葬儀のための旅費は誰が払う?相続税の控除対象費用であるかも解説

遠方からの葬儀の参列には交通費・宿泊費・食費等の旅費がかさみます。では、この葬儀の参列にかかる費用は誰が負担するのでしょうか?一般的には旅費は参加者が支払うと思われていますが、実際はどうなのでしょうか。今回は葬儀のための旅費について詳しくご説明いたします。

目次

  1. 葬儀のための旅費について
  2. 葬儀のためにかかった旅費は誰が払う?
  3. 葬儀のためにかかった旅費は相続税控除?
  4. 一般的な葬儀にかかる費用とその内訳
  5. 葬儀のための旅費に関するまとめ

葬儀のための旅費について

葬儀

葬儀を執り行う際に、近隣の方だけではなく遠方から親戚等が参列されることもよくありますよね。
しかし、身近な葬儀であれば良いですが、遠方へ赴き参列するには様々な諸費用がかかってしまいます。

では、葬儀のためにかかった旅費を一体誰が負担するのでしょうか?
旅費に関しては、一般な支払いについての考え方の他にも地方や、親族の考え方も違ってきます。

そこで、今回終活ねっとでは、一般的な葬儀にかかる旅費を誰が支払うのかについて分かりやすくご紹介いたします。

  • 葬儀のためにかかった旅費は誰が払う?

    葬儀にかかった交通費・宿泊費について誰が支払うのか説明します。

  • 葬儀のためにかかった旅費は相続税控除?

    相続税控除について旅費が含まれるのか説明します。

  • 一般的な葬儀にかかる費用とその内訳

    今回のテーマである旅費以外にかかる葬儀費用について説明します。

葬儀の旅費に関する様々な情報を掲載しております。
ぜひ最後までご覧下さい。

葬儀のためにかかった旅費は誰が払う?

葬儀

葬儀は故人の成仏を祈るだけではなく、残された人々が故人の死を心で受け止める大切な儀式です。

故人の成仏を祈るため、親族以外にも友人や知人、遠方の親戚等が多数参列しますよね。
では、遠方の葬儀に行く際、必要な旅費は一体誰が支払うのでしょうか?

一般的に結婚式などでは、遠方から来られるゲストの旅費は主催者側が負担することがマナーとなっています。
ただし、海外挙式等で旅費が高額になる場合は、ゲストが負担するケースもあります。

では、葬儀では誰が旅費を負担するのでしょうか?
以下で詳しくご説明いたします。

葬儀参列者の旅費は基本自費

葬儀も結婚式同様、故人の親族などが遠方から参加されることは多いですよね。
しかし、葬儀では残された家族・友人が故人の成仏を祈るために集まるため、自主参加という意味合いが強くあります。
そのため、葬儀にかかる旅費は基本的に自己負担となります。

遠方からの参列であれば宿泊費が必要なケースも多く、旅費が高額になってしまうこともあります。
わざわざ、遠方から参列してくださったのに何もしないのは悪いのではないかと思う方も多いですよね。
このような場合、遠方から来た方に配慮をするため、宿の手配をしておくと良いでしょう。

ただし、親戚同士で以前に旅費の負担をしてもらった事があった場合は、旅費を渡す必要があります。
親戚同士で申し合わせをするケースが多いので、事前に確認をしておくと良いでしょう。

補足として、葬儀に来ていただく神職の方や僧侶に関しては、お車代として交通費を支払う必要があります。
これは、神職の方へのマナーとなっていますので必ず忘れずに行いましょう。

遠方から来てくださった参列者へのお礼は?

では、遠方から来てくださった参列者に対して、どのようにお礼をすればいいのでしょうか?

遠方からの参列者に対しては、来てくださった感謝の意味を込めて贈り物をすると良いでしょう。

では、どんなタイミングで贈るのが良いでしょうか?
葬儀の間に贈るのではなく、お歳暮やお中元といったタイミングを見計らい、お礼の品を贈ると良いです。
いつも贈っているのであれば品をグレードアップし、感謝の気持ちを手紙に書いて添えると、相手に気持ちが伝わるでしょう。

また、葬儀中にわざわざ遠方から参加してくださった旨について挨拶をし、ねぎらいの言葉をかけると良いでしょう。
感謝の心を示すことで、金銭面以上に相手に思いが伝わります。

なお、遠方者からの香典については、故人への気持ちとして受け取るのがマナーですので、拒否せず快く受け取りましょう。

葬儀のためにかかった旅費は相続税控除?

お金

葬儀費用は、故人が支払うのではなくご遺族が負担するものですが、葬儀にあたって必ず必要となる経費です。
では、葬儀費用を相続税から控除できることをご存知でしょうか?

