なぜ仏壇の前で合掌をするの?|意味・礼拝・手順・仕方・仏教

なぜ仏壇の前で合掌をするの?|意味・礼拝・手順・仕方・仏教

仏壇へのお参りでは、決まって合掌をするものですよね。しかし、何故合掌をするのか、その意味についてはご存じでしょうか。今回は、仏壇へ合掌する意味について解説すると共に、礼拝の仕方についてもご紹介いたします。

2019-10-21

仏壇での合掌をする理由ってなに?

葬儀

仏壇へお参りする時、決まって手と手を合わせて合掌をするものです。
しかし、そもそもなぜ合掌をするのかその意味についてはご存じでしょうか。

今回終活ねっとでは、合掌の意味について解説した上で、仏壇に礼拝するときの正しい手順についてもご紹介していきます。

  • 仏壇とはそもそもどんな場所か?

  • 仏壇で合掌する意味とは?

  • 仏壇での正しい礼拝の仕方について

以上の項目を軸に解説していきます。
この記事を読んで合掌の意味を十分理解し、日々の礼拝を気持ちよく行うきっかけになれば幸いでございます。

仏壇とはどのような場所?

仏壇

まず、そもそも仏壇とはどのような場所なのでしょう。

お仏壇は、故人の位牌を納めてお参りする場所だと考えられがちですが、実は少し違います。
実は、あくまでも仏壇の中心は仏様であり、毎日お参りをしているのは仏様のためなのです。

ですが、故人にお参りするのも間違いではありません。

もともと仏教では、故人はすべて仏様になるという考え方があります。
ご本尊(お仏壇に飾ってある仏像)の傍に故人の位牌を置くことで、二人の仏様にお参りしていることになるのです。

仏壇の前で合掌する意味は?

困った人々

では、私たちが毎日仏壇の前で行っている『合掌』にはどのような意味があるのでしょう。

合掌の起源は仏教の考えが日本に伝わる前、古代インドで広まった挨拶だと言われております。
合掌はサンスクリット語でアンジャリ(añjali)という言葉の訳で、この時代から今の作法と変わらなかったそうです。

仏教でいう合掌は右手は仏様左手は自分自身を表しており、この二つを合わせる(両手を合わせる)ことで仏様と一体になるという意味が込められています。
また、お坊さんがするように、相手に向かって合掌をすることによって、その人への深い尊敬を表しています

つまり、仏壇で合掌することは仏様との一体感を感じるとともに、仏様に尊敬や感謝の念を抱いていることを示しているのです。

仏壇への礼拝の仕方

仏壇

さて、次は仏壇への正しい礼拝の仕方、お参りは1日に何回すべきかについて見ていきましょう。

手順について

  • まず始めに、ご本尊に一礼します。
    この時、お供え物がある場合は一礼の後にお供えします。
    文字が書いてあるお供え物の場合は、字がよく見えるようにお供えしましょう。

  • 次はろうそくに火を灯します。そして線香に火を移しましょう。
    線香に火が付いたら、口で吹き消さず、手であおぐようにして火を消してください。
    使う線香の本数は仏教の宗派によって違いがあり、はっきりとした決まりはありません。

  • 線香を立てたタイミングで読経を行います。
    しかし、これは必ず行わなければいけないものではありません。
    割愛しても大丈夫です。

    そして、読経を行う前、行った後にリンを軽く鳴らしましょう。
    読経を行わない場合はリンを鳴らす必要はありません。

  • その後合掌を行い、ろうそくの火を消しましょう。
    この時も息を吹きかけるのではなく、手であおいで消すようにして下さい。

  • 最後に再び一礼をして、礼拝は終了です。

日々のおつとめについて

毎日のお参りは朝と就寝前に行うのがいいとされています。

朝と就寝前の2回の作法に大きな違いはありませんが、1つあげるとしたら朝に仏飯(お供えするご飯)や水などをお供えし、就寝前にお供えしたものを下げます

また、就寝前に仏壇の扉を開けたままにするか、閉めておくのかについては家ごとに違いがあるようです。
もし迷ったら、家族に相談したり、菩提寺に問い合わせてみるのもよいでしょう。

仏壇の作法についてもっと詳しく知りたいという方は、下記の記事をご覧ください。

仏壇での合掌についてまとめ

仏壇

いかがでしたか?
今回終活ねっとでは、仏壇での合掌について以下のことを解説してきました。

  • 仏壇は元々、ご本尊にお参りするためのもの。
    しかし、仏教では故人は成仏する(仏様になる)という考えがあるため、ご本尊と共に故人もお参りする。

  • 合掌は右手(仏様)と左手(自分自身)を合わせて、仏様と一体になるという意味がある。
    仏壇での合掌は仏様に対する尊敬と感謝の念を表している。

  • 仏壇での正しい礼拝の作法は以下の通りである。
    ①ご本尊に一礼
    ②ろうそくと線香をつける
    ③読経を行い、リンを鳴らす(必ずしも行う必要はない)
    ④合掌を行い、ろうそくを消す
    ⑤最後に再び一礼

  • 日々のおつとめは朝と就寝前の2回行う。

普段何気なく行っていた合掌も、意味や歴史を知ればより気持ちを込めて行えますね。
ぜひ、仏壇へのお参りは正しい作法で行ってみてください。

また終活ねっとでは他にもお墓や仏壇に関する記事を多数掲載しております。
以下では仏壇に必要な供養について解説していますので併せてご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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