祥月命日には、生きている感謝の心を込めて、仏様を供養しましょう!

日本には、仏事の言葉で、「祥月命日」や「1周忌」、「三回忌」などの年回法要、法事といった言葉が多くありますね。みなさんは、その違いを知っていますか?中には知らない方も多いようですので改めて紹介します。今回は、「祥月命日」をメインに説明します。

目次

  1. 命日とは?
  2. 祥月命日について
  3. 法要と法事の違いとは?
  4. 法要を営む意味は?
  5. 祥月命日の供養の仕方
  6. 祥月命日と弔い上げ
  7. 月命日とは?
  8. 祥月命日は、家族揃って合掌しましょう。

命日とは?

祥月命日を紹介する前に、「命日」について説明します。「命日」という言葉は、誰でも知っているので、改めて説明する必要がないと思いますが…。「命日」は故人が亡くなった日のことをいい、故人の思い出話をしながら懐かしみ、故人を忌うために行います。命日は、別名「忌日(きにち)」ともいわれています。また、命日には、「月命日」と「祥月命日(しょうつきめいにち)」があり、それぞれ意味や供養の仕方が違います。

祥月命日について

祥月とは?

祥月とは、故人が亡くなった一周忌以降の亡くなった月のことをいいます。説明を聞くと難しく感じますが、例えでいうと、9月16日に亡くなった人の祥月は、9月になるということです。
祥月と言われるようになったのは、中国の周から漢時代にかけて、儒学者がまとめた礼に関する書物「礼記(らいき)」の中に祥月と呼ぶようになった記述がされているからです。

「祥」は、さち・さいわい・きざしの意味があり、凶服(喪服のこと)が去ることで吉服になるという意味があります。日本にも同じように、喪に服す期間の定めについて説明されているリンクがありますので、参考までに載せておきますので、ご覧ください。

祥月命日とは?

祥月命日とは、一周忌以降で故人が亡くなった月日と毎年くる同じ月日のことをいいます。例えば、故人が、1月28日に亡くなった場合は、一周忌以降の毎年訪れる1月28日が、祥月命日で、一年に一度だけ訪れる命日となります。

みなさんは、一周忌の他に、三回忌や七回忌などの言葉を聞いたことがあると思いますが、一周忌を過ぎてから、三回忌(2年目)や七回忌(6年目)などのように、「三」や「七」の付く年の祥月命日に行う法要のことを「年回法要」といいます。一周忌は故人が亡くなった翌年に行い、三回忌以降は、故人が亡くなってから2年目以降に行いますが、それは、故人が亡くなった日を最初の忌日として数えるからです。そのため、三回忌までは、毎年法要が続くことになり、三周忌とは呼ばず、「何回忌」といいます。

法要と法事の違いとは?

法要という言葉が出てきましたが、法事と法要の言葉をよく間違える方がいますので、再確認の意味で説明します。「法要」とは、僧侶にお経をあげてもらうことで、「法事」とは、法要と法要後に行う会食を含めた行事のことを言います。また、法要は、故人を偲んで冥福を祈るために行うもので、追善供養とも言います。

法要を営む意味は?

仏教では、死後七週間はまだ故人が来世と現世の間をさまよっていて、死後七日目から七日ごとに七回、閻魔大王などの十王から生前の行いに対し裁きを受け、中陰と言われている四十九日目で故人の来世が決まると言われています。 そのため家族は、故人が極楽浄土に行けるように四十九日法要(納骨)を営みます。また、極楽浄土に行った故人が、さらに精進の道へと導くために祥月命日の年回法要を営みます。年回法要は、故人が亡くなった祥月命日に行うのが基本ですが、日時の調整が難しい場合は、祥月命日より前に執り行うことが良いとされています。

祥月命日の供養の仕方

祥月命日の供養の仕方は、年忌毎に内容や服装が違ってきますので、基本的な説明をします。ご自宅で供養を行う際には、法要するために部屋を整え、仏壇を念入りに掃除したり、お供物やお仏飯をお供えしたり、仏具を法要用に用意したりと事前に準備をしておきましょう。

一周忌…喪明け・三回忌

一周忌法要は、故人が亡くなった翌年の祥月命日に行いますが、日時の都合がつかない場合は、祥月命日より以前に行うのが良いとされています。法要の場所は、施主の自宅で行ないますが、近年ではお寺やホテルなどの会場を利用することも多くなっています。出席者は、遺族、親族、故人が親しくしていた人になりますが、現在は、遺族だけで行われることもあります。また、三回忌までの遺族の服装は、喪服が基本で、遺族以外の出席者は、略式礼服または黒や灰色などの地味なカラーの服装になります。

