後悔しても仕方がない「ことわざ」

過ぎたことを後悔しても仕方がない。しかし、失意の時にはこんな言葉が「心に重くのしかかりそう」そんな後悔のことわざを最初に持ってきました。
後の祭り
時機を逸してしまった時に使うことわざです。チャンスを失ったり、考えすぎて行動が伴わずに失敗に終わった時によく使いますね。語源は、京都八坂神社の祇園祭の環車の行事を、後の祭りと言い、賑やかさがないので行っても仕方がないという意味から来ています。
酔いて狂言、醒めて後悔
酒の勢いでやってしまって後悔したことありませんか?こんな時に使うことわざです。つい気が大きくなってやり過ぎないように、飲み過ぎには注意ですね。
死んだ子の年を数える
今さら過去を嘆いても、何も変わらないと言う例えです。愚痴を言ったり、後悔しても何も変わらないので過去からの呪縛を解き放ちましょう。と言う時に使う事があります。
臍を噛む(ほぞをかむ)
悔しい時、後悔しても悔やみきれない時によく使います。自分で失敗した時も、相手に悔しい思いをさせられたときにも使います。しかし、何も変わらないので、悔やむより気持ちを切り変えましょう。
後悔したくないから悩む時の「ことわざ」
人は誰でも後で嫌な思いをしたくないので悩むことが多いですね。そんな時は、こんなことわざがありますよ。以外と取りこし苦労なこともあるのです。
案ずるより産むがやすし
悩んで立ち止まっているより、前を向いて歩きだす勇気を持ちましょう。きっと考えるより、行動に移すと簡単解決するような事かもしれませんよ。
杞憂
何かが起きるのではないかと、自己暗示にかけてしまい思い煩っている様子を言います。中国の杞の国の人の故事から語源は来ています。
割安に買いなし
安いから購入しようか迷っている時に、このことわざを使います。安いものには理由がある。後で後悔するような事態になるかもしれないということです。お買い物だけでなく、安請け合いすると後悔することもあります。簡単だからを引き受けてしまい後悔することもありますね。
未来に後悔しないための「ことわざ」
用心は臆病にせよ
用心は臆病すぎる位にしましょうと言う意味です。先には何があるかわからないので気をつけろと命令的な言い回しです。案ずるより産むがやすしの反対語になりますね。他に「念には念を入れろ」、「転ばぬ先の杖」ということわざもあります。
礼過ぐれば、諂いとなる
礼儀も度を超えれば、相手に不快感を与えると言う意味です。何事も、ほど良い加減にしておかないと、返って在らぬ不信感を招いたり、怒らせてしまうこともあります。相手に負担にならない程度を考えましょう。
勝った自慢は負けての後悔
勝った時の自慢をしていると、次回負けた時に、面目丸つぶれになると言う意味です。嬉しくても自重する心を持ちましょう。
理に負けて、非に勝て
道理で負けたとしても、不利な状況に陥るなという意味です。商売でも言えることですが、理屈を並べられて負けたとしても、利益があればよいと言う感じです。総合的に勝利していれば問題はないですね。負けるが勝ちにも似ています。
同じ後悔でも、選んで良かった「ことわざ」

人生は後悔の連続とも言います。「たられば」という言葉がありますが、行動を起こしてみないとどうなるかはわかりません。そんな時のことわざを集めています。
やらないで後悔より、やって後悔
何もしないで後悔するなら、やることをやって後悔する方が良いということです。後で後悔するくらいならやらない方が良いに決まっていると思いがちですが、「あの時やっておけばよかった」の後悔の方が、ずっと残るのです。やった後悔は、満足感、気持ちの切り替えが早いです。
怪我の功名
失敗によって後悔する事態になっても、思いがけず後で得したり、利益を手にしたるすることの意味です。人は思いもよらない結果を招くときがあります。人生何が起こるのか予測卯不能ですね。
フィンランドのことわざ
海外にも、たくさんのことわざがあります。ドラマで話題になったフィンランドのことわざからご紹介します。
涙ほど乾くのが早いものはない
後悔や悲しみで、泣き崩れても、涙が渇くのが一番早いように、心が立ち直るのも早い。泣いてしまえば楽になることありますね。
賢い馬鹿は馬鹿な賢者より賢い
同じようなことわざの意味は、世界に共通してたくさんあります。自分の事を賢く思っている人より、自分は馬鹿だと思っている人の方が、ずっと賢者であると言う意味合いのことわざです。
後悔するのは そこに、愛があったから

愛とは、恋愛に限りません。そこに愛が無かったら、後悔と言う二文字は、人間にはないと言うことです。愛があった証を、後悔する必要はないのです。「素敵なことわざ」だと日本でちょっと騒がれたものです。
後悔のことわざまとめ
フィンランドの「…そこに愛があったから」ということわざは、テレビドラマのセリフで有名になったことわざです。人々の心に響くのことわざなのですね。