家族葬にかかる費用の相場とは?費用を抑えるコツや香典相場も紹介

近年は家族葬が増えていますが、費用の相場についてはなお不透明な部分も多いです。葬儀のプランを頼むにしても、細かい内訳を知って配分を検討したいのがご遺族側の心情でもあります。今回の記事では家族葬にかかる費用について、節約のコツやご香典の相場まで解説していきます。

目次

  1. 家族葬の相場について
  2. 家族葬にかかる費用の相場は?
  3. 家族葬にかかる費用の内訳
  4. 家族葬の費用を抑えるポイント
  5. 地域別の家族葬にかかる費用相場
  6. 家族葬における香典の相場は?
  7. 家族葬の相場についてまとめ

家族葬の相場について

葬儀

昨今は多くの人を呼ばない家族葬が増えていますが、まだ認知度が高くないゆえの誤解やトラブルもよく聞かれます。
お金に関するものは特に多く、家族葬にしたいものの、手の出しづらさを感じている方も多いのではないでしょうか。

しかし、葬儀は誰もが経験する避けられないことであり、各自の気持ちの折り合いをつけるためにも納得のいく形を先に考えておくことが重要です。
今回、終活ねっとでは家族葬の相場について、以下の点を記事にまとめてみました。

  • 家族葬にかかる費用の相場について。
  • 家族葬にかかる費用の内訳を、項目ごとに解説。
  • 家族葬の費用を抑えるポイントについて。
  • 地域別の家族葬の費用相場を解説。
  • 家族葬でのご香典の相場について。

本当に大切なのは、世間の顔色をうかがうことより、故人の死後の平穏と、ご遺族や残された人たちの安らぎでしょう。
家族葬はその需要を受け止めるのに適しているので、この記事で相場から細かい内訳まで検討しておきましょう。

ぜひ最後までお読みください。

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家族葬にかかる費用の相場は?

お金

まず、大まかな家族葬にかかる費用の相場から見ていきましょう。
細かい経費も含めた葬儀全体の目安としてお考えください。

家族葬にかかる費用の相場

家族葬すべてにかかる費用の平均は、100万円~110万円ほどとなっています。
2017年に、エンディングデータバンクが葬儀社アーバンフューネスの施行回数から算出した平均は約115万円で、費用自体はゆるやかな減少傾向にあります。

葬儀社によっても変動しますが、全体を数でそのまま割る平均と、もっとも利用者数の多い実態に近い中央値では価格も異なります。
たとえば、葬儀レビでは平均が約60万円、もっとも多いのは40万円代と、比較的安価なサービスを提供しているところでも乖離が起こっています。

以上のことを総合して考えると、実際の額は40~110万円の中を動くこととなり、家族葬の費用は融通が利くものの、まだまだ振れ幅が大きい状況にあるといえます。

一般葬にかかる費用の相場

家族葬に対して、一般葬にかかる費用の相場は約190万円となります。
これは寺院に対する戒名代やお布施などの他、会場代や会食代も足してご香典の収入を考えない上での総費用です。

これも平均であり、環境的に負担軽減と合理性が重視される北海道や、死生観も含めて異なった歴史をもつ沖縄はかなり少額となり、地域差があります。
約190万円という費用は、仏教に専心し大々的な葬儀を挙げることができた地域に押し上げられた結果と見ることができます。

これらの事情をふまえても、一般葬は家族葬より物理的な準備が多くなり、費用も高くなりがちです。
儀式や故人の扱いにかかる費用はほとんど変わりませんので、その他の準備の規模によって費用目安が変わるという点に留意しておきましょう。

家族葬にかかる費用の内訳

お金

それでは、家族葬にかかる費用の細かい内容を見ていきましょう。
各自の状況や要望に合わせ、どこにお金をかけ、どこを削れるかを把握するのが重要です。

葬儀一式にかかる費用

まずは最もお金のかかってくる、葬儀自体の費用を細かく見ていきます。

斎場利用費

利用する斎場の規模は、最終的な費用に大きく影響します。
ほとんどの場合、式場・安置所・施設利用などがすべてまとめられたプランに組み込まれますので、場所代を単独で計算することは困難です。