三回忌法要は、故人が亡くなった2年目の祥月命日に行いますが、一周忌法要の時と同じように、出席者の都合がつかない時は、それ以前の日にちで行ないます。また、一周忌法要の時とは同じように、三回忌法要を行う方もいらっしゃいますが、遺族や親族だけで墓参りや食事会などでの供養を行うこと方が多くなってきています。

一周忌法要と三回忌法要の一日の流れ:
1. 施主が一周忌法要の開始挨拶を行います。
2. 僧侶による一周忌法要の読経があり、参列者が焼香を行い、読経終了後に、僧侶の法話を拝聴します。
3. その後、故人が眠っているお墓に行き、僧侶の読経と献花、お焼香、塔婆供養を行います。
4. 法要後、会食の席へ移動します。食事前に、施主が一周忌法要のお礼の挨拶をしたのちに、会食を行います。この食事会を「お斎・御斎」(おとき)といい、僧侶や参列者へのお礼のお膳で、故人を偲ぶための行事です。
5. 会食後、施主の挨拶があり、法要の引き出物を遺族以外の参列者に渡して、祥月命日の一周忌法要が終了となります。

三回忌以降の祥月命日の供養

三回忌以降の祥月命日の供養は、仏壇を綺麗に掃除し、ご仏壇に故人の好きだった食べ物や好きだったお花を供え、お墓参りをします。普段手入れができないお墓をお掃除し、献花をしたり、お焼香をあげたり、塔婆を立てるなどの供養をします。一年に一度訪れる祥月命日の供養はしっかりと行います。

祥月命日と弔い上げ

祥月命日の法要は、一周忌・三回忌(2年目)・七回忌(6年目)・十三回忌(12年目)・十七回忌(16年目)・二十三回忌(22年目)・二十七回忌(26年目)となり、三十三回忌(32年目)・五十回忌(49年目)となります。五十回忌以降は五十年毎に法要を行うとされていますが、五十年毎に行うのは難しいために、三十三回忌または、五十回忌を年回法要の終わりの「弔い上げ(ともらいあげ)」とすることが多くなっています。

月命日とは?

祥月命日を除く、故人が亡くなった日と同じ日を「月命日(つきめいにち)」と呼んでおり、毎月訪れますので、月命日は、年に11回あることになります。月命日は、「月忌(がっき)」と呼ばれることもあります。月命日には、故人の好きだった食べ物や飲み物を仏壇に供え、お花を飾り焼香します。また、地域の風習などによっては、「月参り」として僧侶にお経を読んでもらう場合などもあります。月命日は、祥月命日と違い毎月、訪れますので、遠方に住んでいる人には供養が難しいと思いますので、お寺や墓苑などで代理供養を行っているところがありますから、利用しても良いと思います。

お墓

祥月命日は、家族揃って合掌しましょう。

祥月命日について紹介しましたが、いかがでしたか?お墓が近くにあっても、なかなか、忙しい現代人にとっては、月命日のご先祖様の供養は難しいかもしれませんので、年一回訪れる「祥月命日」には、故人の冥福をお祈りし、ご先祖様によって今の自分が現世に、存在していることへの感謝の気持ちを込めて、合掌しましょう。

「祥月・命日」に関連する記事

  • 命日にすること・過ごし方・お供え物の選び方のサムネイル画像

    命日にすること・過ごし方・お供え物の選び方

    大切な人を亡くしたあと、訪れる命日。故人のことを思いだし、近しい人々で語り合いその面影を偲ぶ大切な日です。命日と一言に言いますが、命日にも種類がありそれぞれ意味合いが異なり、することも変わってきます。ここでは各命日の意味と、供養などすることを説明します。

  • 一周忌の次はなぜ3回忌なの?法要の流れについても解説します!のサムネイル画像

    一周忌の次はなぜ3回忌なの?法要の流れについても解説します!

    故人が亡くなってから一年後の同月同日を一周忌と呼び、法要を行います。しかし、故人が亡くなってから二年後の法要は、2周忌ではなく、3回忌と呼びますよね。それではなぜ、一周忌の次は3回忌というのでしょうか。今回はそんな一周忌と3回忌について調べてみました。

  • 祥月命日法要のお布施の金額相場とは?表書きの書き方についても解説のサムネイル画像

    祥月命日法要のお布施の金額相場とは?表書きの書き方についても解説

    故人を供養するための法要は何度か行われますが、中でも一周忌以降、毎年の命日に行われるのが祥月命日法要です。僧侶の方に読経してもらうことからお布施を渡す必要がありますが、その相場はいくらなのでしょうか?今回は祥月命日法要のお布施の相場について見ていきます。

  • 3回忌法要はいつ行う?間違えやすい年忌法要の数え方を解説します!のサムネイル画像

    3回忌法要はいつ行う?間違えやすい年忌法要の数え方を解説します!