ここでは、相続税の計算で何が控除の対象となるのか、詳しく説明していきます。

相続税とは?

では、相続税とはそもそもどんな税金なのでしょうか。
相続税とは名前の通り、相続者に故人の財産である預金や不動産を引き継ぐ際に発生する税金です。

相続税の税率は最高で55%と非常に高いため、相続税の控除対象をしっかりと把握しておくことをおすすめします。

相続税の控除対象となるものは?

相続人が課税価格の算定をする際に控除すべき物を差し引いて課税価格を設定します。

以下の表に相続税の控除対象となるものをまとめたので、ご参考にしてください。

  • 税金の未納分

    被相続人の所得税・住民税・固定資産税の未納分がある場合の未納分

  • 銀行からの借り入れ

    被相続人が借金を残して亡くなった場合の借金と支払い利息

  • 入院・治療費の未払分

    被相続人の入院・治療による費用の未払分

  • 事業上の買掛金・未払い金

    被相続人が事業をしていた場合に、事業によって発生した買掛金・未払い金

  • 葬儀費用

    本葬費用、火葬費用、通夜費用、お寺への支払い、埋葬費用、納骨費用等の葬儀に関わる費用

葬儀のための旅費は相続税の控除対象?

ここでは、葬儀にかかる旅費が相続税の控除対象に含まれるのかどうか、詳しくご説明いたします。

喪主の旅費

喪主の旅費は、葬儀の本葬費用として計上することができます。

喪主に関しては自主参加ではなく、必ず参加が必要となるからです。
ただし、適正範囲内での宿泊費に留めておく必要はあるので注意しましょう。

参列者の旅費

参列者の旅費は、一部ケースを除いて控除対象には含まれないことが通例です。

控除対象としてみなされるケースとしては、親戚間で旅費の支払いが慣例化しており、適正な金額である場合です。
基本的には控除対象となりませんので注意しましょう。

一般的な葬儀にかかる費用とその内訳

お金

一般的に葬儀費用はどのくらいかかるのでしょうか?

葬儀を執り行った事がない方には、いまいちピンとこないかもしれません。
ここでは、簡単に一般的な葬儀費用について説明いたします。

葬儀にかかる費用

葬儀費用については、どの程度の規模で葬儀を執り行うかで金額が大きく異なります。
また、地域によっても大きく異なりますので、詳細については葬儀場に問い合わせるのが確実です。

全国の一般葬における平均費用は150万程度となっています。
以下に、葬儀別の概算を載せておきますのでぜひ参考にしてみてください。

  • 一般葬(一般的な葬儀) 約130万円~150万円

    参列者:50名程度
    内容:お通夜 告別式 火葬

  • 家族葬(身内だけで行う) 約70万円~90万円

    参列者:20名程度
    内容:お通夜 告別式 火葬

  • 1日葬(通夜は行わない) 訳50万円~60万円

    参列者:30名程度
    内容:告別式 火葬

  • 直葬・火葬式(費用を抑え簡素に) 訳20万円~30万円

    参列者:10名程度
    内容:火葬

葬儀費用の内訳

今回は一般葬を例に葬儀費用の内訳を記述します。
概ねの金額となっていますので、葬儀規模や地域によって金額の差異があるのでご了承ください。

費用の内訳 金額
葬儀費用一式(式場・祭壇費用等・その他雑費) 90万円
飲食接待費用(お通夜・告別式での料理代等) 30万円
寺院の費用(宗教者への謝礼等) 30万円
合計 150万円

以下の記事では葬儀の費用について詳しくご紹介しております。
ぜひこちらの記事も併せてご覧ください。

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葬儀のための旅費に関するまとめ

お墓

いかがでしたでしょうか?

今回の記事では、葬儀の旅費は誰が負担するのかについて詳しく説明をしてきました。
これまで、遠方からきた参列者の旅費を誰が支払うのか、なかなかご存知無かった方も多いと思います。

記事の内容をまとめると以下のようになります。

  • 葬儀の旅費は基本的に自己負担である。

    葬儀の旅費は基本は自己負担だが、ケースによっては喪主が支払うこともある。

  • 遠方の参列者にはお礼として贈り物をする。

    お礼はお歳暮かお中元で、感謝の気持ちを表すと良い。

  • 旅費の相続税控除はケースによって変わる。

    喪主の旅費は相続税控除対象に含まれる。
    ただし、親族間で旅費の支払いが通例であれば要相談である。

葬儀に関しての旅費の取り扱いから相続税の控除についてご紹介してきました。
今回の記事が、皆さまの一助となれば幸いです。

終活ねっとでは、葬儀に関して様々な情報を載せていますので、ぜひ他の記事も参照してください。
最後までお読み頂きありがとうございました。

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