ただそれらのプランの目安としては、10万円代以下が割安、20万円~30万円代が平均的で、40万円以上かかるものは大規模か高級なものとなります。
家族葬であることを考えると、30万円以下でほとんど収めることができるでしょう。

家族葬では小さい斎場を選べるだけでなく、自宅で行う自宅葬にする選択肢もあります。
自宅での葬儀が可能な葬儀社の方と打ち合わせをしながらになりますが、会場利用に関する費用をかなり削ることができます。

その分施主側で行うべきことが増えますので、人手が足りるかや、十分なスペースがあるかなど、よく検討しておきましょう。

棺・骨壷の費用

棺や骨壺は省略できない必須の葬儀用具ですが、種類によって価格も変わってきます。

そのまま火葬されるため棺は木製のものがほとんどで、時折布張りのものが見られます。
材質はキリのものが中心となりますが、スギ・ヒノキのものもあります。
主に彫刻の有無、塗装や装飾にどこまで凝るかで値段が決まります。

家族葬用のものは簡素になっており、組み立て式のものが1万5千円~3万円で選べるようになっています。
一般的な平棺は2万円~5万円、見栄えの良さを重視したものだと10万円前後になることを考えると、家族葬の事情を考慮した体制がすでに整えられているといえます。

骨壺も様々な種類がありますが、材質を指定している宗派はそうそうないので、比較的自由に選ぶことができます。
男女間で特に差はなく、東日本では全収骨が多いため7~8寸、西日本では部分収骨が多く3~5寸になりやすいですが、九州・沖縄では全収骨が多いなどさらに細かい地域差もあります。

サイズは収骨予定で決めればいいですが、喉仏用に小さな骨壺を用意することもあります。
セットとなっているものでも価格が大きく変わることはないので、希望される方は検討してみてください。

肝心の骨壺のお値段は、もっとも安いものは1千円から、高いものは100万円近くするものまであるため、非常に幅が広いです。
家族葬であることを考えると、3千円~1万円程度のものが一般的な選択肢となります。
費用を抑えやすいものですが、後悔しない品選びを心がけましょう。

供花の費用

供花は本来参列者が持ち寄るもので、断らなければ家族葬でも届くことがあります。
しかし、家族葬では人数が制限される上、手間を省くことが重視されますので、供花の辞退もお願いすることが多いです。
そのときは、祭壇に飾るお花は施主側で用意することとなり、費用は逆に高くなります。

遺影や棺の周りといった祭壇全体を飾り付ける一式で考えると、平均的な価格は20万円~30万円ほどとなります。
もちろん上を求めると高額になるので、他の費用も計算しておき、無理なくできる範囲で故人にふさわしいものをお決めください。

返礼品にかかる費用

返礼品にかかる費用は、家族葬では抑えやすいものとなります。
ほとんどの場合、ご香典やお供え物の辞退をお願いすることとなるので、返礼品そのものを準備することがなくなります。

1人に5千円の返礼品を考えるとして、一般葬で平均的な人数となる50名なら、総額25万円となります。
ここからおおまかな指標を考えると、20万円~30万円程度の出費が削られることになります。

返礼品はご香典の3分の1~半額が相場となっているため、実際には一般葬のほうが収支はプラスになります。
そのため、家族葬でご香典などを辞退して返礼品もなくすことは、手続きを省いて事前に用意する金額も減らす「手間の削減」に重点の置いた方法だといえます。

火葬にかかる費用

葬儀には火葬代も必ずかかります。
宗派や葬儀形態に依存しませんが、費用が違ってくるポイントはあります。

霊柩車にかかる費用

式場と火葬場が離れている場合は霊柩車で棺を運ぶこととなりますが、火葬場が併設されている斎場であれば、その運搬費がかからなくなります。

斎場という言葉はもともと神道で使われるものでしたが、昭和時代に葬儀会場と火葬場の併設が進められ、以来まとめて斎場と呼ばれるようになりました。
現在では、「斎場」と称する施設ならほとんど火葬場も併設されています。

逆に、「葬儀場」「式場」「会場」などの呼び方になっている施設には、火葬場はほぼありません。
これらの施設を葬儀で利用するときには、霊柩車に費用を割くこととなります。

霊柩車の費用の目安は1万円~5万円程度ですが、自宅を式場にする場合や、火葬場が離れている場合などはその分増額されていきます。
葬儀プランにすべて含まれていることもありますが、基本的には距離に比例した価格となりますので、どのような計算で算出されるかよく確認しておいてください。

