エンディングノートの書き方は?|内容・項目・注意事項・講座

エンディングノートの書き方は?|内容・項目・注意事項・講座

最近の終活ブームに伴い、エンディングノートが注目されています。しかし書き方についてはわからないという方も多いのではないでしょうか。今回エンディングノートの書き方について、書く項目やエンディングノートの意味も含めて詳しく解説します。

2019-11-30

エンディングノートの書き方について

人々

終活ブームに伴って、エンディングノートの存在が注目されています。
自分の終末へと向けて準備をする終活の手始めに、自らの想いをエンディングノートに書く方もいます。

遺言や遺書のように形式が決まっていないのがエンディングノートの特徴です。
それだけに、いざエンディングノートを書き始めようとしてもどのように書けば良いのか迷ってしまう方もいらっしゃいます。

今回終活ねっとでは、エンディングノートの書き方について下記の内容を中心に解説していきます。

  • そもそもエンディングノートとは?

  • エンディングノートに書くべき項目は?

  • エンディングノートを書く際の注意事項は?

  • オススメのエンディングノートは?

  • エンディングノートの書き方を学ぶ講座はある?

これからエンディングノートを書こうと思っている方や、エンディングノートに興味を持っている方に参考になれば幸いです。

ぜひ最後までお読みください。

そもそもエンディングノートとは?

困った人々

エンディングノートという言葉を耳にする機会が増えています。
エンディングノートとは、名前の通り自分の最後へ向けたメッセージなどを記すためのノートです。

エンディングノートは、近年の終活ブームに伴って、注目され始めています。
書く形式が決まっておらず、自由に気持ちを書くことができるのがエンディングノートの特徴でもあります。

エンディングノートと同じく、終末に残す書面としては遺言書や遺書があります。
では、遺書や遺言書とエンディングノートは何が違うのでしょうか。

遺言書は自分が亡くなった後の財産について記す書面で、民法で定められた書き方もあり、法的拘束力もあるのが特徴です。
遺書には財産などは書きませんが、死を目前にして自分の最後の気持ちを記すものです。

このように遺書や遺言書が死を前提とした書面であるのに対し、エンディングノートはどちらかといえば人生の記録という意味があります。
エンディングノートは死を目前にして書くものではなく、これまでの人生の記録として、家族への感謝などを記します。
遺言書と違い、法的拘束力はありません。

エンディングノートに書くべき項目

人々

エンディングノートを書く場合、何を書けば良いでしょうか。
いざ書き始めると、何から書いていけば良いのか迷ってしまう方もいるでしょう。

ですが、必ず書かなければいけない項目や、書き方の形式が決まっているものではありません。
書き方や、書く内容が自由なのもエンディングノートの特徴です。
書式も自由で、きちんとしたエンディングノートでなくても構わないのです。

とは言っても、完全に自由というと逆に書きにくかったりする場合もあります。
ここでは、一般的に書くことの多い項目を紹介します。
エンディングノートには、人生の記録として自分に関することを書いていきます。

自分の資産や個人情報に関すること、死後の葬儀の希望や家族へのメッセージなども書く場合もあります。

自分自身に関する基本的な情報

まず、自分に関する基本的なことを書きます。
これまでの人生を振り返って、どのような出来事があってその時どのような気持ちだったかなど、自分史を書くことで、これまでの人生を見つめ直すきっかけになります。

具体的には次のような内容を記しておきましょう。

  • 生年月日、本籍地

  • 趣味や特技、好きなこと

  • 家系図

  • 人生のターニングポイントやライフイベント

  • 人生観や思い出

資産や身の回りの個人情報

預金通帳や保険証書など資産に関することも記しておきましょう。
銀行預金や株などの金融資産は、遺族であっても全てを把握するのは難しいです。
一覧にしてきちんとまとめておきましょう。

遺族も知らない口座があり、相続手続きがなされないまま銀行の休眠口座になってしまっているケースは珍しくありません。
他にも、現物資産として持っている金や骨董品などもまとめるのが良いでしょう。

財産について、遺言書を別途作成している場合は、その遺言書をどこに保管してあるかも書いておくと良いでしょう。

個人情報についても、一緒に記載しておくと良いでしょう。
SNSなどのパスワードや、インターネットバンキングのパスワード、キャッシュカードの暗証番号なども記しておくと、遺族も困りません。

