ペットと人間が一緒の仏壇でも大丈夫?|遺骨・供養・注意点

ペットと人間が一緒の仏壇でも大丈夫?|遺骨・供養・注意点

同じ仏壇にペットと人間を一緒に祀ってよいか、これはペットを飼っている人なら一度は考えてしまうのではないでしょうか?しかし答えを明示しているところはあまりないです。そこで今回はペットと人間が一緒の仏壇に入っても良いのか、またペット専用の仏壇についてご紹介します。

最終更新日: 2020年02月29日

ペットと人間を一緒に仏壇に祀っていいの?

仏壇

ペットは大切な家族ですので、人間と一緒の仏壇に祀ろうかと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?
その気持ちは、ペットを飼ったことがある人なら理解できるでしょう。
しかし、仏教ではペットと人間が一緒の仏壇というのはあまり良くないと考えます。

これはなぜでしょうか?
また、ペットと人間が一緒の仏壇ではいけないのなら、ペットの供養はどうすれば良いのでしょうか?

色々な疑問が出てくるでしょう。
そこで今回「終活ねっと」ではペットと人間を仏壇に祀ることについて以下のことを中心に解説していきます。

  • ペットと人間が同じ仏壇に入ることについて

  • ペットの祀り方について

  • 人間とペットの仏壇の注意点とは

記事の後半ではペットの供養方法についてもご紹介しています。
どうぞ最後までお読みください。

以下の記事で仏壇の役割や必要性について解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

ペットと人間を同じ仏壇に祀るのは大丈夫?

困った人々

仏壇とは、仏教における仏様や位牌を安置し手を合わせる場所です。
このため、仏壇に何を置くかは仏教で細かく定められています。

ペットの遺骨を人間と同じ仏壇に祀ることを仏教ではどのように捉えているのでしょうか?
こちらでご説明します。

仏教の考えではよくない

仏教の考えでは、人間と動物を一緒に祀るのは良くないとされています。
人間と動物は、住む場所が違うと考えられているからです。
犬や猫、その他の動物を「畜生」と言うことがありますが、これは仏教由来の言葉です。
仏教では動物を人間の下と位置付けているのです。

もちろん、仏教が出来たのはかなり前で、その頃と現代では動物に対する考えは大きく変化しました。
現代では、ペットは家族同然であまり動物のことを畜生という方もいません。

しかし、仏教の教えに基づき仏壇に人間とペットを一緒に祀らないという形式は残っています。
この形式を守っている方もいらっしゃいますので、この思想があることは覚えておきましょう。

どうして一緒に祀ってはいけない?

なぜ人間とペットを一緒に祀ってはならないのか、この点をもう少し掘り下げてみましょう。
仏教には「六道」という考えがあります。
六道とは「天上」「人間」「修羅」「畜生」「餓鬼」「地獄」のことです。
生前の行いにより、霊魂は六道のどこかに輪廻転生し、それを繰り返しながら最終的に解脱することが仏教の目的です。

六道の中では天上が一番上位にあり、その次が人間、畜生は下から三番目です。
よく地獄に「堕ちる」と言いますが、堕ちるとは六道において下の世界に行ってしまうことです。

亡くなったご先祖様たちが、より良い世界に行くために堕ちることはあってはなりません。
このような考えから、ご先祖様の位牌や仏様と動物を一緒に祀ることはタブーとされていたのです。

遺骨を置くことは問題ない?

ご遺骨を仏壇に置くこともあまり良くありません。
やはり、上記の考えや形式が残っているからです。
厳密にいうと祀ることとご遺骨を置くことは違いますが、人間の仏壇に位牌や仏像以外を置くことは避けた方が無難です。

実際に、どれだけペットを大切にしていた方でもペットのご遺骨を仏壇に安置する方は少ないようです。
しかし、人間の仏壇の近くにペットのご遺骨を置いている方は多くいらっしゃいます。
もしくはいつも目が届くようにリビングや寝室など、出入りが多い部屋にペットのご遺骨を置いている方も多いです。
ペットにはペットに合った最適な場所と方法で、供養をされるのが一番良いです。

ペットはどのように祀ればよい?

