仏壇を移動させる方法は?|家の中・自分・業者・費用・供養

仏壇を移動させる方法は?|家の中・自分・業者・費用・供養

仏壇は長年同じ場所にあるという家庭は多いと思います。しかし、引越しなどで仏壇を移動しなくてはならないという時にどうしたらよいのかわからないという方もいるのではないでしょうか?そこで今回、仏壇を移動する方法や費用について、必要な儀式や注意点とともに解説します。

2020-01-15

仏壇は移動させることができる?

仏壇

仏壇は、長い間同じところに置いてあるという家庭は多いと思います。
しかし、引越しなどといった出来事で仏壇を移動しなければならないという時、どのようにしたらよいのでしょうか?

そこで今回終活ねっとでは、仏壇を移動させる方法について、注意点や費用、仏壇を移動する際に必要な儀式も含めて以下の項目を解説します。

  • 家の中で仏壇を移動させるには?

  • 仏壇を移動する時に注意することは?

  • 仏壇を移動する時の費用はいくら?

  • 仏壇を移動する時の儀式とは?

最後までお読みいただければ幸いです。

仏壇を家の中で移動させる方法は?

仏壇

仏壇を移動する時の理由としては、住んでいた家からの引っ越しや老朽化などの理由で家を建て替える場合の移動や家の掃除や模様替え、リフォームのため移動するといったことが考えられます。

ここでは、仏壇を家の中で移動させる方法について解説します。

仏壇店や引越し業者など業者に頼む

仏壇はサイズも様々なので小さいサイズの仏壇であれば一人で移動することも可能でしょう。

しかし大きな仏壇の場合は一人で移動するのは無理があるので、誰かに手伝ってもらう必要があります。
個人で仏壇を運ぶと、予想以上に大きかったり、扱い方がよく分からず壊してしまうかもしれません。
特に大きめの仏壇を移動する時には仏壇店に頼むか、引越し業者に依頼したほうが安心でしょう。

以下では、業者に頼むメリット・デメリットについて解説します。

メリット

仏壇店は仏壇のプロフェッショナルですので、仏壇の特殊な構造もしっかり把握しています。
そのため、大切な仏壇を適切に梱包してもらえます。
つまり、仏壇店や引っ越し業者に頼む最大のメリットは、繊細に作られている仏壇を安心・安全に運搬してもらえるということです

仏壇は高額な物が多いので破損してしまうと大変な損失になってしまいますので、自分でやらずに業者にお願いするとよいでしょう。

デメリット

仏壇店や引っ越し業者に頼むことで安心はできますが、依頼すると費用がかかります
仏壇店に依頼すると引っ越し業者より、費用は何倍も高くなることもあるようなので注意しましょう。

引っ越し業者などは比較的仏壇店に依頼するより費用を抑えられますが、全国にある引っ越し業者すべてが仏壇の運搬を行っているわけではないので事前に業者の情報収集は必要です。
費用やサービス、補償などは各会社で異なるので必ず規約の詳細まで確認するようにしましょう

仏壇の老朽化がひどい時などには、依頼を断られることもあるようです。

自分で仏壇を運ぶ

仏壇を移動する際に自分で運ぶという選択肢もあります。

ここでは自分で仏壇を運ぶ際のメリットとデメリットを紹介します。

メリット

自分で行うため、費用がかかりません。
引越し業者で数万円、仏壇店だと数十万円になることもあるため、自分で運べばその分大きな節約ができます

業者に頼む場合は日程調整が必要ですが、自分で運ぶ場合は都合がよい時にできるので計画が立てやすいでしょう。

デメリット

自分で運ぶと節約はできますが、もし壊してしまった場合には損失の方が大きくなることもあります。
仏壇は物によっては、繊細な装飾が施されていたりして持つ場所を誤ってしまうと破損の原因になることもあります。
仏壇の大きさによっては、自家用車には入らず、トラックなどを手配しなければなりません

移動させる際の注意点

仏壇店に依頼した場合には、特に心配する必要はないでしょう。
しかし引越し業者に依頼する場合は、予めどのように梱包するかを聞いておくほうがよいでしょう。
引越し業者の中には仏壇の梱包や運搬に慣れていないこともありますので、業者の選択には十分気を付けましょう。

仏壇を移動する時には横に倒したり、うつぶせにすることは絶対にしてはいけません
必ず立てて運んでもらい、トラックなどに載せたら、倒れないように固定しましょう。
この方法で運ぶと破損の原因になりますので注意が必要です。


供養も済んで仏壇を運び出す前に、必ず仏壇の写真を数枚撮影しましょう
新居で仏壇を配置する場合に、仏具の位置などが分からくなることもあるようなので事前に写真を撮影しておくことで、元あった位置に戻すことができます。

また、仏壇の装飾品や遺影、位牌、香炉などは白い布で丁寧に包み自分で運びましょう
段ボールに入れて仏壇と一緒に業者に頼んで運ぶことがないように気を付けてください。

仏壇の移動にかかる料金は?

