検索して名字の家紋を調べよう!あなたの名字の家紋は?

日本には、いくつもの名字がありますね。みなさんは、自分の名字の由来や自分の家の家紋を知っていますか?日本国内には、名字が約30万種、家紋は約3万種があると言われています。日本人なら知っておきたい豆知識として今回は、家紋と名字について紹介します。

目次

  1. 名字とは?
  2. 家紋とは
  3. 家紋と名字の関係
  4. 家紋の種類
  5. 検索1:日本の多い名字ベスト3
  6. 検索2:自分の家系の家紋を検索
  7. 家紋を検索し、名字のルーツを知る

名字とは?

人々

家紋の紹介をする前に、家紋と密接な関係にある名字について説明します。現代、私達が何気なく使用している「名字」は、「姓」や「氏」、「苗字」の言い方がありますが、古代ではそれぞれ違った意味合いを持っていました。昔の人達にとって名前は、自分の地位や家の誇りを表し、名前によって人生が決まることもありとても重要な位置づけのものでした。

氏(うじ)の始まり

名字の基盤となった「氏」は日本の歴史に登場したのが、3~7世紀頃といわれ、「氏」は、親族で集落を作り生活を送っていたので、他の集落と区別をつけるために、生活している地名や朝廷での役職名、天皇が命名したものなどがつけられていました。当時の「氏」は、現在の名字とは違い「一族」の位置づけとなっていました。

地名から由来した氏には、「蘇我氏」や「出雲氏」など、職務から由来した氏には、「物部氏」や「大伴氏」などがあります。「物部」は、武士を『もののふ』といい、軍事をつかさどった物部からきているいわれています。また、天皇から賜った氏は、『源平藤橘』といわれている「源氏」「平氏」「藤原氏」「橘氏」などがあり、現在でも名字として残存している氏もあります。

姓(かばね)の始まり

5~6世紀になると朝廷が社会を統括するようになり、有力な氏族に対し役職や地位を明示するために、氏の他に「姓」が、付与された称号として、用いられるようになりました(氏姓制度)。呼称は、「臣(おみ)」や「連(むらじ)」、「村主(すぐり)」などがありましたが、のちに、ほとんどの氏族の姓は、「朝臣(あそみ・あそん)」に変わっていきました。現代の姓(せい)とは違い「かばね」と読みます。

名字の始まり:平民も名字が持てた

明治時代にはいると国が、全ての国民に名字を名乗らせる義務付けをし、「氏」と「姓」を一本化した氏姓制度「平民名字必称義務令」を1875年(明治8年)に制定しました。
これ以前の1870年(明治3年)に、発令した「平民名字許可令」により、平民にも名字を名乗って良いと許可を出しましたが、貴族や武士以外に名字の公称を許されていなかった平民は、名字の名乗りにより徴税などの負担が増えるのではないかと心配し、名字を名乗り出なかったということもあったと言われています。

名字のつけかたは様々で、先祖代々から私称を持っていた者は、そのままの呼称を使い、呼称がなかった場合には、地名や職業などに関連付けて名字を作りました。
地名では、「池田」や「辻」などで、技術は「矢部」や「漆部」、神社は「生田」など、僧侶は「寺中」や「岡寺」などといった職業の名字を使ったと言われています。

徳川家康のホントの名前とは?

昔の特権階級の人々は、氏や姓の他に、「諱(いみな)」「通称」などの名前を持っていました。格式のある家の男子は成人になると「氏」と「家名」の一族名と「諱」と「通称」の個人名を持つことができたと言われています。
徳川家康の正式名称は、「徳川次郎三郎源朝臣家康」です。
徳川…名字、次郎三郎…通称、源…氏、朝臣…姓、家康…諱

家紋とは

家紋は、先祖代々伝わる家の紋章で、現在でも、一家系に一つは代々伝わっています。現代では、冠婚葬祭の時以外には使用されなくなり、ご自分の家系の家紋を知らない方が増えていますが、自分の家系と深い関わりがある家紋ですので、家系の家紋を知らない方は、一度名字で家紋のネット検索をし、確認しておきましょう。

家紋の起源

奈良時代から調度品や器などに、装飾目的として描かれてきた様々な文様が、貴族の各家固有の目印として使う目的へと変化し、平安末期には西園寺実季や徳大寺実能などの公家が独自の紋様を牛車の胴に描いたことが家紋の始まりだといわれています。

家紋には、
代表家紋・表紋…氏族の代表的な家紋として用いられる
定紋…公式に示すための正式な家紋として用いる
替紋…定紋以外の家紋として使用
通紋…江戸時代に武家だけでなく庶民も使用
拝領紋…家臣が主君から授かった君主の家紋
があります。

