家族葬の案内看板について

最近では、様々な社会的な背景や経済的事情により、従来のような盛大な葬儀ではなく、家族や親族のみで葬儀を行う家族葬などの小さな葬儀を執り行う方が増えてきています。
一般的な葬儀では、参列者のために看板を設置することもありますが、家族葬のように小さな葬儀においても、案内看板は設置した方が良いのでしょうか。
今回、終活ねっとでは、家族葬の案内看板について、以下のようなポイントを中心にまとめていきます。
- 葬儀の案内看板は何のためにあるのか、案内看板を設置する理由について
- 家族葬の場合、案内看板を設置する必要はあるのか
- 家族葬における案内看板を設置する場合の費用や注意点について
- 家族葬は実施当日どのような流れで行われるのか
- 家族葬の規模や費用はどのようになっているのか
家族葬の案内看板だけでなく、家族葬の当日の流れや家族葬の費用や規模まで詳しく解説していきたいと思います。
家族葬をご検討の方や、家族葬について知りたい方にとって参考になる情報をたくさん掲載しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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葬儀の案内看板は何のためにあるの?

葬儀を実施する会場は、普段はあまり馴染みのある場所とは言えませんので、参列者も実際の葬儀会場までの道順について詳しく知っている方は少ないでしょう。
したがって、参列者が道に迷わないように、葬儀会場の幹線道路沿いなどに、葬儀の案内看板を出すことが一般的です。
案内看板は葬儀社が準備をしてくれますので、施主が何か事前に準備することはありません。
葬儀会場までの案内看板を出して参列者が迷わないようにすることで、葬儀も滞りなくすすめることができます。
家族葬に案内看板は必要?

上述したように、一般的には葬儀会場までの案内看板を出して参列者が迷わないようにすべきですが、家族葬のように身内だけで実施するような葬儀でも、看板を出すべきでしょうか。
家族葬は、家族や親族、親しい友人などに限定して実施する葬儀です。
したがって、あまり広く知らしめたくない葬儀の形式となっています。
そのような家族葬でも、案内看板は出す必要があるのか、以下で解説していきます。
家族葬に案内看板はなくてもいい
家族葬の葬儀形式は、家族や親族のみで行うような小さな葬儀です。
したがって、基本的にはあまり葬儀の実施を公表する必要性のない葬儀であることから、案内看板は必ずしも用意しなくても良いこととなります。
ただし、参列される方が遠方からいらっしゃることとなる場合や葬儀会場の場所が分かりにくい場所にあるなど、参列者が道に迷ってしまう可能性がある場合には、案内看板を出してあげるのが親切でしょう。
案内看板を無くすことで費用を抑えられる
一般的な葬儀の場合、葬儀の案内看板は基本的な料金に含まれていることがほとんどですが、家族葬の形式で実施する場合、案内看板は基本的な料金とは別で、オプションとなっていることがあります。
したがって、看板を設置することとなるとオプション料金が別途、発生することとなります。
家族葬は少数の参列者で実施する葬儀の形式ですので、葬儀会場までの道順などを事前に施主から知らせるなどをして看板を設置しなければ、その分の費用を抑えることができます。
家族葬の看板を設置する場合は?

では、家族葬でも案内看板を設置する必要がある場合、気になってくるのはどのくらいの費用がかかるかという点ではないでしょうか。
看板を設置することとなる場合、交差点や道路沿いに看板を設置することとなりますので設置する際の注意点などについても気になるところでしょう。
以下では、案内看板の設置に必要となる費用や設置の際の注意点についてもご紹介していきます。
家族葬の看板の設置費用
家族葬の場合、葬儀の案内看板はオプションとして、基本的な料金とは別でオプション料金がかかります。
一般的には、看板数枚がセットで5,000円程度〜の料金となっているところが多いようです。
市町村によっては案内看板禁止の地区も
案内看板を設置する場合、注意したい点が、葬儀を執り行う市町村によっては案内看板の設置を禁止する地区もある点です。
葬儀の案内看板は、基本的には葬儀社が準備を進めて設置してくれます。
そのため、葬儀の案内看板には葬儀社の会社名などが大きく掲載されていたりする場合があり、設置が禁止される主な理由としては、宣伝用の看板に見えて景観を損ねてしまうという点が挙げられます。
家族葬当日の流れとは?