お金

仏壇を移動する場合に業者に依頼する、自分で運ぶという2つの選択肢になりますが、どちらにしても費用はかかります。

ここでは、仏壇の移動にかかる料金について解説します。

業者に依頼する場合

業者に依頼する場合には、まず仏壇を運搬してくれる業者を探さなければいけません。
その際に、一括見積サイトなどを利用すると探しやすいでしょう。

料金は仏壇を運ぶ移動距離、仏壇のサイズ、スタッフの人数によって決まることが多いです。
サービス内容は梱包や搬出、組み立て、配置まで含まれていることが一般的のようですが、業者の中には仏壇のクリーニングサービスも無料で行っている業者もあるようです。

大きめの仏壇を運ぶ時の引越し業者の一例ですが、スタッフ2名で25㎞の距離を移動する場合は30,000円程で、50㎞未満だと50,000円程度になります。
仏壇店ですと、100,000円~200,000円以上となることも珍しくありません。

自分で仏壇を運ぶ場合

自分で運ぶ場合にはトラックのレンタカー代や梱包用の資材代などがかかります。
例えば1tトラックを1日レンタル場合、費用は10,000円程度です。

もう少し小さめのトラックでレンタル時間が短ければ費用はもう少し抑えられるでしょう。

移動の際に行う供養について

仏壇

仏壇を家から移動する時には儀式を行う場合と、行わなくてもよい場合があります。
その違いは仏壇を家から運び出す時は儀式が必要ですが、家の中で移動する場合には特に必要ありません。

ここでは、仏壇を移動する際に行う儀式について解説します。

魂入れと魂抜きを行う

儀式の呼び名や作法は宗派によって異なりますが、浄土宗では仏壇を家から運び出す前に、魂抜きや閉眼供養と呼ばれる儀式を行います
これは仏壇を運び出す前に、ご先祖様の魂を一旦抜いてもらい箱に戻す儀式です。

新居に仏壇を運んで配置した後に、今度は箱にご先祖様の魂を入れてもらう儀式を行います。
それを魂入れや開眼供養と呼んでいます。

この儀式を行う時は、お寺のご僧侶にお経をあげてもらい供養をしていいただく必要があります
宗派が違っても共通していることは、仏壇を運び出す場合には僧侶の方にお経を上げてもらうという点です。

以下の記事で仏壇の引っ越しについて詳しく解説をしていますので合わせてお読みください。

魂抜きと魂入れの際の準備

仏壇を運び出す日が決まったら、遅くても1カ月前にはお寺に連絡をして魂抜きと魂入れの予約をしておきましょう。
大安の日は人気があるため空いていないことが多いので、早めに予約を入れておくことがポイントです。
魂抜きをしてもらう日は、仏壇を運び出す日から1週間前~前日に済ませておくほうが、当日慌てなくてすむでしょう。

新居に着いたら、今度は魂入れをしてもらいましょう。
もし旧居と新居が離れている場合には、魂入れは新居の近くのお寺の僧侶にお願いするように手配をしておくことも必要です。

仏壇へのお供え物を準備する

僧侶の方に頼んで、魂入れや魂抜きの供養を行う際には、お供え物を準備する必要があります
以下のものを用意しておくとよいでしょう。

  • お線香

  • ろうそく

  • 生花

  • お菓子類

  • お飲み物類

生花は1対2束がセットになるので、購入する時は気を付けましょう。
お菓子や飲み物は、故人が好きだったものを選ぶと良いでしょう。

仏壇のお供え物についてさらに詳しく知りたいという方は、以下のリンクもご覧ください。

僧侶を呼んでお経を呼んでもらう

仏壇には仏様やご先祖様の魂が宿っていると信じて、私たちは仏壇に向かって拝んでいます。
だからこそ、何も供養も行わずに仏壇を移動することはあまりよい行為とは言えません。

したがって、仏壇を移動する時にはお寺に相談をして僧侶の方に来ていただきお経を読んでもらうことが大事になるでしょう。

僧侶へのお布施も用意する

僧侶に着ていただきお経を読んでいただいた後は、お布施を渡さなければいけません。
宗派によってもお布施は違いますが、相場は10,000円~30,000円程となっているようです。
分からない場合は、お寺に確認するとよいでしょう。

お布施を渡すタイミングは、僧侶がお帰りになる時がよいでしょう。
お渡しする時には、白い封筒やお布施と印字された封筒にお金を入れて、切手盆という四角いお盆に載せて渡すのが正解です。

お布施を直接手渡しすることはマナー違反ですので気を付けましょう。

浄土真宗の場合は魂抜き・魂入れは行わない

浄土真宗には、魂といった概念が存在していないため、魂抜き・魂入れは行われません
代わりに、遷座法要といった別の儀式が行われます。

仏壇の移動についてのまとめ

仏壇

いかがでしょうか?
今回終活ねっとでは、仏壇を移動させる方法について、費用や注意点、仏壇を移動する際の儀式も合わせて解説しました。
今回紹介した内容は以下の通りです。

  • 家の中で仏壇を移動させる時は、個人でも行うことはできるが、仏壇店や引越し業者に依頼するのがよい。

  • 業者に依頼することで安全に運んでもらえるが、個人で行うよりも費用がかかる可能性がある。

  • 個人で移動することで費用を抑えることはできるが、破損の危険性や仏壇が大きい場合は、トラックなどを自分で手配しなければならない。

  • 仏壇を移動する際は横向きにはせず、仏壇を立たせて運び、仏壇を運び出す前に写真を撮影しておくとよい。

  • 仏壇を移動する時の費用の相場は、仏壇店だと100,000円~200,000円以上であり、引っ越し業者だと30,000円~50,000円程が相場である。

  • 仏壇の移動の費用は様々な条件で変化するため、複数の会社から見積もりを出すことが重要である。

  • 仏壇には仏様やご先祖様の魂が宿っているので仏壇を移動する際は、魂抜きをして仏壇をただの物にする儀式を行う。

  • 新居に仏壇を入れる時には魂入れをして一旦抜いた魂を仏壇に入れなおす儀式を行い、必ずお寺の僧侶にお経をあげてもらう。

  • 儀式が終わったら僧侶にお布施をお渡しする。

家のリフォームや引っ越しなどで仏壇を移動しなくてはいけない状況もあるでしょう。

その時に他の家具とは違って仏壇の移動の際には、十分注意して取り扱うようにしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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