葬儀

それでは、ペットはどのようにお祀りするのが良いのでしょうか?
人間とペットの仏壇が一緒なのは問題がありますが、ペットの供養はきちんとできます。
ペットの供養のポイントとお祀りの仕方をご紹介します。

ペット用の仏壇を購入する

ご自宅にスペースがあり、いつもペットを目が届く場所に置いておきたい場合は、ペット用の仏壇がおすすめです。
重厚な人間の仏壇と違い、ペット用の仏壇は小さくデザインも可愛いものが豊富です。
またペットの写真を仏壇に入れられるようになっているタイプもあります。

人間用の仏壇は、ご先祖様みんなのものというイメージです。
しかし、個々の写真が入れられる仏壇なら亡くなったペットだけのものになるため、飼い主の方からは人気です。

小さな仏壇に合わせた三具足やろうそく、線香も売られており、供養グッズに困ることはありません。
また最近のペット用の仏壇はご遺骨を安置できるスペースもあり、ご遺骨を身近に置いておきたい方に好評です。

自宅の庭にペットを埋葬

ご自宅に庭がある場合、そちらにペットを埋葬される方もいらっしゃいます。
犬や猫なら火葬後にご遺骨を埋葬される方が多いですが、小鳥やハムスターならそのまま土葬される方がほとんどです。

ご自宅ならいつでもお参りできますし、亡くなった後もペットを身近に感じることができるでしょう。
土に還るという過程も自然で、動物にはよく合うと考える方も多いです。
お庭で過ごすことが多かったペットなら、お気に入りの場所に埋葬することもできます。

ただし注意点として引っ越しがその後ないことが条件となります。
埋葬後に住む人が変わり、骨が出てきてトラブルになった例もあります。
ペットだけ置いて引っ越すのも心苦しいでしょうし、引っ越しがあるようなら別の供養方法を考えましょう。

ペット専用の納骨堂を利用

ペット火葬の浸透にともない、ペットの納骨堂も増えています。
ご自宅に埋葬に適した庭や仏壇を置くスペースがない方に納骨堂は人気です。
利用料は納骨堂によって変わりますが、年間1万円~3万円が相場です。

手元に置けないことに寂しさを感じるかもしれませんが、納骨堂であれば他のご家庭のペットと一緒です。
その点が、ペットには賑やかで良いのではと考え、あえて納骨堂を選ばれる方もいらっしゃいます。

さらに、納骨堂であれば個々に安置されるため、ご自身のペットだけを供養することもできますし雨の日などもお参りできます。
また霊園では供養祭も開催されることが多く、そちらに参加することもできます。

人間とペットの仏壇の注意点

仏壇

人間とペットの仏壇の注意点はほとんど同じです。
基本的なお供えは五供と言われるもので、お香やろうそく、ご飯やお水、そしてお花は欠かさないのが基本です。
人間の仏壇の場合、ご飯は炊飯した米ですが、ペットの場合はペット用のフードにしましょう。
ドライフードであれば、夏などもあまり腐敗を気にすることなくお供えできます。

また、人間の仏壇ほど方角にはこだわりませんが、ご家庭の宗派にあわせて方角を決めても良いでしょう。
方角以上に注意すべき点は仏壇の高さです。
仏壇は床に置かずできるだけお供えなどをしやすい高い位置に置くようにしましょう。
そして心を込めて、日々供養することが大切です。

ペットと人間を仏壇に祀ることのまとめ

人々

いかがでしたか。
ペットを人間と一緒に仏壇にお祀りしてもよいのかについて解説してきました。
ペットと人間の仏壇は分けた方が無難ですが、分けたとしても供養に心を込めることは変わりありません。

今回「終活ねっと」で解説した内容を以下にまとめます。

  • 仏教ではペットと人間の仏壇は一緒ではない方が良いと考える。

  • 分ける理由は仏教の六道の考えに由来してる。

  • ペットのご遺骨は人間の仏壇にあげず、供養しやすい場所に置く方が良い。

  • ペットの供養でおすすめなのは、ペット用の仏壇の準備、庭への埋葬、納骨堂の利用などである。

  • ペットの仏壇に対しても五供をお供えし、丁寧に扱う。

以上が今回お伝えした概要です。
亡くなったペットが、ずっと幸せであるよう心を込めて供養したいものです。
この記事が大切なペットのご供養に役立てば幸いです。

また「終活ねっと」では、ペットと一緒に入れるお墓についても記事をご用意しています。
ペットが人間の暮らしにとってかけがえのない存在になるにつれ、そのお墓にも注目が集まっています。
ぜひこちらの記事もあわせてお読みください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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