男物、女物の違いとは?男性も着物を着よう

男物の着物も多く出回っています。しかし着物と検索すると出てくるのは女性の情報ばかり…。男性にむけての着物の情報って少ないんです。そこで今回は男物の着物について紹介します。

目次

  1. まずは着物の基本を学ぼう
  2. 男物女物で着物の違いはあるのか
  3. 着物の着付けは男女とも同じ向き
  4. 男物着物を着よう
  5. 男物着物の定番
  6. まとめ

まずは着物の基本を学ぼう

京都

着物とは

着物とは振袖、留袖、袴など和装全般のことをいいます。

着物の歴史

着物は長い歴史の中受け継がれてきた日本の伝統文化です。そんな日本の伝統文化である着物がどのようにして現在に伝わったのか、着物歴史を知っていきましょう。

服の始まり

縄文時代の衣服は、暑さ寒さから身を守るものとして用いられていました。狩りで手に入れた獣や羽毛、木の実などで簡易的なワンピースのような服を作っていました。農業が始まるようになり、麻などの繊維を用いて服が作られるようになったのです。その後時代が進むにつれ、他国の文化の影響を強く受けるようになりました。弥生時代には中国の影響を受け貫頭衣や袈裟衣、古墳時代には中国、また他国の影響で韓国のチマチョゴリのような服、飛鳥時代には着物によく似た服を着るようになり、奈良時代には位を服装で分けるようになりました。

日本独自の服装へ

平安時代になると遣唐使が廃止され、日本独自の文化が広がるようになりました。服装も大きく変わります。公家の男子は朝服から束帯へ、女子は唐衣裳装束や女房装束を着用するようになりました。庶民はそれまで袖のない衣、筒袖の衣を着ていました。それから袂に丸みのある白小袖へと変わっていったのです。

現在の着物の原型が出来上がる

室町時代には戦闘など目的に応じた実用的服装へと変わっていきます。これまで来ていた装束は一枚ずつ簡素化され下着ではない小袖のみの衣装へと変わっていきました。室町時代の末期には今の着物の原型ができていたのです。また身八つ口の着物が着られるようになったのはこの頃からといわれています。

華やかな着物が登場

戦乱の平安した桃山時代には、華やかな桃山文化が誕生しました。染の技術が広まり、きれいな色に染められた着物が出回るようになったのです。

現在の着物の登場

江戸時代は町人文化が栄えた華やかな時代になりました。明るい色調で金の糸が多く使われた華やかな小袖などが作られるようになり、現在の小袖と変わらないものが登場しました。また着物を帯で締めるようになり、現在の着物の形となったのです。

男物女物で着物の違いはあるのか

丈の違い

男物の着物は身丈は着丈といって、着る長さで調整されています。そのため、女物の着物のように余った分はおはしょりに使用するということはなく、着るだけで着丈の調節は不要としていました。

身八つ口(みやつくち)の違い

身八つ口とは袖の付いている下、脇の上部にあたる部分に女物の着物には穴があいています。この穴のことを身八つ口といいます。身八つ口は通気性をよくする効果や着崩れを直すために空いているそうです。また、一番の目的は赤ちゃんに授乳するためだそうです。そのため男物の着物には身八つ口がないのです。ちなみに、女物の長襦袢にも身八つ口は空いています。そして着物と同じく男性用の長襦袢には身八つ口は空いていません。

首周りの違い

女物の着物は衿は首から離してきます。あまり離すと肌の露出が増えるので下品な印象を与えてしまいます。一方、男物着物は衿は首に沿わして着ます。首の周りに衿を沿わすようにしています。

着物の着付けは男女とも同じ向き

シャツは違うが…

ワイシャツなどを着る場合、男性は右前で女性は左前と決まっています。このように男物女物で違っているのなら、着物も右前、左前と違うのでは!?と思われがちです。しかし着物の場合、男物でも女物でも右前(左が前に来るようにする)が正解です。左前(右が前に来るようにする)は死装束といって亡くなった方が着る時の向きですので間違えないようにしましょう。

男物着物を着よう

着付け時に必要なもの

着物(長着)

まず着物がなければ始まりません。好きな着物を用意しましょう。

長襦袢または半襦袢

襦袢とは着物の下、肌着の上に着るもののことです。襦袢は表着で着ることはありません。襦袢は長袖、半袖とあります。

腰紐

半襦袢着用時には1本、長襦袢着用時には2本必要です。

長着を着て、腰ひもで結んだ上に帯を締めます。女物と同じく男物も帯にはさまざまな種類があります。

足袋

男性用の足袋は黒・紺が一般的です。

履物(下駄または雪駄)

男性は着物を着用する時は下駄や雪駄を履きます。

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男物着物の定番

アンサンブル

男性の着物と聞くとイメージするのはアンサンブルではないでしょうか?紺やグレーなどシンプルな色味がおすすめです。落ち着いた色味の着物は、カップルや夫婦で着物を着る場合、横の女性を引き立てることもできますよ。

まとめ

いかがでしたか?今回は男物着物について紹介させていただきました。着物は日本の文化です。ぜひ男性の方も特別な日に、また普段使いに着物を着てみてはいかがでしょうか?

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