火葬費

火葬費は、公営か民営かで大きく変わります。
民営の火葬費の相場は5千円~5万円程度、公営の火葬費の相場は3万円~10万円程度となります。

公営の火葬場は安いですが、その地域の住民であることが条件となり、予約も多く混雑しがちです。
また、基本的に設備は簡素であり、存在自体を敬遠されるために交通の便が悪い場合もあります。

民営の火葬場は高いですが、その分設備や立地は立派なところが大半となります。
特定の設備利用に別途料金がかかる場合もありますが、遠方から参列者を呼ぶときにも対応がしやすくなります。
しかし、数自体は少なく、地域によっては公営しか選択肢が残らないこともあります。

ほとんどの場合、葬儀社の方から融通の利く火葬場の候補を紹介されると思います。
公営にしろ民営にしろ、葬儀社の方から連携を行って火葬場の予約をとりますので、地域をよく把握している葬儀社を選ぶことが肝心です。

宗教者に支払う費用

次は、宗教関係にかかる費用を解説していきます。
日本の葬儀で一番多い、仏教でのケースを想定して見ていきます。

読経代

葬儀に僧の方を呼ぶ理由の大半は読経をあげてもらうことなので、読経代は家族葬でもほぼ省くことのできないものとなります。

大抵の場合「お気持ちで」と金額を明言されず、宗派や地域によっても相場感が異なるのでとても悩ましいところですが、読経代そのものは15万円~50万円ほどの範囲で収まることがほとんどです。
関東圏では30万円前後、関西圏では20万円代前半と地域による傾向もあります。

現在は家族葬への配慮も進んでいる他、僧の方も個人でフットワークの軽さやご遺族の負担軽減を重視した体制にしている人が増えています。
葬儀社の方と相談し、お勤めの内容を簡単にすると10万円~20万円でも考えることができるでしょう。

戒名代

戒名代は、必要ない方には省きやすい費用となります。
寺院と関わるのは葬儀の時のみで菩提寺(先祖代々の墓の供養などを頼む寺院)をもっていない家庭や、仏道の世界の名前にあまり興味のない方が該当します。

葬儀の主なトラブルとして「望んでいない高額な戒名代を請求された」というのも挙げられやすく、そのような事態をなるべく避けたい方もおられるでしょう。
宗派によって解釈や号に違いがありますが、戒名のランクは寺院や社会貢献への寄与を示すときに上げられて高額になるだけですので、扱いが不当と感じたら葬儀社も含めて再検討してかまいません。

相場としては、20万円~50万円ほどとなることが多いようです。
それ以上の額の戒名は、その宗派を相当熱心に信奉していないと本来紹介もされない特殊な領域となってきます。
また、この相場は依頼する寺院が菩提寺である、または菩提寺とする場合だと考えておきましょう。

20万円代となる下のほうのランクの戒名でも、ほとんどの一般的な方の葬儀としては申し分ないものといえます。
家族葬という事情をふまえた葬儀社の案内だと、5万円~20万円程度でできるところも見られます。

また、もっとも戒名代がかからない宗派は浄土真宗であることも参考にしておいてください。

御膳代

御膳代とは、葬儀の際に会食があり、かつ僧の方が都合により列席しないときにお渡しするお食事代のことです。
したがって、会食をしない場合や、食事をともにする場合は必要ないものとなります。

御膳代の費用相場は、5千円~1万円ほどとなります。
法要の種類で特に変わることもなく、比較的低額で済ませることができるので、規模に応じた額を包んでおきましょう。

お車代

お車代は、平たく言い換えると僧の方にお渡しする交通費です。
昔は僧の方の送迎を遺族側が行っていて、できない場合に代わりとして渡していたものです。
よって、遺族側で車やタクシーを手配する場合は用意する必要がありません。

現代では、ほとんどの場合僧の方が連絡をもらって自ら式場に足を運びますので、距離に応じて検討するケースが大半となります。
寺院からのタクシー料金がいい目安となるので、不足しないように目安の3割増し程度の額にして包んでおくといいでしょう。