家族葬を執り行う場合、当日はどのような流れで葬儀は進行するのでしょうか。
当日の進行の流れを把握しておくと家族葬のイメージがつきやすく、家族葬を検討する際の情報として非常に参考になってくるでしょう。
以下では、家族葬での受付の決め方から当日の流れまでを解説していきます。
家族葬でも受け付けは必要?
一般的な葬儀ではたくさんの参列者いらっしゃいます。
中には施主と面識のない方もいらっしゃる可能性がありますので、受け付けを設置する必要があります。
では、親しい参列者に限定される家族葬でも受け付けを設置する必要があるのでしょうか。
以下では、家族葬での受け付けについて解説していきます。
家族葬でも受け付けを必要とする場合がある
家族葬であっても家族や親族のみならず、近所の方や会社の関係者などが参列され、香典を受け取ったりする必要がある場合には、受け付けを設置する必要があります。
家族葬は参列者が少数で限定的というだけで、一般的な葬儀と流れは変わりません。
したがって、参列者は香典を持参しますし、場合によっては香典返しなども必要になります。
受け付けが設置されていないと、参列者をしっかり把握することができませんので、参列者を把握する必要がある場合には受け付けを設置するようにしましょう。
受け付け係の決め方
受け付け係は誰がやっても基本的には問題ありませんが、ご近所の方にお願いしたり、少し遠い親戚にお願いするのが一般的です。
故人と血縁間駅にある方や近い親戚の方は、受け付けに選ばないようにしましょう。
故人と血縁関係にある方や近い親族の方を受け付けに選んでしまうと、参列者の方への対応やお焼香の順番が早く回ってきてしまうなど、受け付けで参列者の把握や香典の管理まで行なっている余裕がなくなってしまうからです。
受け付け係の仕事
葬儀の受け付け係の主な仕事としては、参列者への記帳の促しと香典の受け取りです。
受け取った香典は誰がいくら持参したのかをしっかり管理する必要があります。
したがって、受け付け係は香典の会計の役割も担うこととなり、お金を管理する必要がありますので、責任は非常に重大です。
葬儀の受け付けについては詳しい記事を用意しています。
以下のリンクから記事をご参照いただき、本記事と併せて確認してみてください。
葬儀の受付の手伝いの流れって?マナーや挨拶、香典の扱い方も紹介!
葬儀の受付の手伝いを頼まれたとき、慌ててしまう方もいるのではないでしょうか。そもそも葬儀の受付の手伝いは何をするのか、よく分からないという人も多いと思います。今回は葬儀の受付係は何をするのか、手伝いの流れ、マナーや香典の扱い方などをご紹介します。
家族葬の流れ
家族葬の当日の流れを整理すると、以下のように進行するのが一般的ですので、参考にしてみてください。
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開式
受け付けを終え、参列者の方が会場に着席し、開始時刻になると僧侶が入場し、葬儀の開式となります。
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弔辞
故人と所縁のあった友人などにから弔辞をいただきます。
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焼香
一般的な葬儀では、一般会葬者の焼香まで行いますが、家族葬では参列者が限定されるため、主に家族や親族が中心となります。
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告別式の開式
焼香まで済んだ後は僧侶が退場し、告別式が始まります。
告別式では、棺に花をつめ故人との最後のお別れをする儀式が行われます。 -
喪主の挨拶
出棺される前に、喪主により参列していただいた方に向かって挨拶を行います。
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出棺
葬儀会場から火葬場まで、喪主は霊柩車に乗り、参列者はマイクロバスに乗って出棺します。
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火葬
火葬の前に故人と最後のお別れをし、火葬炉に入れて着火します。
火葬炉の前で僧侶による読経が行われます。
火葬が終わったら、故人の骨を拾い骨壷に納めて火葬場を後にし葬儀会場に戻ります。 -
精進落とし
精進落としの場を設けている場合には、参列者とともに会食を行います。
家族葬では、精進落としを行わない場合もあります。
家族葬の規模・費用はどのくらい?