武士の家紋・江戸時代の家紋

武家の家紋は、平安時代の末期にも見られましたが、鎌倉時代以降になり定着していたと考えられています。戦国時代には、同族同士で戦い合うことが増え、敵・味方の区別をしやすくするために、使用されていました。急激に家紋の種類が増え始めたのもこの時期からだといわれています。しかし、江戸時代になり、「士農工商」制度ができ身分が明確化されると、家紋は権威の象徴とされるようになってきました。

江戸時代には、名字の公称が許可されなかった庶民でも、規制されていない家紋を家・一族の印として用いることができました。また、「羽織」や「裃」など礼装・正装の衣服に家紋を入れる慣習が一般化し、武家や庶民が用いる家紋も華美・優美な形に整っていったことから、左右対称や上下反対になった家紋や、丸囲みの家紋が増え始めた時期だと考えられています。

明治以降の家紋

明治維新後に名字の氏姓制度ができたことにより、名字と一緒に庶民も家紋を作るようになりました。代々続く武家以外の庶民は、家紋を比較的自由に決められたといわれていますが、中には、庄屋や地主などの権力者から家紋を強制的に決められた家もあったといわれています。

第二次世界大戦後と現在の家紋

第二次世界大戦後は、洋装になり紋服などの着用が減ったため、段々と衰退していきましたが、現在は、一家系ごとに一つは家紋が用いられ、冠婚葬祭時の正装時に用いられたリ、老舗や歌舞伎などの伝統文化にも使われていたりしています。また、墓石や地主の門にも家紋が彫られているのも時々見られます。

家紋と名字の関係

家紋と名字は一族の象徴として扱われていたために、自分のルーツを知る手がかりになると考えられています。しかし、室町時代には「賜与(しよ)」(上位者が下位者へ家紋を下賜すること)が行われいたり、鎌倉時代から江戸時代初期までの庶民は、地縁の権力者と同じ名字を名乗ることが多くあったり、庶民の私称の名字や家紋としてそのまま使用されていたりしたために、家系がはっきりしている場合を除いては、家紋と血筋が一致するとは言えないとも考えられています。

家紋の種類

家紋の種類は、植物紋、動物紋、天然(天地)紋、調度(器財)紋、文様紋、文字(図符)紋、建造紋などがあり、中でも花や葉などの植物紋が多く、農耕民族の日本人ならではの発想のデザインですね。

十大家紋とは?

家紋の中でも種類が多いものを「五大家紋」や「十大家紋」と呼びます。
「五大家紋」…藤紋・桐紋・鷹の羽紋・木瓜紋(もっこうもん)・酢漿草<片喰紋(かたばみ)>
「十大家紋」…五大家紋+柏紋・橘紋・蔦紋(つたもん)・茗荷紋・沢瀉紋(おもだかもん)

紋様が異なる家紋

家紋の中には、「藤紋」と一言でいっても、下り藤・上り藤・藤巴・九条藤などの紋様があります。「この紋所が目に入らぬか?」でお馴染みの水戸黄門様の葵の御紋ですが、たくさんありますね。

検索1:日本の多い名字ベスト3

日本で多い名字ベスト3とその名字の家紋を検索してみました。同じ名字でも家紋が違いますね。

3位. 高橋:約145万人

高橋さんには、姓(かばね)をそのまま使用している場合と、名字として高橋を使用している場合の両方があります。姓としての高橋氏は地名由来で、名字としての高橋氏は地形由来のため、各地にみられているので、全国に多いと言われています。

2位. 鈴木:約175万人

鈴木さんのルーツは紀伊半島といわれています。紀伊半島地域では稲藁を干すために積み上げたものを「すずき」と読んだことに由来すると考えられています。

1位. 佐藤:約200万人

佐藤さんは、藤原氏の一族が、藤原氏の「藤」と「佐」をつなげて名乗ったのが始まりと言われています。「佐」には、職名の左衛門尉や、地名の佐渡、下野国佐野などの由来がありますが、藤原氏の一族が自らの職名や地名を名乗ったものであるとも考えられています。

検索2:自分の家系の家紋を検索

自分の名字と家系の家紋を検索して、家紋を再確認して見ましょう。

家紋を検索し、名字のルーツを知る

家紋と名字について紹介しましたが、いかがでしたか?毎日使っている馴染みのある名字とたまにだけお目にかかる家紋ですが、改めて自分のルーツを掘り起こし、先祖様の思いを見つめ直すいい機会にしたいですね。あなたも、ネット検索してみませんか?

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