医療や介護に関すること

現在では、大半の方が病院で死を迎えます。
末期の状態になったとき、どの程度まで延命治療をするのかなどの希望を書いておけば、家族の負担は減ります。

認知症などになってしまうと、正しい判断が出来なくなってしまう可能性もあります。
希望する治療や、延命治療をするのかしないのか、希望する施設なども記しておくと家族は助かります。

死後の葬儀や納骨について

終活がブームになる前は、死後の話はタブーとされていました。
そのため、葬儀や納骨などは遺族が話し合って決めていました。

ですが、今では葬儀や納骨の希望については、本人の意思を優先するケースが多いです。
どのような葬儀をしてほしいかをエンディングノートに記しておきます。

  • 宗教の形態

  • 葬儀の方法(密葬や家族葬など)

  • 納骨の方法(納骨や散骨など)

  • 遺影に使う写真や喪主など

遺品や相続について

「争族」という言葉があるくらい、遺品や資産の分け方でもめてしまう場合もあります。
家族がスムーズに相続出来るように、誰に何を残すのかを書いておきましょう。
また、それぞれの保管場所を一緒に書いておくことで、より家族に分かりやすく残すことが出来ます。

遺品の中には、価値のないものもあるでしょう。
貰っても困るようなものについては、処分方法などを書いておけば家族も助かります。

ペットを飼っている場合は、誰に引き取ってもらうかも決めておきましょう。
好きな食べ物や散歩の仕方などの情報を記しておけば、引き取った方も分かりやすいでしょう。

以下の記事では相続の準備の必要性ややり方について解説をしていますのでぜひこちらもお読みください。

家族に伝えておきたいメッセージ

家族や友人などに伝えたい感謝の気持ちや、思い出話などのメッセージも書いておきます。
共に過ごせて幸せだったこと、楽しかったことなどを伝えましょう。
直接本人に語りかけるように、普段通りの言葉遣いで書くようにすると気持ちも伝わりやすいです。

親族や親しい友人・知人の連絡先

人との繋がりや交友関係は本人にしか分かりません。
施設に入ったり、葬儀の連絡をしたりする場合、家族であっても全ての連絡先を知るのは難しいです。

親しい友人や交流の深い方の連絡先は、家族が分かりやすいようにまとめて書いておきましょう。

エンディングノートを書く際の注意事項

人々

エンディングノートは、書いておくことで自分の気持ちや願いを家族に伝えることが出来るとても便利なツールですが、書く場合には注意点もあります。

エンディングノートを書く場合に意識しておきたいのは、遺言書や遺書と違って書き方の形式にとらわれないで自由に書くことです。
自由に書くために、次のような点に注意して書いておくと良いでしょう。

20代、30代の若い人も書き始めてOK

終活、というと60代や70代のイメージがあります。
エンディングノートを書く年代となると、やはり同じような年代になってから書くことをイメージしてしまいがちです。

しかし、エンディングノートは若いうちから書いても問題ありません。
むしろ、人生の記録としての性格を持つのもエンディングノートの特徴なので、様々な出来事やそのとき感じた気持ちを忘れない内に、若い時から書いておいた方が良いです。

何度でも書き足したり、書き直せるのもエンディングノートの特徴ですから、20代30代の若い内から書き始めて、ゆっくりと書き足していくのも良いでしょう。

以下では若い人がエンディングノートを書く理由について紹介していますのでこちらもご覧ください。

分からない項目は無理に書かなくても良い

先ほど、エンディングノートに書いておく内容について説明しましたが、あくまで一般的に書いておくことの多い内容という意味です。
エンディングノートは、分からない項目や書きたくない項目があれば無理に書く必要はありません。

また、今は書かなくても時間が経過すれば書けるようになる項目もあるでしょう。
書けるときに書ける項目を書く、というスタンスで書きましょう。

「今」思っていることを書き、時折見返す

繰り返しになりますが、エンディングノートはいつでも書き直しや作り直しが出来ます。
ですから、今思っていることを素直に書いておくことが大切です。
人に見られることを意識して、変に良く書いたりするのはやめましょう。

そして、大切なのは書きっぱなしにするのではなく、時折見返すことです。
定期的に見返すことによって、考えが変わっていても修正することができます。

保管場所には細心の注意を!