小さな葬儀の代表的な形式でもある家族葬ですが、実際に行われている家族葬の規模や費用はどのくらいなのでしょうか。
以下では、家族葬の規模、一般的にかかる家族葬の費用などについて解説していきます。
家族葬の規模
家族や親族のみで執り行う家族葬ですが、お呼びする親族はどのくらいの範囲までお呼びするのが一般的なのでしょうか。
どの程度の親族まで声をかけるべきかは、その後の親族関係を考えても悩みやすい問題です。
家族葬にはどこまで呼ぶ?
家族葬にどこまで呼ぶかについては、基本的には決まりはありません。
ただし、その後の家族関係、親族関係を考慮すると、呼ぶかどうか迷った方は基本的には呼んでおいたほうが無難でしょう。
声をかけられない場合、後々になってトラブルになる原因になったり、後日、自宅へ弔問に訪れる可能性もあります。
家族葬への平均参列者数
家族葬に参列される方の平均的な人数としては、全国的な平均ですと10人〜30人程度とされています。
ただし、親族関係が広かったり、一般葬が当たり前の地域などにおいては、参列する方も増える可能性があります。
上記はあくまで全国的な平均として捉え、ご自身の環境や地域の風習などを考慮して参列者の人数を検討すると良いでしょう。
家族葬にかかる費用
小さな葬儀といわれる家族葬ですが、葬儀にかかる費用はどのくらいになるのでしょうか。
葬儀を検討するうえで、費用の問題はとても重要な問題です。
ここでは、家族葬にかかる費用を紹介いたしますので、ぜひ検討してみてください。
家族葬にかかる費用はどのくらい?
家族葬にかかる費用の額としては、一般的には60万円程度から150万円程度とされています。
葬儀の費用は、参列者の人数や葬儀の内容によって大きく異なります。
参列者の人数が限られても、盛大に行うような葬儀内容となるとその分、費用はかかりますので、予算と葬儀内容を比較しつつ、検討するのが良いでしょう。
一般葬に比べて安いの?
一般葬と費用を比較すると、全国的な平均としては200万円とされている一般葬よりも家族葬の費用は安いといえるでしょう。
しかし、参列者からいただいた香典を葬儀費用に充てることを考えると、一概には家族葬の方が安いとはいえません。
つまり、参列者がたくさんいらっしゃる一般葬の場合、たくさんの参列者からいただく香典の金額が多くなります。
その分を葬儀費用に充てることで、実質的にかかる費用を抑えることができますが、参列者の数が少ない家族葬の場合、香典の金額が少なくなりがちです。
香典の金額までを考慮すると、家族葬の方が必ずしも費用が安いとはいえない場合も出てきます。
以下の記事では、家族葬の費用について内訳や支払い方法まで紹介しています。
あわせてご覧ください。
家族葬の費用っていくらなの?費用の内訳や支払い方法もご紹介!
家族葬の費用はいくらなのでしょうか?家族葬イコール安いというわけでもありません。安いと思って家族葬を選択したら、一般葬よりも高くついてしまったということもあります。一方、家族葬の費用を安く抑える方法もあります。家族葬にかかる費用について、全てをご紹介します。
家族葬の看板に関するまとめ

いかがだったでしょうか。
今回、終活ねっとでは、家族葬の看板について以下のように紹介してきました。
- 一般的に葬儀の案内看板は、葬儀会場があまり馴染みのある場所ではないので、参列者が迷わないようにするために用いる。
- 家族葬は限定された参列者のみで実施する形式であるため、案内看板を出さなくても良い。
また、看板を出さないことで費用も抑えられる。 - 家族葬でも看板を出す場合、費用としては看板数枚がセットで5,000円程度が相場となっている。
ただし、景観を損ねるとの理由から、看板の設置を禁止している市町村があることに注意する。 - 家族葬でも香典を受け取ったりする場合には受け付けを設置すべきである。
受け付け係は香典の管理などを行うのが主な仕事であり、血縁の遠い親族や近所の方に担ってもらう。
家族葬の当日の流れは、一般的な葬儀の流れとほぼ同じである。 - 家族葬の費用は60万円〜150万円程度の範囲が相場。
後々のトラブルを避けるため、葬儀に呼ぶか迷った親族は呼ぶようにすると良い。
参列者の人数は、平均で10人〜30人程度。
一般的な葬儀と比べて費用は安いが、香典が少ない分、一般的な葬儀より費用の負担が少ないとは言えない。
今回の記事を、葬儀を検討する際の選択肢として家族葬を検討されている方や、家族葬について知識を深める際の参考にしていただけたら幸いです。
なお、家族葬において喪主がやることや喪主の挨拶、マナーなどについて解説した記事も用意しています。
今回の記事と併わせて、以下のリンク先もご参照ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。