    亡くなった故人を偲ぶ3回忌は、法事の中でもよく耳にする言葉ですよね。しかし、こうした法事には頻繁に加するものではありませんから、いつ行うのかなど知らないことも多いのではないでしょうか?3回忌法要をいつ行うのかを中心に、詳しく解説していきます。

  • 回忌の数え方をご紹介!宗派別の回忌法要についても解説しますのサムネイル画像

    回忌の数え方をご紹介!宗派別の回忌法要についても解説します

    故人が亡くなってからの節目の数え方を「回忌」といいますが、これは法事やお墓参りをする際によく耳にする方も多いでしょう。そして、回忌についてはある程度行う時期が決まっているうえ、宗派によってもさまざまです。今回は回忌という数え方や法要について見ていきましょう。

  • 7回忌法要はいつ行えばいいの?香典やお布施などのマナーも解説!のサムネイル画像

    7回忌法要はいつ行えばいいの?香典やお布施などのマナーも解説!

    7回忌とは故人が亡くなった後に行う法要の1つですが、中にはいつやるべきかがわからないという方もいるのではないでしょうか?満7年後にやるべきなのか、7年目にやるべきなのか迷いがちな方のために7回忌をいつやるのかについてご紹介します。

  • 年回忌って命日から数えるの?簡単に計算できる方法を紹介します!のサムネイル画像

    年回忌って命日から数えるの?簡単に計算できる方法を紹介します!

    年回忌の数え方をご存知ですか。 言葉は知っていても、どのように数えるのか分からないという人もおられるでしょう。 計算の仕方が分からないと、いつ法要を行ったらよいか迷いますよね。 今回終活ねっとでは、年回忌の計算方法について、簡単に計算できる方法を紹介します。

  • 法事や法要を追善供養と言うけれど、その意味や方法は?のサムネイル画像

    法事や法要を追善供養と言うけれど、その意味や方法は?

    法事や法要は追善供養と呼ばれ、普段何気なく使っていますが、この追善供養という言葉について、その意味や内容について調べてみました。

  • 17回忌のお布施の金額はいくら?回忌別のお布施の金額も解説しますのサムネイル画像

    17回忌のお布施の金額はいくら?回忌別のお布施の金額も解説します

    17回忌法要のお布施は、どの位がよいのでしょうか。17回忌ともなると経験もなく、分からない方も多いと思います。そうは言ってもお坊さんに読経を依頼しますので、失礼のないようにしなければなりません。17回忌のお布施の金額について、回忌別の金額もあわせて解説します。

  • 一周忌のお墓参りでのマナーや服装について詳しく解説します!のサムネイル画像

    一周忌のお墓参りでのマナーや服装について詳しく解説します!

    身内の方が亡くなってから丸1年経った節目の命日を一周忌といいます。亡くなってからちょうど1年という節目であるため、お墓参りに出かけて法要を営むのが一般的です。一周忌のお墓参りの際のマナーや服装はどのような点に気をつければよいのでしょうか?

この記事に関するキーワード

ランキング

  • お坊さん派遣サービスの【費用や口コミ】を一括比較!のサムネイル画像

    お坊さん派遣サービスの【費用や口コミ】を一括比較!

    近年では特定の職業の方を必要に応じて手配できる派遣サービスが発達しています。そして、中にはお坊さんの派遣サービスというのもあり、最近でもAmazonなどが手がけていることで話題です。お坊さん派遣サービスとは一体どのようなものか、業界各社の比較をご紹介します。

    1
  • 火葬炉はどうなっているの?火葬炉の種類や仕組みを徹底解説します!のサムネイル画像

    火葬炉はどうなっているの?火葬炉の種類や仕組みを徹底解説します!

    葬儀を終えると火葬のため、ご遺体は火葬場に運ばれます。最後のお別れのために火葬場へ行かれた方は多くいらっしゃっても火葬炉の仕組みをご存知の方は少ないでしょう。今回は火葬炉の種類や温度、仕組みについて解説します。

    2
  • 一周忌のお悔やみの手紙の書き方について、例文やマナーを紹介しますのサムネイル画像

    一周忌のお悔やみの手紙の書き方について、例文やマナーを紹介します

    お世話になった方の一周忌などの法事に参列できないときは、お悔やみの手紙に香典を添えて送ります。いざという時に慌てないよう、例文があると心強いですよね。そこで今回の終活ねっとでは、例文をご紹介しながら、一周忌のお悔やみの手紙について解説いたします。