エンディングノートで気をつけたいのは、保管場所です。
個人情報も書いてあるので、誰にでも見れるような場所はあまり良くないのですが、かといって分かりにくい場所に保管してしまい、家族が死後も見つけられないようでは意味がありません。

葬儀などが終わった後に、エンディングノートを見つけてしまい、故人の希望とは違う葬儀をしてしまったケースもあります。
そうならないためにも、ある程度の年齢になればエンディングノートを書いていることや保管方法を家族に伝えておくことも意識しておきましょう。

オススメのエンディングノートを紹介!

遺品整理

エンディングノートは形式が自由です。
ですから、どんなノートを使って書いても良いのですが、最近では様々なエンディングノートが市販されています。

中でも人気のあるのが、コクヨが販売しているこちらのエンディングノートです。
このエンディングノートの特徴は、他のエンディングノートよりも求めやすい価格でありながら、必要な項目が全て揃っており、コストパフォーマンスが良いことです。

ノートに半透明のカバーが付いているので保管にも適しており、またCD-Rが保管できるケースも付いています。
紙はコクヨの帳簿紙を使っているので書きやすさも抜群です。

他にも様々な種類のエンディングノートが販売されていますから、自分の使いやすいノートを見つけましょう。

エンディングノートの書き方を学ぶ講座

人々

人生の最後を迎えるための大切なエンディングノートですから、ちゃんと書き方を学びたいという方もいます。
そんな方のためにエンディングノートの書き方講座も開催されています。

講座にはセミナー形式のものと、オンライン上で受講するものがあります。

セミナー形式の講座

セミナー形式の講座は、終活カウンセラー協会などの各団体が主催して行っています。
参加費が必要なものもありますが、講座によってはすぐに満席になってしまうので早めの申し込みが必要です。

セミナー形式の講座は、エンディングノートをテーマにしたものだけでなく終活に関する資格や、相続など多彩なテーマの講座があるのが特徴です。
お近くで開催される場合には、活用を検討してみましょう。

オンライン上の講座

自宅から近くでセミナーがない場合や、講座は受けたいが無料のものが良い場合などは、オンライン上の講座もあります。
インターネットが使える環境のある方であれば手軽に受講出来るのが特徴です。

動画サイトであるyoutubeなどでもエンディングノートの書き方講座を無料で見ることが出来ます。

エンディングノートの書き方のまとめ

人々

いかがでしたでしょうか。

今回終活ねっとでは、エンディングノートの書き方について下記の内容を中心に説明をしてきました。

  • エンディングノートとは、これまでの人生の記録を書いたり、家族や友人へのメッセージを書いたりして、改めて残りの人生を良くするためのものであること。
    また、遺言書や遺書と違い、形式は自由で必ずしも死を前提としたものではないこと。

  • エンディングノートには、自分の個人情報や、医療・介護の希望、葬儀や納骨の仕方や、家族や友人へのメッセージや、友人・知人の連絡先などを書くことが一般的である
    こと。

  • エンディングノートは若い内から書き始めることも可能であること。
    また、書き方は自由なため、分からない項目や書きたくない項目を無理に書く必要はないこと。
    今考えていることを素直に書いて、時折見直して修正するのが大切であること。
    また、保管場所には注意すること。

  • エンディングノートは様々な種類のものが市販されており、自分に合ったエンディングノートを使うのが大切であること。
    コクヨのエンディングノートは価格も買いやすく使いやすいので人気があること。

  • エンディングノートの書き方をきちんと習いたい場合は、講座を受講するのが良いこと。講座にはセミナー形式の講座と、オンライン上の講座があること。

終活ブームや映画の影響もあり、エンディングノートを書き始める方が増えています。
形式に縛られず、自由に思ったことを書けることがエンディングノートの良いところです。
今回の記事でエンディングノートのことが理解できたら、ぜひ書き始めてみてはいかがでしょうか。

終活ねっとでは終活に関する様々な記事を掲載しております。
以下の記事では終活を行うメリットについて解説をしていますのでぜひご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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