飲食費

飲食費は、参列する人数によって大きく変わる経費です。
家族葬であることを考えて、ここでは参列者10人程と仮定して解説していきます。

通夜振る舞い

通夜振る舞いは、通夜において出される料理のことを指します。
名前の通りですので、通夜を行わない場合はもちろん省略できるものとなります。

通夜振る舞いの料理には、お寿司・天ぷら・大皿に盛って皆がとりやすい中華や洋食・サンドイッチなど、大人数で食べやすいものが好まれます。
仏教の葬儀となると肉や魚を禁止するイメージが強いですが、通夜自体は葬儀とは別と捉えられることも多いです。
お酒も出されることも少なくないなど、比較的自由にしても咎められることがありません。

一人前につき3千円~5千円程度で間に合うので、10名分の相場は3万円~5万円となります。
お通夜では家族葬の中でもさらに参列者数が絞られやすいので、自宅で用意することを考えてもいいでしょう。

人数の融通が利く料理が望ましいですが、種類は選びやすいので相場より安く予算を立てることも十分可能です。

精進落とし

精進落としは、祭事や法要を終え、普段の生活に戻る際の行動を指していた言葉です。
現代では、火葬を終えた後に出す料理の呼称として扱われるようになっているため、家族葬の際もこちらで考えることとなります。

家族葬を筆頭に、昨今では法要を長く行わない家庭が多い事情もあり、精進落としは通夜振る舞いより精進料理を中心に出される傾向が強くなっています。
僧の方に対する労いの意味も大きく、火葬と並行して精進落としを済ませることも多いため、儀式的な意識の区別をつける役割もあります。

精進落としは、葬儀社の方の紹介を参考に仕出しを手配するケースがほとんどとなるでしょう。
相場は通夜振る舞いと同じくらいで3万円~5万円ほどとなります。

現代的な事情を考慮し、肉食や酒を許容されている僧の方もいらっしゃるので、振る舞う際には相談しながら決めるといいでしょう。

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家族葬の費用を抑えるポイント

困った人々

家族葬の内訳の解説で少しずつ触れましたが、今度は家族葬の費用を抑えるポイントをより詳しく説明していきます。

費用のために葬儀を簡素化し過ぎてしまうと、イメージ通りの葬儀ができなかったと公開してしまうことに繋がりかねません。
慎重に話し合いながら決めるようにしましょう。

会食を行わない

家族葬ならではの費用を少なくする方法として、会食の席自体を省いてしまうという形も考えられます。

家族葬は基本的にかかわる人数が少なく、故人と近しい親族のみとなります。
通夜振る舞いや精進落としの席を用意するとなると、食事代の他に場所代や交通費なども考えなければいけません。
できるだけ規模を縮小したい家族葬では、無駄の多くなりがちな部分でもあります。

葬儀の日程を短くしておくと、必要な食事の回数も減り、少人数ならそのときに応じて自宅の炊事で賄ったり外食で済ませることもできるでしょう。
一般葬では食事の挨拶や席の管理など配慮が欠かせなくなりますが、そういった負担を回避できるのは家族葬の魅力的な利点です。

宗教にこだわらない

家族葬を検討する場合、宗教的な縛りやしがらみのない方であることがほとんどでしょう。
菩提寺をもっている家ならまずそちらから話を進めることになりますが、特定の宗派に依拠していない方も少なくありません。

宗教にこだわらずに葬儀プランを選ぶなら、選択肢は大きく拡がります。
今では無宗教葬という方法もとれるようになっています。
家系代々の墓などは検討しづらくなりますが、経済的な負担を軽くできる上に、家族間の宗教観の違いによるトラブルを防ぐメリットもあります。

葬儀は残されたご遺族が中心となって行いますが、故人の宗教的な立場は葬儀に深くかかわってきます。
家族葬を望んでいる方も、自身の葬儀に際して宗教的にどのような扱いを望んでいるのか、簡単に示しておくといいでしょう。

葬祭の補助を利用する

見落としがちなのが、公的機関からもらえる葬祭の補助金です。
葬儀のときはどうしても慌ただしくなりますので、事前にどのケースに該当するか把握しておくことが大事です。

故人が国民健康保険に加入していた場合は、葬祭費給付金制度により、区役所の保健年金課に申請すると給付金を受け取ることができます。
普通の国民健康保険なら5~7万円、後期高齢者保険の場合は3~7万円ほどとなります。
申請期間は命日より2年以内となっています。