    3
  • 33回忌法要へ香典の金額はいくら?香典の書き方や水引きも解説のサムネイル画像

    33回忌法要へ香典の金額はいくら?香典の書き方や水引きも解説

    年忌法要はお住いの地域や宗旨により方法はそれぞれ異なりますが、33回忌の法要は節目に当たる大きな法要ですよね。法要の際、恥をかかないように基本的な香典マナーはきちんと知っておきたいものです。この記事では、33回忌の香典の相場やマナーについて説明していきます。

    4
  • 13回忌の香典の金額相場はいくら?故人との関係別に紹介しますのサムネイル画像

    13回忌の香典の金額相場はいくら?故人との関係別に紹介します

    13回忌法要に参列するにあたり、香典はどのくらい包めばいいんだろうと悩んでいる方はいませんか?久しぶりに親族が一同に会する中で、香典のマナーを知らないことで恥をかきたくないですよね。今回は、13回忌法要における香典の金額相場について詳しく説明します。

    5

シェアする

事業主の方はこちらから

今後事業を大きく広げていくので、葬儀関連をはじめとする、あらゆる事業主の方の事前登録を受け付けております。

関連する記事

「祥月・命日」についてさらに知りたい方へ

命日にすること・過ごし方・お供え物の選び方のサムネイル画像

命日にすること・過ごし方・お供え物の選び方

一周忌の次はなぜ3回忌なの?法要の流れについても解説します!のサムネイル画像

一周忌の次はなぜ3回忌なの?法要の流れについても解説します!

祥月命日法要のお布施の金額相場とは?表書きの書き方についても解説のサムネイル画像

祥月命日法要のお布施の金額相場とは?表書きの書き方についても解説

3回忌法要はいつ行う?間違えやすい年忌法要の数え方を解説します!のサムネイル画像

3回忌法要はいつ行う?間違えやすい年忌法要の数え方を解説します!

回忌の数え方をご紹介!宗派別の回忌法要についても解説しますのサムネイル画像

回忌の数え方をご紹介!宗派別の回忌法要についても解説します

7回忌法要はいつ行えばいいの?香典やお布施などのマナーも解説!のサムネイル画像

7回忌法要はいつ行えばいいの?香典やお布施などのマナーも解説!

年回忌って命日から数えるの?簡単に計算できる方法を紹介します!のサムネイル画像

年回忌って命日から数えるの?簡単に計算できる方法を紹介します!

法事や法要を追善供養と言うけれど、その意味や方法は?のサムネイル画像

法事や法要を追善供養と言うけれど、その意味や方法は?

17回忌のお布施の金額はいくら?回忌別のお布施の金額も解説しますのサムネイル画像

17回忌のお布施の金額はいくら?回忌別のお布施の金額も解説します

一周忌のお墓参りでのマナーや服装について詳しく解説します!のサムネイル画像

一周忌のお墓参りでのマナーや服装について詳しく解説します!

人気のキーワードの記事一覧

キーワード記事一覧へのリンクです

ランキング

よく読まれている記事です

お坊さん派遣サービスの【費用や口コミ】を一括比較!のサムネイル画像

お坊さん派遣サービスの【費用や口コミ】を一括比較!

1
火葬炉はどうなっているの?火葬炉の種類や仕組みを徹底解説します!のサムネイル画像

火葬炉はどうなっているの?火葬炉の種類や仕組みを徹底解説します!

2
一周忌のお悔やみの手紙の書き方について、例文やマナーを紹介しますのサムネイル画像

一周忌のお悔やみの手紙の書き方について、例文やマナーを紹介します

3
33回忌法要へ香典の金額はいくら?香典の書き方や水引きも解説のサムネイル画像

33回忌法要へ香典の金額はいくら?香典の書き方や水引きも解説

4
13回忌の香典の金額相場はいくら?故人との関係別に紹介しますのサムネイル画像

13回忌の香典の金額相場はいくら?故人との関係別に紹介します

5

関連する記事

「祥月・命日」についてさらに知りたい方へ

命日にすること・過ごし方・お供え物の選び方のサムネイル画像

命日にすること・過ごし方・お供え物の選び方

一周忌の次はなぜ3回忌なの?法要の流れについても解説します!のサムネイル画像

一周忌の次はなぜ3回忌なの?法要の流れについても解説します!

祥月命日法要のお布施の金額相場とは?表書きの書き方についても解説のサムネイル画像

祥月命日法要のお布施の金額相場とは?表書きの書き方についても解説

3回忌法要はいつ行う?間違えやすい年忌法要の数え方を解説します!のサムネイル画像

3回忌法要はいつ行う?間違えやすい年忌法要の数え方を解説します!

回忌の数え方をご紹介!宗派別の回忌法要についても解説しますのサムネイル画像

回忌の数え方をご紹介!宗派別の回忌法要についても解説します

このページの先頭へ

終活ねっと  Copyright© 株式会社 終活ねっと