「成人式」があってもこれは誰もとがめる慶事ではありません、一生に一度の事です!亡くなったご家族だって、むしろお祝いしてくれていることでしょう。

喪中の初詣がダメでもお正月気分を

楽しくない暗いお正月を過ごさなくてはいけない訳ではないので、心の中だけで祝ながら故人を偲んで思い出話に華を咲かせてもいいのではないでしょうか。

喪中用のおせち『もせち』と言う物があるのをご存知ですか?

大阪の「懐石料理 徳」の姉妹店である、仏事料理専門店「三徳庵」が考案し登録商標も取得している喪中用おせち料理なんです。

めでたい意味をもつおせち料理ではなく、故人を偲び、そこから新しい年を迎えるためのとても意味のある精進料理となっています。

まとめ

お正月

今回は、喪中の初詣やお正月の過ごし方を説明してきましたが、少しは参考になりましたでしょうか?
喪中でのやってはいけない事に初詣は入りません。っと言うのが結論でしたが、禁止していないだけで、わざわざ初詣に行かなくてもいいと言う事でもあります。悲しみが癒えたらで良いので、ご家族でゆっくりお正月にこだわらず、詣出て行くのもありだと思います。喪中のお正月は、故人を思い穏やかに過ごすことの方が大切ですよね。

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