故人が健康保険に加入し被保険者となっていた場合は、埋葬料給付金制度により、全国健康保険協会に申請すると埋葬料を受け取れる可能性があります。
こちらは実費計算となり上限は5万円です、申請期間は同じ2年以内となります。

故人が国家公務員であった場合、所属していた共済組合から葬祭費の補助が出ます。
10~27万円ほどとなりますが、共済組合によって異なります。

この他にも、生活保護受給者を対象とした約20万円(子供なら約16万円)の直葬分の葬祭扶助や、公営の斎場を住民証明つきで利用すると減額となる(住民でない方は割高)場合もあります。

自治体によって申請方法や金額も異なるので、よく確認しましょう。

家族葬の規模を抑える

家族葬の規模は、費用に大きく影響する部分です。

一般葬は参列者が30~50名ほどとなっても当然であり、式場や会食の用意の他、駐車場の確保や返礼品の準備など何かと出費が嵩むこととなります。
最終的には香典でいくらか還元されるとはいえ、予想の立てにくい収支の計算を簡略化できるのが家族葬の良さでもあります。

葬儀のオプションを見直す

葬儀プランで提示されるオプション内容を見直すのも、余分な費用をカットするのに有効な手段です。
具体的な例を挙げていくと、以下のような項目になります。

  • 安置施設・式場・火葬場などが同じ場合の搬送代
  • 棺と骨壺の費用
  • 各種礼状・受付用品・設備利用などの費用
  • 参列者用の送迎バス・葬儀場への案内看板・駐車場代などの交通関係にかかるもの
  • 司会や役所への手続き代行など、遺族側で行っても問題のないもの

葬儀社によって、プランに必ず含まれるものとオプション扱いのものが異なります。
家族葬でも、遺族や参列する方次第で削れる部分も違ってくるので、事前にどの葬儀社で葬儀を行うのが適しているか軽く見定めておくといいでしょう。

無宗派の家族葬については、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

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地域別の家族葬にかかる費用相場

お墓

地域によっても、家族葬に費用は少し変わります。
家族葬の広まりをあらわす指標というよりも、もともとの葬儀に対する価値観を反映している面が強いです。

ここでは、地域別の家族葬にかかる費用相場について解説いたします。

北海道

北海道は地域柄、葬儀に関することは小さく済ませる傾向にあります。
土地が広く参列者が集まることも大変になりがちなので、一般層の相場自体も低いほうです。

北海道では、約25万円~40万円ほどで行える家族葬のプランが多いです。
各自の都合により一日葬で済ませるのが良しとされていることもあり、費用と規模の縮小を同時に行いやすいと言えます。

大阪府

大阪府も、どちらかといえば合理的な葬儀が行われやすい地域となります。
お祭りが多く地価も高めですが、その割には葬儀の費用は低い範囲に落ち着きます。

大阪では、約30万円~50万円ほどで家族葬を考えることができます。
経済に敏感な地域柄なためか、家族葬のプランも多く揃っています。

神奈川県

神奈川県は、一般的な葬儀を行うと費用が高めとなる地域です。
東京都に隣接しているため住居としている人口も多く、斎場・式場ともに混雑しがちなので注意が必要です。

神奈川県での家族葬にかかる費用の相場は、30万円~60万円ほどとなります。
郊外や農村部では隣組といった葬祭扶助を行う組織も残っていますので、家族葬を依頼するときは都市部で葬儀社を探すことになるでしょう。

船橋市(千葉県)

千葉県は前火葬・後火葬など火葬のタイミングが異なる風習のある地域です。
しかし、最近では船橋市も含めて葬儀を簡略化していく傾向にあり、2011年にトップだった葬儀費用もまだ上位ながら順位を落としています。

船橋市でかかる家族葬の費用相場は、35万円~60万円ほどとなります。
格安プランはまだ少なめですが、それでも葬儀に対する見方や姿勢がかなり変化していることがうかがえます。

福岡県

福岡県では通夜見舞いという、お通夜で参列者が飲食物をもちこむ形がよく見られます。
通夜見舞いのお返しが香典より多くなることもありますが、家族葬ではこのようなしきたりをざっくりとなくすこともできます。

福岡県では、30万円~60万円ほどで家族葬を行うことができます。
冠婚葬祭の折に情に厚くなる方が多い地域ですので、家族葬で規模を縮小する場合は配慮を確実にしておきましょう。

大分県

大分県の一部では、棺を回したり愛用の茶碗を割ることにより、故人を確実にあの世に送る風習が見られます。
こういった風習にしたがう場合は、家族葬でも人手を確保できるプランを検討したほうがいいでしょう。

大分県では、30万円~60万円ほどの相場で家族葬を執り行えます。
他にも独特の儀式が残る地域ですが、友引の忌避をしないなど風習にこだわらない一面もあります。

鹿児島県

鹿児島県では、故人が亡くなった直後に炊く「じつの飯」、ご遺体に少量ふりかけることもある「別れの杯」、出棺の際に運ぶ人が白い布を着けて途中までの案内をする風習などがあります。

これらのものはさほど費用に影響しませんが、出棺前に食する「別れ飯」の風習が残っている場合は注意してください。
近年は火葬場で食事をとることが多いため、費用準備の他に通達も確実にしておく必要があります。

鹿児島県での家族葬の費用相場は、20万円~50万円ほどとなります。
一般葬の費用も他県に比べてかなり下位となるので、規模や予算を抑えるのも融通の利きやすい地方といえます。

家族葬における香典の相場は?

葬儀

家族葬では香典のやりとりをなしにして、家族間で話し合って直接費用を分担することがほとんどです。
しかし、人が少なく親等の離れている親戚を呼ぶケースもありますので、香典を出す場合の目安も解説していきます。

基本的には、家族葬と一般葬で香典の費用が大きく変わることはありません。
自身の年齢が高いほど、故人との関係が近いほど香典の額が大きくなるところも同じです。

以下、故人との関係別の香典の金額相場です。

  • 祖父母

    2親等となる祖父母が故人である場合、香典は1万円~3万円ほどとなります。

  • 両親

    実父母の場合は、5万円~10万円ほどが相場となります。

  • 兄弟姉妹

    兄弟や姉妹は2親等ですが、身近な立場であるため3万円~5万円ほどの香典が多くなります。

  • おじ・おば

    叔父叔母は3親等となるので祖父母より控えめでもかまいませんが、1万円~3万円にすることが多いです。

  • その他親族

    さらに離れた親族の場合も、1万円~3万円で検討することが多くなります。

  • 知人・友人

    故人と血縁関係のない場合は、3千円~1万円ほどで考えましょう。

家族葬の香典の金額については、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

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家族葬の相場についてまとめ

葬儀

いかがでしたでしょうか?
今回終活ねっとがまとめた家族葬の相場について、要点をまとめると以下のようになります。

  • 家族葬の費用相場は、40万円~110万円と幅が広い。
    家族葬は家庭によって形が変わるため、プラン内容や予算も様々である。
  • 葬儀一式にかかる費用を平均額で挙げていくと、以下のようになる。

    斎場利用費(25万円)・棺(5万円)・骨壺(1万円)・供花代(20万円)・霊柩車にかかる費用(3万円)・火葬費(5万円)・読経代(20万円)・戒名代(20万円)・御膳代(5千円)・お車代(1万円)・飲食費(8万円)

    この場合の総額は、108万5千円となる。
  • 費用を抑えるポイントとしては、「会食を行わない」「宗教にこだわらない」「公的機関の葬祭扶助を利用する」「家族葬の規模を縮小する」「葬儀のオプションを見直す」などが挙げられる。
  • 家族葬の費用相場は、地域によっても少しずつ差がある。
    風習やしきたりによる価格差はあまりなく、人口の多さや地価の高さなど、現代的な経済事情に左右されることが多い。
  • 家族葬でご香典を行う場合は、一般葬と同じくらいの金額が目安となる。
    故人との関係や、自身の年齢によっても異なる。

家族葬は必ず安くなる葬儀というわけではなく、葬儀の形を故人の希望やご遺族の状況に適したものにすることにより、納得のいく費用配分にできるものだといえます。

ぜひ記事の内容をもとに葬儀プランを再検討し、悔いの残らない家族葬にする手助けにしていただければ幸いです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

終活ねっとでは、他にも家族葬に関する記事を多数掲載しております。
ぜひ合わせてお読みください。

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